粉末茶あれこれ

　本記事は、連続投稿チャレンジ「 #買ってよかったもの 」タグの参加記事です。

駿府堂茶舗 インスタントパウダー茶　ほうじ茶１８０ℊ×１パック【完全に溶ける | チャック付き袋】 (ほうじ茶１８０ｇ×１パック)

　これです。と５文字と１リンクで話が終わってしまうのもアレだから、以下に背後関係を連ねよう。

　粉末茶はいい。
　水があれば、ペットボトル飲料を勝ってくる手間なく美味しいお茶が飲めるのだ。――と思っていた時期が私にもありました。

　粉末茶はいい。しかし、商品による。
　それが現在わたしの忌憚のない意見である。

　まず粉末茶は、「茶粉末」と「インスタント茶」に分かれる。

　茶粉末は読んで字の如く、茶葉を細かく粉砕したもの。比較的風味豊かで茶殻も出ない。茶葉の栄養もまるごととれていい事ずくめ。ただし当然器には茶殻粉末が沈殿する（そりゃそうだ、水溶性じゃないもの）ので、見た目はわるい。食器洗いもちょっと手間。喉に引っかかる感じもあるかな。

　インスタント茶はたぶん（食品加工の島の人じゃないので確証はないよ）、茶の抽出液をスプレードライしてできた粉末にデキストリン粉末を足し、粒度を維持したもの。栄養的にはたぶん無。茶葉の栄養もほぼない。
　ただ茶殻粉末がないので見栄えがよく喉にひっかからず食器洗いも楽ちん。

　この２者をしばらく使い込んだ結果、当家では「茶はインスタント茶、しかもほうじ茶に限る」という結論に落ち着いた。
　いやね、天下の伊藤園さんがインスタントの緑茶とほうじ茶出しているのでしばらく飲み比べたんですけど、インスタント緑茶はたぶんあえて茶葉の澱が出るようにつくってるんですね。
　製品としては「急須のお茶」の代替で、「ペットボトル緑茶」の代替ではないわけですわ。で、悪いけど当家はお茶の澱は好みじゃないんですわ。

　そうして「インスタントほうじ茶」に対象を絞ったところで、問題になるのはコストカット。伊藤園さんは泣く子も黙る一流メーカーであるからして製品は美味しいんだけど高いんですねちょっと。
　そこで一時期は柳屋茶楽さんのパウティーに浮気していた。
　こちら、いろいろなフレーバーのお茶を粉末化しているので楽しいですよおすすめ。

　ここが安息の地になったかと思いきや、最近ちょっと製法変更があったようで、溶け残りが出るようになって、澱が目立ちはじめたんですね。なので当家はネクストパウティーを探しました。
　そうして見つけたのが一番上にある駿府堂茶舗さんの商品だったと、そんな次第でございます。

　茶殻の処分がダル…げふげふ、めんどくさいのでお茶っ葉をあれこれ買うほどまではいかないんだけど、さりとて日頃飲むものは安くて美味しいに限る。
　そんなあなたに粉末茶、おすすめですぞ。