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牡牛座9度の1年を振り返る

しばらくサビアンシンボルの記事更新をストップしていましたが、本日より再開します。実は少し前に人前でピアノを演奏する機会があり、練習に集中したかったので、記事更新をお休みしていました。

最近、「無事に終わって良かったー!」と安堵しながら自分の三重円を出してみました。すると……ビックリ!本番があった日の翌日にプログレス太陽が牡牛座10度へ移動していました。
ちなみに、本番の日は私が決めたわけではありません。
私にとってここ数年の集大成とも言える、とても大事な本番の日が牡牛座9度の最終日だったなんて、本当に驚きました。

私はプログレス太陽が滞在する度数のサビアンシンボルを1年のテーマとして使っています。2021年3月にプログレス太陽が牡牛座9度に入ってから1年間、牡牛座9度のサビアンシンボルが持つテーマに取り組んできました。
牡牛座9度の1年が終わったいま、牡牛座9度はどのような意味を持つ度数なのか、少し振り返ってみます。

牡牛座9度のサビアンシンボル

「9」の性質・意味

数字の種類として考えると、9は最後の数字であり、1つの流れが完成・完了したことを意味します。9の後に位置する10は最初の数字である1に0が付いた形で、10からは2桁になります。9は1つの流れの完成であると同時に次のステージへ進む前段階と考えることもできそうです。

9度という度数で考えた場合、9の持つ性質が精神面・物質面のどちらに表れるのか、サインによって少々異なるようです。牡牛座は物質面の方が強いかもしれません。

牡牛座9度のサビアンシンボル:概略

牡牛座9度のサビアンシンボルは「A Christmas tree decorated.(飾られたクリスマスツリー)」です。

クリスマスツリーの歴史を辿ると、最初は純粋に宗教的な目的を持っていたクリスマスツリーが、時代を経るにつれて華美な装飾物に変わったことがわかります。富裕層が自身の豊かさを誇示するためのステイタスとして利用するようになり、庶民層にもクリスマスツリーを飾る習慣が広まる頃には、「クリスマス」そのものが商業性の強いイベントになっていました。

豊かさへの希求が人一倍強い牡牛座サインは、牡牛座9度で信仰心を豊かさで表現しています。あるいは自身の豊かさを利用して神への感謝を表現しているとも言えます。おそらく、きれいに飾り付けられたクリスマスツリーの足元にはプレゼントが並べられ、食卓にはクリスマス料理が用意されていることでしょう。そして、きれいな洋服に身を包んだ家族が自分たちの幸せを実感しながら、暖かな部屋の中で神へ感謝の祈りを捧げているかもしれません。

牡牛座9度のサビアンシンボルでは、物質面を通じて神への感謝を表現する様子が示されています。牡牛座9度の場合、9が意味する完成は世俗的な成功です。
プログレス太陽が牡牛座9度に滞在する1年は、物質面を通じて自分が恵まれていることを実感する機会が訪れるのかもしれません。その時、自分を支えてくれている存在(神様でも周囲の人でもいいです)に感謝の気持ちを抱くことが大切になるのではないかな、と思います。

牡牛座9度の1年はどんな1年だったのか

ピアノを習っていて発表会とは違う「本番」の機会を持つようになると、いつも以上にお金がかかります。レッスンの時間や回数が増えますし、本番で使うピアノと似たピアノで練習するためにピアノスタジオで練習したり、新しい衣装を購入したり……現在はもう参加していませんが、コンクールに参加していた頃は参加費用もかかりました。

牡牛座9度に示されているような裕福さとは異なりますが、なんだかんだ言ってもピアノを続けられる環境にあるわけで、「もっと恵まれた人はたくさんいるけれど、私は私なりに恵まれているんだな……」と心から実感した1年でした。そして、自分が身を置いている環境や私に関わってくれている方々に対して心から感謝の気持ちを抱いた時、とても幸せな気持ちになりました。

そんな体験が牡牛座9度っぽいかな?と思っています(本番も自分的には満足できる結果でしたし)。

牡牛座10度の1年に向けて

牡牛座10度のサビアンシンボル:概略

私の解釈では、10度は社会の中で発揮される能力を示しています。牡牛座サインが社会の中で発揮する能力は「形にすること」、つまり「可視化」「視覚化」です。抽象的な概念を具象化する、データを可視化する、価値を数値化するなど、社会の中で大勢の人々が扱える形にすることです。

プログレス太陽の使い方

プログレス太陽が滞在する度数のサビアンシンボルを1年のテーマとして使うと言っても、度数が変わってから突然何かが変わるのを実感するわけではありません。過去~現在~未来は切れ目なくつながっているので、1年の境目もグラデーションのようにつながっていて、いつでも前の1年の中に次の1年の伏線があります。

だから、特定の何かに取り組み続けていると、プログレス太陽が滞在する度数の変化を実感しやすいような気がします。ただし、プログレス太陽が使えるかどうかは、ネイタル太陽の使い方に関係しているかもしれません(以前参加した心理占星術のワークショップで、ネイタル太陽を自分のエネルギーとして使えていない女性は少なくない、という話を聞きました)。

プログレス太陽が滞在する度数を1年のテーマとして使う場合、そのテーマを具体的な対象(仕事、勉強、趣味など)に投影すると、起きている出来事の意味や対策を考えやすいと思います。
一方で、その度数を過ぎてから「ああ、そういうことだったのか!」とわかることもあるので、プログレス太陽が滞在する度数やトランジットの状況によっては、その限りではありません。

誰の言葉だったか忘れましたが、「失敗とは努力をやめた時のこと」なんだそうです。確かに、何事もやり続けなければその先にある結果は生まれませんし、何を成功とするかは自分の気持ち次第で変わることもあります。
サビアンシンボルの10度は新しいステージに入る度数。例年以上にワクワクしながら1年を過ごそうと思います。

牡牛座のサビアンシンボル一覧

牡牛座1度のサビアンシンボル
牡牛座2度のサビアンシンボル
牡牛座3度のサビアンシンボル
牡牛座8度の1年を振り返る
牡牛座9度の1年を振り返る
牡牛座10度のサビアンシンボルで1年を振り返る

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