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基本の専門用語と意味一覧 +ホロスコープの出力方法(5種の出生図 / 小惑星含む)

 ホロスコープを読むために必要な専門用語について、極力簡潔に意味をまとめた辞書的な記事です。 

 私が提唱している「5枚の出生図(ネイタルチャート)を読む」手法に必要な、サイデリアル(S)、ドラコニック(D)、ヘリオセントリック(H)、サイデリアル・ヘリオセントリック(SH)についても解説しています。

 各項目のastro.com(ホロスコープを出力する世界最大のサービス )での表示方法も併せて解説しています。5種の出生図、マイナーな小惑星等を出力するにはastro.comの利用をお勧めしています。

 ご自身のチャートを出力し、皆さんの手持ちの専門書と合わせて読み、占星術に対する理解を深める事にきっとお役に立てると思います。最下部には、勉強用の私のお薦め書籍と、過去の占星術ブログ記事のリンクも紹介しています。

 ぜひブックマークをして頂いて、チャートを読みながら「あれはどんな意味だっけな?」と疑問に思った時に、目次のリンクから飛んで(←もの凄く長いので)参考にしてください。

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ホロスコープ

 円の中に天体やハウスが書き込まれたチャート(図表)のこと。ホロスコープから人間の心理、感情、動機、人生に起こる様々なイベントや出会いの意味等を読み解くのが占星術である。

※占星術の起源※
 "占星術的なものの起源はバビロニアで、古くは紀元前2千年紀(現在からおよそ3000年〜4000年前)に記録がある。現代的ホロスコープの普及は、春分点歳差の発見者とされるヒッパルコス(天文学者 / 紀元前2世紀)以降のことである。"

 “古代・中世・初期近代のたいていの占星術は、真面目で洗練された研究・実践であり、当時においては超自然的でも非合理的でもなかった。潮汐など、天体の地球への影響は明らかに存在し、惑星の光に何らかの影響が伴っていることは疑う余地もなく思われたため、占星術の真偽が論点になることはなく、天の影響の範囲とその影響をいかに正確に予言するかということがもっぱら論争された。”

 “占星術一般がそうであるように、西洋占星術もまた、近代的な科学の発展に伴って「科学」としての地位から転落した。”

wikipedia / 西洋占星術

象意

 占星術に限らず、占い全般に使われる用語。「象徴」と「意味」を掛け合わせたもの。当記事では、天体、ハウス、サインの象意の一例を抜粋し、掲載している。

天体(惑星)

 西洋占星術で主に読むのは以下。太陽、地球の衛星である月、水星〜海王星までの惑星、一度は惑星と規定された(現在は準惑星)冥王星の10天体である。()内は公転周期、後に続くワードは天体の象意を示す。

  1. 月 / (27.3日) - 感情 / 感受性 / 幼児 / 女性 / 妻 / 母 / 習慣

  2. 水星 / (88日) - 言語 / 知性 / 思考回路 / 技能 / 移動

  3. 金星 / (224.7日) - 美意識 / 趣味 / 金銭 / 社交 / 恋愛傾向

  4. 太陽 / (365.3日) -  公の顔 / 主体性 / 意志 / 目標 / 男性 / 夫

  5. 火星 / (687日) - やる気 / 情熱 / 攻撃性 / 競争力 / 性的嗜好

  6. 木星 / (11.9年) - 拡大と発展 / 社会的価値観 / 善の意識 / 肯定 / おおらか

  7. 土星 / (29.5年) - 規律 / 制限 / 根気 / 安定 / 罪悪感 / 明確な形

  8. 天王星 / (84年) - 改革 / 新奇 / 独立 / 反抗 / アイデア / テクノロジー

  9. 海王星 / (164.8年) - イメージ / 芸術 / 理想 / 虚偽 / 目に見えないもの

  10. 冥王星 / (247.8年) - 根源的な変革力/ 底力 / 闇 / 極端さ / 隠されたもの

※象意についてはごく一部のみを掲載しています。

【公転周期】

 公転周期が短い天体ほど、誰にでも日常的によく現れる性質となる。月、水星、金星がそれに該当する。主体的に目標を持たない人間には太陽以遠の天体の影響はあまり表れない(またはネガティブな影響のみが顕著となる)。

