別府市中心部の温泉(明治期) 7 小野弘 2018年1月26日 11:53 楠温泉 クスノキの大木の根元から湯が湧くところから、その名前がある。明治維新の元勲井上馨が幕末、長州から別府に逃れてきてこの温泉で刀傷を癒やしたことで知られる。(※楠温泉は現存せず、ポケットパークになっている) 不老泉 明治35年に建てられた3階建てで、当時としては最大規模の豪壮な建築物。3階からの眺望も売り物だった。 田の湯温泉 田の湯温泉界隈は、鉄道開通(明治44年)をきっかけに旅館街ができた。画面奥の旅館は喜久屋。 霊潮泉 別府港ぞいに明治26年新設された大型浴場。この絵葉書は西側(山手側)を撮影している。(※霊潮泉は現存せず。ゆめタウン別府の山手側の駐車場の位置にあった) 竹瓦温泉 瓦葺きの平屋建て(湯気抜きのせいで2階建てに見えるが平屋)で、明治35年に築かれた竹瓦温泉。画面奥の3階建ては関屋旅館。 寿温泉 絵葉書の説明には旧名の「床下温泉」が書かれている。温泉の裏手に見える川は流川(画面右側が上流)で、橋の名前は「すじかい橋」だった。 #歴史 #大分 #別府 7 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート