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解散に寄せて

 何の気持ちの整理も出来ないまま今日を迎えてしまった。本日、2018年4月よりやってきたバンドの歴史を今ここに終了する。これからだろ、言われればきっとそうなんだろう。でも「もうこれで御終い」と言ってしまえばアッサリ終ってしまう、そういうもんか。ね、そう歌ってたし。

 コロナ禍という環境もあってか解散してくバンドたちの報告をタイムライン上で眺めることがここ最近多かった。その何とも言えないウシロ姿を想像するたびに「自分達は大丈夫」と言い聞かせていた、でもそんなものは過信だったのかもしれない。

 この4年間で、それまでの自分からはあり得ないほどの経験と出会いをし、音を奏でた。コンテストでの優勝や夏フェスへの出演、冠ラジオ番組、CM曲、日本各地でのライブ、知らない街で知らない人の前で演奏する。ギュッと濃すぎるこの4年は代え難い経験だ。その関わってくれたすべての人に感謝してもしきれない。有難う。そしてメンバーには本当に、言葉で言い表せないほどの気持ちを送りたい。応援してくれた友人達にも頭が上がらない。そんなのわざわざ言わなくても伝わるとは思うけど、ちゃんと言わせてくれ、有難う。

 サンキュー!と叫んで音を掻き鳴らすことが最後に出来ないのが少し心残りなのと、期待してお仕事を任せてくれていた皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいだったりするが、これからも是非後輩たちの音楽を、この地域のみならず伝わるようお力添えいただきたい、と思う所存。わがままですが何卒。またどこかで、お会いしましょう。2021.02.01



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