【個人天体】

 10天体のうち、月〜火星までの公転周期が短いもの5つを指す。より日常的に、常に影響が見られるため個人天体と呼ばれる。

【社会天体】

 木星と土星を指す。公転周期が長いほど、個人を超えて社会全体に影響をもたらす。平均して木星は約1年、土星は約2.5年同じサイン(星座)に留まるので、同時期に生まれた人々が類似した影響を木星と土星から受ける。

【トランスサタニアン】

 土星(サタン)を超えた位置にある、天王星、海王星、冥王星の3つの天体を指す。社会(時代)の常識やルール内のことや、個人を安定させるための要素は土星より内側の惑星が担っているが、トランスサタニアンは端的に、時代、社会、個人からはみ出すような要素を担っている。

 現状を改革し生まれ変わっていくために必須の力のありかを示しているが、その影響力をコントロールできない場合、ネガティブな出来事の発生源にもなる。

 ホロスコープは心や精神のありかを示すものであり、全ての人の出生図にトランスサタニアンはある。これは人間の精神は本来、時代と社会の常識や個人の肉体に収まりきらないものであることや、現状を打破する際にはネガティブな出来事も必然的に発生することを示している。

※◯◯座生まれは太陽のこと※
 メディア等で一般的な星占いでの「◯◯座生まれ」とは太陽のサイン(星座)を指す。太陽は全ての天体を統合して公の顔を形成し、人生における全体的な意志や目標を担う重要な天体であるが、あくまで全体的なアウトプットの形や方向性を示すものである。
例えていうなら「関西人」から「お笑いが好き」「ボケ・ツッコミが上手い」など特徴が連想でき、それが日本の平均的には当てはまっているかもしれないが、全く当てはまらない人もいれば、お笑いに価値を感じていない関西人もいる。その当てはまらない理由を、「関西人」という特徴だけからは推測できない。また、コント、漫才、古典的、ブラックユーモア等、どんなタイプのお笑いを好むのかも分類できない。メディア等で一般的な星占いは、このようなものである。
また個人の出生図における太陽のサインは1種ではない(3種ある)ため、ひとつの太陽星座を読んでもほとんど妥当性は得られない。

アングルとノード(基準点 / 感受点 / 交点)

これら全ては惑星では無く、計算上のポイントである。

ASC(アセンダント)
 出生時に黄道と東の地平線が交わるポイント。
 1ハウスの始まり。
DSC(ディセンダント)
 
出生時に黄道と西の地平線が交わるポイント。
 7ハウスの始まり。
MC(エムシー/ メディウム・コエリ / ミッド・ヘヴン)
 
出生日の太陽が(正午ごろ)最も高い位置に到達するポイント。
 10ハウスの始まり。
IC(アイシー / イマム・コエリ)
 
MCの真反対のポイント(午前0時ごろ)。
 4ハウスの始まり。
Av(アンチ・バーテックス)
 
出生時に卯酉線と黄道が交わる東のポイント。
 10〜3ハウスに位置する。
Vt(バーテックス)
 
出生時に卯酉線と黄道が交わる西のポイント。
 4〜9ハウスに位置する。
ドラゴンヘッド( / ノース・ノード)
 
黄道に向かって白道の月が登るポイント。
ドラゴンテイル(☋/ サウス・ノード)
 
黄道に向かって白道の月が沈むポイント。
リリス
 
一言で説明すると「陰の月」。ブラックムーンリリスとダークムーンリリスが存在し、ブラックムーンリリスはTrueとMeanの2種が定義される。詳しくは「リリス完全解説シリーズ」で解説しています。

 ドラゴンヘッド、ドラゴンテイル、(Meanリリス以外の)リリスは検出に正確な出生時刻が必要となる。これら10のアングルは、基本の10天体と同等、またはそれ以上に個人に対して重要な意味をもたらすが、一般的にあまり認知されていない。また、出生時間が不明の場合は読み取ることが出来ない。これは占星術が妥当性を証明できない大きな原因となっている。

