薬剤師は薬を出すのではなく止める仕事です

はれて国家試験に合格し春から現場で力を発揮する薬剤師の皆さんへ
皆さんのお仕事は処方箋通りにお薬を取り揃え、説明をしたり病状を聞いてお薬を交付することではありません。
お薬手帳や初回アンケートの内容を見て、処方内容がこの患者さんにとって適切かを確認し、必要に応じ患者さんやドクターに話を聞きお薬を止めたり変更したりすることがお仕事です。
副作用歴や重複、相互作用、生活習慣にマッチしていない用法、既往歴、年齢や腎機能に応じた用量などについて処方せん毎に確認、判断しお渡ししているわけです。
頭を動かす部分のため、なかなか患者さんからは理解されません。
お薬ひとつでなんでこんなにまたされるんだ、病院でも説明して先生が出してるんだからいいんだとか言われたりするものです。
そんな人も含めて患者さんの安全と健康をサポートするのが我々薬剤師の仕事なのです。
理不尽なことがあったら、原典にたち戻りましょう。
薬剤師法第一条の役割などを見直して自分達の仕事を見つめ直して見ましょう。

頂いたサポートは更なる活動の原動力とさせて頂きます。