種族統一ダブル杯構築 初手ダイマラグラグ
どうもサビぬきです。
今回は種族統一のダブルバトル、「種族統一ダブル杯」で使用したラグラージ統一パの記録を残しておこうと思います。
2022 8/13に開かれた、のの字さん主催の仲間大会です。
いつもの種族統一がダブルバトルになった感じです。
以前もラグラージ統一でのダブルバトルの仲間大会がありましたが、それとは異なる感じでまた育ててみました。
種族統一ダブルの留意点
読んで字のごとく種族統一のダブルバトルなのですが、使用ポケモンがすべて同種である都合上、リージョンフォーム混合構築でもなければ、初手は必ず択が発生します。実質運ゲーですw
初手以外はいつものダブルバトルしてると思います。
全員同じポケモンであること以外は。
今回の使用構築
今回の使用構築は次のとおりです。
基本的にはいばラムか、なみのりできゅうこん起動からのダイストリーム を意識してみました。
残ったらチョッキかスカーフあたりが上手くやる。
そんな感じのざっくり構築です。
ラグラージ統一の致命的弱点
ダブルバトルにおける、ラグラージ統一にはいくつか致命的な弱点があります。
1.ダイジェットがない
ダブルバトルにおいて素早さの操作は重要だと思います。
ひこうタイプの技を持ったポケモンを雑にダイマさせるだけで放てるダイジェットは、高威力を放ちながら味方2体のすばやさを上昇 とは破格の性能を誇ります。
ラグラージはこれが使えません。
2.草4倍
水地面タイプは弱点が少なく優れたタイプ構成とされるものの、草タイプの技だけは4倍弱点となり、受ければ致命傷は免れません。
草タイプの技を放てるポケモンとの対峙は、即ち敗北を意味します。
3.弱点保険を起動できない
剣盾のダブルバトルでは、全体技で味方を巻き込み、弱点保険を起動して畳み掛けるムーヴが極めて強力です。
しかし、ラグラージの場合弱点が草しかありません。
ラグラージは草技を覚えないため、味方の弱点保険を起動できないのです。
もし仮にできたとしても、味方の攻撃で致命傷を負うので、採用は難しいでしょう。
4.すばやさが中途半端
ラグラージのすばやさ種族値は60。
低速と言える数字です。
ダブルバトルにおいてすばやさは重要なので、あまり良い数字ではありません。
逆にすばやさが30とか低ければ、トリックルームの対策などを盛り込むことができますが、トリックルームの対策ができるほど遅いわけでもありません。
速くないけど、ちょっと遅い。
でも少しだけ速い。
一応、Sにぶっぱすると、
最速ランク+1で最速115族
準速ランク+1で最速100族
を抜くことは可能になります。
こごえるかぜやダイアタックと組み合わせると、現実的です。
以上4点が、ダブルバトルにおけるラグラージの致命的な弱点です。
どうすんのこれ?
(どうにもなりません)
使用個体
襷サポート型
臆病@きあいのタスキ
CS252D6
175-x-110-137-111-123
こごえるかぜ
いばる
あくび
がむしゃら
基本的に初手で出します。
初手こごえるかぜ、いばる。
暇ならあくびやがむしゃらを。
がむしゃらは結局つかいませんでした。
ミラーコートのほうが良いかも。
水技を採用しないならしめりけにすべきですが、過去技が絡むので個体の用意が面倒くさく、げきりゅうのままで良しとしました。
サポート型がダイマしなければならない試合はもはや敗北濃厚なので、ダイマアメはケチって与えてません。
ラムアタッカー型
意地っ張り@ラムのみ
AS252D6
175-178-110-x- 111-112
アクアブレイク
10まんばりき
ギガインパクト
まもる
いばるを受けて暴れる、至ってシンプルな準速ASです。
こごえるかぜ1回で最速100族まで抜けます。
ギガインパクトはダイアタック用で、こごかぜ持ちを選出せずとも一応自前でS操作も可能 としています。
Sは当初調整したほうが良いかと考えていましたが、何戦かしてみて準速のままでよい と結論付けました。
いばるを受けるだけなら毒で発動しないキーのみに軍配が上がりますが、控えに置く選出も有り得そうと感じたためラムを採用しました。
特殊メインで立ち回る場合にサブアタッカーとして使えるため、ラムで良いと考えています。
サポート型2
臆病@リンドのみ
HS252D6
207-x-110-105-111-123
なみのりできゅうこんを起動させる要員です。
特殊型を選出しない場合に草に対抗できるよう、リンドミラコも仕込んでみました。
ワイドフォースなどの全体技を主軸とするであろうポケモンには刺さりが良かったですね。
することがない場面が時々あったので、クイックターンを入れても良いのかもしれません。