 ASC〜Vtまでの6つのアングルは、約4分に1度動き、度数ごとにサビアンシンボルが与えられ、それぞれに異なる意味をもたらす。

※【重要】アングルは最も個人的な性質を示すポイントである※
 もし同じ日に同じ場所で、だいたい同じ時刻に生まれた場合はほとんどの天体がサビアンシンボルまで同一となる。しかしアングルはわずかな出生時刻によって個人に全く異なる性質をもたらす。
 双子は平均して15分の間隔で生まれると言われる。同じ日、同じ場所で生まれても、出生時刻が15分異なると、ASC〜Vtまでの6つのアングルは最大で4度異なる。6つのアングルのサビアンシンボルが1度でも異なれば、人生のテーマとして6つの異なるテーマがそれぞれに与えられる。1個人は6つのアングルを、出生図3枚分(後述)、合計18個持っている。
双子であっても18個も異なるテーマが与えられれば、それぞれに全く異なる人生のテーマが与えられることになる。
 従って、アングルとは最も個人的な要素を示すポイントとなる。太陽や月よりも個人的な性質を示す(自分自身が何者であるかを知ることができる)重要なポイントなので、是非覚えておいて欲しい。

<astro.comでの表示の仕方>
ASC / DSC / IC/  MC / ドラゴンヘッド
 
デフォルトで表示される。
ドラゴンテイル
 
計算オプションから「南の交点」にチェックを入れる。
Av / Vt
 
その他のオブジェクトから「バーテックス(Vertex)」を選択。
 チャート内に「バーテックス」と表示される。
 Avは表示されない(その180度反対に位置する)。
Meanリリス(ブラックムーンリリス)
 
その他のオブジェクトから「リリス(Lilith)」を選択。
Trueリリス(ブラックムーンリリス)
 
その他のオブジェクトの「Manual entry」ボックスに「h13」を入力。
 チャート内に「Lil(o)」で表示される。
ウォルテマスの月(ダークムーンリリス)
 その他のオブジェクトの「Manual entry」ボックスに「h58」を入力。 チャート内に「Walde」で表示される。

アスペクト

 天体と天体、天体とアングルの間に出来る角度。0度、90度、180度、60度、120度をメジャーアスペクトと呼び、45度、72度、150度などをマイナーアスペクトと呼ぶ。astro.comではハードアスペクト、ソフトアスペクト等が、以下の色分けで表示されている。

ハードアスペクト(赤線 / メジャーアスペクト)

  • 0度(コンジャンクション / 合)

  • 90度(スクエア)

  • 180度(オポジション / 衝)

ハードアスペクト(赤の点線 / マイナーアスペクト)

  • 45度(セミスクエア)

  • 135度( セスキスクエア / セスキコードレート)

ハードアスペクト(緑の点線 / メジャーアスペクトだが、マイナーと見る人もいる)

  • 150度(インコンジャンクト / クインカンクス)

ソフトアスペクト(青線 / メジャーアスペクト)

  • 60度(セクスタイル)

  • 120度(トライン)

ソフト・ハードの分類なし(黄線 / マイナーアスペクト )

  • 72度( クインタイル)

  • 144度( バイクインタイル)

 アスペクトで結ばれた天体と天体、または天体とアングルは、互いに強く影響される。メジャーとマイナーに影響の有意差は無く、オーブやトランジットが影響力を分ける。

 かつてはソフトアスペクトは吉、ハードアスペクトは凶と呼ばれていたが、ハードアスペクトの方が目に見えて分かりやすい形で困難やトラブルに見舞われやすいことがその理由である。しかし困難やトラブルを乗り越えた人間の方が応用力に富み、どんな場でも安定した力を発揮するので、運が悪いという意味ではない。

 逆にソフトアスペクト(特にトライン)は、物事が安定して進み続けてしまうため怠慢となり、未解決の問題が積み上がり、最終的に困難な状況に陥ることもある。

【例】月(感情)と火星(攻撃性 / 情熱 / 積極性)のアスペクトの場合
ソフトアスペクト
 ナチュラルに感情はいつもエネルギッシュに燃えていて、活力に満ちている。立ち直りも早い。
ハードアスペクト
 ソフトアスペクトと比較してより強く情熱的でアグレッシブな感情を抱えるので、暴走をコントロールできない傾向も出てくる。しかしこれは何かに取り組む際に、情熱的な感情を原動力に出来るポテンシャルが平均以上に高いという意味である。

<astro.comでの表示の仕方>
 表示オプションと計算オプションを開き、「quintiles/biquintiles (72°、144°)」と「semisquare/sesquisquares (45°、135°)」にチェックを入れるとマイナーアスペクトを表示できる。これらはメジャーに比べて影響力が弱いわけではないので、必ずチェックを入れると良い。

