2023/07/03(月)のゾンビ論文 ゾンビと化した都市

ゾンビについて書かれた論文を収集すべく、Googleスカラーのアラート機能を使っている。アラート設定ごとに、得られた論文を以下にまとめる。

アラートの条件は次の通り。

  1. 「zombie -firm -philosophical -DDos -xylazine -viability -gender」(メイン)

  2. 「zombie」(取りこぼしがないか確認する目的)

メインの検索条件は次の意図をもって設定してある。

  • 「zombie」:ゾンビ論文を探す

  • 「-firm」:ゾンビ企業を扱う経済学の論文を排除する

  • 「-philosophical」:哲学的ゾンビを扱う哲学の論文を排除する

  • 「-DDoS」:ゾンビPCを扱う情報科学の論文を排除する

  • 「-xylazine」:ゾンビドラッグことキシラジンに関する論文を排除する

  • 「-viability」:細胞の生死を確認するゾンビ試薬を使う医学の論文を排除する

  • 「-gender」:ジェンダー学の論文を排除する

また、「zombie」の内容も確認するのは、上記の検索キーワードで不必要にゾンビ論文を排除していないかを確かめる目的である。

それぞれのヒット数は以下の通り。

  1. 「zombie -firm -philosophical -DDos -xylazine -viability -gender」ゼロ件

  2. 「zombie」四件(差分四件)



検索キーワード「zombie -firm -philosophical -DDos -xylazine -viability -gender」

なし。


検索キーワード「zombie」

このキーワードでは「zombie」ゾンビ論文がアラートに入ってくる。誤ってねらいのゾンビ論文を取りこぼしていないかチェックするために、こちらの検索結果もチェックしておく。

レビュー:非デザイン: 建築、自由主義、市場と氷山、ゾンビ、極薄: 21 世紀の建築と資本主義

原題:Non-Design: Architecture, Liberalism, and the Market and Icebergs, Zombies, and the Ultra Thin: Architecture and Capitalism in the Twenty-First Century
掲載:Journal of the Society of Architectural Historians
著者:Anthony Fontenot
ジャンル:書評

Matthew Soules作の『Icebergs, Zombies, and the Ultra Thin: Architecture and Capitalism in the Twenty-First Century』の書評のようだ。zombieの単語は"zombie urbanism"という文字列で出てくる。

上記サイトによれば、「売れても住んでいない 住宅がたくさんあるという現象。」とのこと。まさにゾンビ都市だ。

経済に言及しているため、「-firm」で排除されたのだろうか。


2000年頃のゴシック映画: 新しい姿をした古いモンスター

原題:Gothic Cinema Around 2000: Old Monsters in a New Guise
掲載:Gothic Cinema
著者:Katharina Rein
ジャンル:比較文化学

タイトルの通り。こういった映画や小説などフィクションの評論にはなぜかgenderの一語があるため、それで排除されたものと考えられる。


境内と約束

原題:Precincts and Promises
掲載:The Empathic City
著者:Evelyne de Leeuw
ジャンル:政治学

"zombie policy"という文字列が見られる。「明らかに効果のない社会的選択」という意味らしい。「-firm」で排除されたのだろうか。わからない。本物のゾンビが出てくる論文でないことは確か。


意識の難しい問題についての説明的な楽観主義

原題:Explanatory Optimism about the Hard Problem of Consciousness
掲載:このタイトルの本がある
著者:Josh Weisberg
ジャンル:哲学

間違いなく「-philosohpical」で排除された。意識ときて哲学的ゾンビでないなどありえない。



まとめ

「zombie -firm -philosophical -DDos -xylazine -viability -gender」はゼロ件だった。

検索条件を複数設定し、一度にヒットするゾンビ論文の数を減らすことを目的として、今までアラートの確認を行ってきた。であれば、今回はその目論見が成功したといってもよいのだろうか。見逃し確認用の条件にもねらいの論文はなかったことだし。

しかし、どの条件で排除されたかがわからない。いい加減、「zombie」の検索結果を確認することにも疲れてきたところだ。どうにかして作業量を減らしたいが、何を検討すれば減らしてもよいと結論できるのだろうか。

今日はねらいのゾンビ論文なし。


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