Amazonプライム見放題終了作品 必見東映劇場アニメ5本紹介

Amazonプライムで30日以内くらいに見放題が終了してしまう作品の中から、見ておくべき東映アニメ5本を紹介します。

白蛇伝

1958年公開の日本初のカラー長編アニメ作品。

NHKの連続テレビ小説『なつぞら』で、なつが初めて制作した「白蛇姫」の元ネタでもあります。元は中国の寓話であり、少年に飼われていたが大人たちの反対により捨てられた白蛇が十数年後、妖術の力により人間になり現れて恋に発展といったストーリー。

なつぞらでも描写されていましたが、ディズニーと同様、俳優の演技をトレース作画するライブアクションを取り入れており、繊細な動き、白娘の艶かしさがある表情が見応えあると共に、動物の動きだったり、後半の波のエフェクト等も素晴らしいです。宮崎駿監督が、この作品を見て東映に入社していて、ポニョにオマージュシーンがあったり影響を与えています。

わんぱく王子の大蛇退治


1963年公開の東映劇場アニメ。

この作品も『なつぞら』にて、わんぱく牛若丸という作品として登場しております。日本神話をモチーフにした作品で、金太郎風の主人公スサノオが、唐突に死んだ母のいる黄泉の国を目指して、異国を冒険するという話。

動物キャラのコミカルさが洗練されており、この翌年に日本で公開される「トムとジェリー」を思わせるような表現が見られます。あと、音楽がゴジラの伊福部昭さんでアガる。

太陽の王子 ホルスの大冒険


高畑勲さんの初監督(演出)作品。場面設計・美術設計は宮崎駿さんで、ジブリの原点が垣間見れます。興業的には失敗してしまったけど、子ども向けの作品で、大人向けのテーマを取り込んだ実験作であり、必見です。

空飛ぶゆうれい船

1969年公開。原作は石ノ森章太郎さんの短編。脚本は監督の池田宏さんと辻真先さんの共同。

映画評論家の町山智浩さんが、小学1年生の時に見て、世の中の見方が変わり、大きな影響を受けたと語っており、作品の解説もあります(有料)。

どうぶつ宝島

https://www.amazon.co.jp/dp/B01N2I7M2E

1971年公開。東映20周年記念作品。冒険小説として有名な『宝島』が原作。

宮崎駿さんがアイデア構成として関わり、ヒロインのキャシーを生み出していて、宮崎ヒロインの原点と言えるキャラ。完全に子ども向けのシンプルなストーリーですが、コミカルなアクションシーンなど見応えあり。


あとは、細田守監督の劇場デビュー作のデジモンアドベンチャーも、観ていない方は観ておくべきだと思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?