オーブ

 アスペクトの許容範囲。牡羊座の10度の太陽と、天秤座の10度の月があった場合、太陽と月のアスペクトはオポジションだが、月が天秤座の13度、または天秤座の7度であった場合もオーブ3度でオポジションであると読む。

 オーブは小さければ小さいほど、アスペクトの影響力は強くなる。オーブが1度以下と5度以上では影響が大きく異なるので、丁寧に読み取る必要がある。

 オーブの設定に厳密な決まりはないが、astro.comの初期設定のオーブは範囲が広すぎるので、オプションで60%にすることを私は推奨している。

<astro.comでの表示の仕方>
「% オーブの縮小/拡大」のボックスに半角で60と入力する。

ハウス

 ASCを起点として黄道を12分割したもの。分割方法は多数存在するが、私は最もスタンダードなプラシーダスを利用している。

1ハウス
 基本的個性、世界観、衝動、第一印象
2ハウス
 所有、(収入と関係する)才能や資質
3ハウス
 言語表現、知識、技術習得、初等教育、短距離移動
4ハウス
 心理的なルーツ、本心、落ち着く環境、人生の始まりと終わり
5ハウス
 自己表現、創造性、子供、娯楽、恋愛
6ハウス
 労働、管理、訓練、健康、物質的な奉仕
7ハウス
 結婚、ビジネスパートナー、敵対者、契約
8ハウス
 重要な他者との融合と共有、遺産、性生活
9ハウス
 教養、思想、哲学、高等教育、外国
10ハウス
 社会的地位と名誉、社会的集団、肩書き
11ハウス
 未来、理想、改革、友人、フリーランス
12ハウス
 魂の自立、想像力、隠れたもの、精神的な奉仕

 ハウスは各天体の具体的活動テーマの傾向を表す。天体を役者だとすると、ハウスは映画やドラマのタイトルや舞台に例えることができる。

【例】太陽(主体性と目標、全体をまとめる役割)が7、または8ハウスに在室する場合
 人生全体のドラマは一匹狼的にはならず、重要な他者との連帯によって切り開いていく傾向が強いストーリーが出来上がる。
ハウスはASCを起点として分割され、ASCは出生時間により決定され、それは4分に1度動く。先の双子の例で説明したのと同じく、同じ生年月日であっても出生時間によって全く異なる配置が与えられるため、ハウスはサインと比較してより個人的なものを表している。

カスプ

 各ハウスの始まりを指し、ハウスの最も強い影響力が現れる。西洋占星術では「5度(または6度)前ルール」があり、カスプの5度(または6度)前に天体が位置する場合、それは次のハウスのテーマと二重の意味を持つ。カスプに近ければ近いほど、次のハウスの影響力は強まる。

【例】3ハウスのカスプが双子座0度で、太陽が2ハウス内、牡牛座の26度に位置する場合
 太陽は2ハウス、および3ハウスの双方がテーマとなる。もし太陽が牡牛座の29度に位置する場合は、より3ハウスの影響が強くなる。
 サインの境界線はハッキリと区切られるため、上の例で太陽のサインが牡牛座、および双子座の双方の意味を持つとは解釈しない。太陽のサインはあくまで牡牛座である。

1、4、7、10ハウスのカスプはASC、IC、DSC、MCであり、個人にとって重要な意味を持つ。"ハウスは映画やドラマのタイトルや舞台に例えることができる"と前述したが、これらのアングルは映画やドラマの「メインタイトル」だと考えることが出来る。