きゅうこん特殊型
控えめ@きゅうこん
HC252S6
207-x-110-150-110-81
弱点保険が使えないなら、球根を使えば良いじゃない。
……という発想で育てた、ダブルバトルらしい型です。
練習会ではCSで使用していましたが、Sより耐久欲しい場面が多かったのでHCに変更しました。
この変更は多分正解。
基本的には特殊のほうが刺さりが良いと感じた場合、なみのり持ちと先発に出します。
なみのり→初手ダイマ→きゅうこん発動→最大火力ダイストリーム
で破壊します。
特に襷+トリックルームなど、襷からなにか悪さを企むポケモンに対し、なみのりで襷を削り、破壊すればなんとかなるだろうと考えていました。
なお、実際には初手の択ゲーを制する必要があります。50%。運。
スカーフ型
無邪気@こだわりスカーフ
CS252A6
175-131-110-137-110-123
上から奇襲できるのが1体欲しかったので採用。
練習会では物理型で運用していましたが、スカーフこごかぜが強いというアドバイスを頂き特殊型に変更。
この変更は正解でした。
上からこごかぜを撃つことにより、準速ラグが100族までなら上をとれるようになります。
これはダブルバトルならではのプレイングと感じました。
上からだいちのちからが役に立った場面もありました。
火力にはさほど期待していないので、上からできると嬉しいこと を主軸に技を選定しています。
いわなだれは雑に強いのですが、こごえるかぜとどっちを撃つべきかは割と悩む場面があります。
とつげきチョッキ型
意地っ張り@とつげきチョッキ
HA252
207-178-110-x-110-80
(今気づきましたが、余り6を振り忘れてますね)
物理で特殊耐久が欲しいときに出します。
かわらわりはオーロラベールなどの壁、がむしゃらはダイアタックにも、草を耐えて返しにも。
・・・という感じで採用してみたのですが、どちらもほとんど使いませんでした。
ミラーコートが欲しいと感じる場面が多々あったので、たぶんどちらか変えると良いかなと思います。
基本的な立ち回り方
いばラムかなみのり球根かの2択です。
刺さりが良い方を出し、アタッカーは基本的に初手ダイマします。
相手のSが高く耐久が低い場合、初手スカーフこごかぜ+ダイアタック も有効です。
この場合、相手二体のSを半分にできるので畳み掛けやすくなります。
後半は、チョッキかスカーフあたりでお掃除します。
このあたりの要素を上手く駆使して戦います。
ちなみに、上記個体とは使用個体が微妙に異なりますが、練習会では1勝しかできていません。
戦績
vsジラーチ ○
vsアバゴーラ ○
vsゴルダック ○
vsヤドラン ○
vsシャンデラ ●
vsバイバニラ ●
vsキュウコン ○
vsブリムオン ●
vsルンパッパ ●
vsポットデス ○
vsヤドラン ○
vsアバゴーラ ○
vsパルキア ●
vsデデンネ 〇
9勝5敗。11位/46人 でした!
キュウコン、デデンネ戦は草技を受けながらも勝利できました。
(基本的に草技は無理)
「なんかなれーッ」と組んでみたら、そんなに悪くない勝率。
そこそこなんとかなりました。
vsデデンネ
ダブルバトルらしい良試合だったので、4倍速で紹介します。
デデンネはとくせい「プラス」がダブルバトルでは常に1.5倍の補正がかかります。
全員技を選べる状態でこだわりメガネをかけているようなもので、シングルバトルとは比べ物にならないほど脅威度が増しています。
特にくさむすびがヤバい。
大会を終えて
ラグラージ統一ダブル、やはり低速+4倍弱点持ち という点がシングル以上につらく、さらにダイジェットも弱点保険も使えない点から、環境に噛み合っておらず正直厳しい と思いました。
それでも、勝ち越す形である程度形にできたので大体満足しています。
また、ダブルバトルでは本来使いにくい反射技が、種族統一ダブルにおいては意外と活躍したのでもう少し掘り下げても良いのかもしれません。
サポート型も、まだ開発の余地あると思います。
もしまた似たような機会があれば、このあたり盛り込んで再開発してみようかなとは思います。
あとトップのステキなイラストは、主催者ののの字さんから頂いたものです。
専用にイラストまで描いていただき、ありがとうございました!
また大会の運営のほど、お疲れさまでしたー!
ポケモンSV発売前に、あと1,2回くらい仲間大会開こうかなぁ。
やるにしても例によって、沼魚杯になりますがね。
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