<astro.comでの表示の仕方>
「PDF データ表をもっと見る」をクリックすると、各ハウスのカスプの正確な度数を見ることができる。

サイン

 12星座のことを指す。天体が自分の中に住む役者、アングルとハウスが舞台と例えれば、サインはそれらに性格や演出を与えるものである。

  1. 牡羊座 - 進取、直感、スピード、プライド、挑戦

  2. 牡牛座 - 五感、快楽主義、現世的、物欲、マイペース

  3. 双子座 - 好奇心、言語能力、多弁、要領がいい、浅く広い

  4. 蟹座 - 仲間意識、共感、母性、束縛、排他的

  5. 獅子座 - 創造性、自己表現、自己顕示欲、生きる喜び、アイドル性

  6. 乙女座 - 勤勉、職人性、潔癖、完璧主義、健康

  7. 天秤座 - 対人能力、調停能力、広く公正な視野、スマート、おしゃれ

  8. 蠍座 - 親密さ、入り込む、隠されたもの、異常性、思慮深さ

  9. 射手座 - 向上心、哲学、自由、虚栄心、おおらか

  10. 山羊座 - 社会性、実利主義、ルール意識、堅実、肩書き

  11. 水瓶座 - 平等、友愛、未来的、ネットワーク、無機質

  12. 魚座 - 境界越え、同化、自己犠牲、霊能、恍惚

 メディアで星占いを見る人々もあまり認知していないが、占星術は実際の夜空の星座の位置に基づいて12星座を割り当てていない。

  1. トロピカル、サイデリアル、ドラコニックのいずれかの方式で「牡羊座0度」のポイントを設定する。

  2. そのポイントから1サインを正確に30度ずつ、合計12サインを順に黄道帯へ割り当てる。

 これが占星術の理論である。天文学的な星座の大きさは黄道の中で不均一であり、蠍座と射手座の間にへびつかい座も存在する。

 NASAが「へびつかい座が黄道上に発見されたので、これからの星占いは13星座で」と発表したというフェイクニュースが数年前に流行したが、占星術は紀元前の発祥当時から、天文学上の星座の位置とは関係なく理論が作られたものである。

「NASAが『これから星占いは13星座で』と認めた」という事実は認められない

WIRED

4エレメント(4元素)

 12サインの分類。以下に分類とキーワードを示す。


 
−牡羊 / 獅子 / 射手−
 上昇する力。
 直感、情熱、能動、肯定、創造。

 
−牡牛 / 乙女 / 山羊−
 固める力。
 感覚、価値、物質、安定、快楽。

 
−双子 / 天秤 / 水瓶−
 広げる力。
 思考、論理、関係、客観、移動。

 
−蟹 / 蠍 / 魚−
 融合する力。
 感情、共感、救済、融合、越境。

クオリティ(質 / 3区分)

 12サインの分類。以下に分類とキーワードを示す。

活動
 
−牡羊 / 蟹 / 天秤 / 山羊−
 何かを始める力が強い。衝動的、積極的。
 維持することは苦手。
固定
 
−牡牛 / 獅子 / 蠍 / 水瓶−
 持久力と長期的に維持する力が強い。
 粘り強く頑固。動きに抵抗する。
柔軟
 
−双子 / 乙女 / 射手 / 魚−
 受け身。変化に対して柔軟に適応する力が強い。
 決断力と積極性に欠ける。

ジェンダー(サインの性 / 2区分)

 12サインの分類。以下に分類とキーワードを示す。

男性サイン(奇数サイン)
 −牡羊、双子、獅子、天秤、射手、水瓶−
 意志が外に向かう。
 積極的、能動的に働きかける。広がる。変化を好む。

女性サイン(偶数サイン)
 
−牡牛、蟹、乙女、蠍、山羊、魚−
 
意志が内に向かう。
 動かない。受容的、安定を求める。変化を嫌う。

サビアンシンボル

 各サインの分類。360度の円を30度ずつ12個に分割したサインは、さらに30個に分割される。同じサインでも、1度〜30度で異なる性格が与えられる。実際の度数の1度先を読むのがルールであり、実度数0度台はサビアンシンボルでは1度で読む。実度数が29度台なら30度である。

実度数が23度台ならサビアンシンボルは24度

 正確な出生時刻が必要であり、その読み解きは困難を極めるため、全世界的に学問と言えるほどの研究は進んでいない。ジョンレノンとオノヨーコのような全世界的な著名人であっても、サビアンシンボルの運命的な一致があることを海外圏の占星術家も含め、私以外に誰一人として発見・指摘をしていないのが現状である。

 サビアンシンボルはアングルと同じく、最も個人的な性質を示す要素である。特にアングルのサビアンシンボルは最も強く個人的な性質、個人の人生のテーマを示す重要なものである。

ルーラー(支配星)

 10天体にはルーラーが定められ、ハウスにもナチュラルハウスという概念がある。詳しい説明はここでは省略するが、それぞれに共通した関連性がある。以下にサイン / ルーラー / ナチュラルハウスの順にリストする。

( ※ 牡羊座のルーラーは火星であり、1ハウスのテーマには火星と牡羊座の象意が含まれると考える)

  1. 牡羊座 | 火星 | 1ハウス

  2. 牡牛座 | 金星 | 2ハウス

  3. 双子座 | 水星 | 3ハウス

  4. 蟹座  | 月     | 4ハウス

  5. 獅子座 | 太陽 | 5ハウス

  6. 乙女座 | 水星 | 6ハウス

  7. 天秤座 | 金星 | 7ハウス

  8. 蠍座 | 冥王星 | 8ハウス

  9. 射手座 | 木星 | 9ハウス

  10. 山羊座 | 土星  | 10ハウス

  11. 水瓶座 | 天王星 | 11ハウス

  12. 魚座  | 海王星 | 12ハウス

 ASC、DSC、IC、MCの4つのアングルのサインのルーラーは、在室ハウス、アスペクト、サビアンシンボルを特に注意して読み取ると良い。アスペクトにもよるが、特にASCルーラーの在室ハウスやサビアンシンボルは、個人の世界観や人生のテーマを色濃く表す。

出生図(ネイタルチャート)

 ある人が出生した時間に、出生した場所から、天体やアングル(感受点)がどの位置にあったかを示す図。一般的に個人のホロスコープを読むとは、出生図を読むことを指す。

【重要】 
出生図はゾディアックとチャートの中心点の違いにより5種類存在する。

★チャートの中心点(どこから見た天体の配置か?)の分類 

  1. ジオセントリック (地球視点から出力するホロスコープ)

  2. ヘリオセントリック(太陽視点から出力するホロスコープ)

★ゾディアック(黄道帯、獣帯、星座帯)の分類

  1. トロピカル(Tropical)

  2. サイデリアル(Sidereal)

  3. ドラコニック(Draconic)

 一般的にはトロピカル方式のジオセントリック・チャートしか読まれることは無いが、5枚の全てを読まなければ精密な情報を得ることは出来ない。

ジオセントリック・チャート

 ジオセントリック(geocentric)は、「地球を中心とした」の意。地球から見た天体とアングルの位置を示したチャートであり、占星術において一般的に利用されるチャートタイプである。

 この地球意識に適応した(言い換えれば地球意識に縛られる)性質を表していると言える。

<astro.comでの表示の仕方>
黄道帯とハウス分割法のオプションを開き、「地球中心の獣帯」にチェックを入れる。

ヘリオセントリック・チャート

 ヘリオセントリック(heliocentric)は、「太陽を中心とした」の意。太陽から見た天体とアングルの位置を示したチャートである。

 ジオセントリックチャートにおける太陽は存在せず、ヘリオセントリックチャートでは「地球」が表示され、サイン(サビアンシンボル)は太陽の180度対抗(オポジション)となる。ヘリオセントリックによる地球の象意は、ジオセントリックの太陽と同質のものと考えて良い。

 太陽を中心としたチャートゆえに、地球視点から計算される黄道、白道、地平線、卯酉線の交点、月の遠地点を示すアングルは存在しない。地球意識の束縛から解放する(未知の可能性を開拓するための)性質を表していると言える。

<astro.comでの表示の仕方>
黄道帯とハウス分割法のオプションを開き、「太陽中心の獣帯」にチェックを入れる。

トロピカル黄道帯

 黄道と天の赤道が交差する春分点を牡羊座の0度とする。春分点から正確に30度ずつ12サインを割り当てた黄道帯。西洋占星術において一般的に利用される黄道帯である。

 春分点は地球の歳差運動により約72年で1度、約2150年で30度(1サイン分)移動(逆行)する。ヒッパコルス(歳差運動を発見した天文学者)以降のギリシャ発の占星術では、この春分点の移動を考慮し、春分点を黄道座標の出発点(牡羊座0度)と設定した。これにより、12サインは常に季節と対応する。太陽が牡羊座0度を通過するのは、常に3月21日、または20日の終わりか、22日の始まりの時間帯となる。

 占星術の発祥当時は春分点が牡羊座にあったが、紀元後1世紀から20世紀までは魚座に位置し、20世紀末ごろに水瓶座に入ったとしている(現在移行中との説もある)。これが現在「水瓶座時代」と言われている理由である。

 トロピカル方式は、黄道と天の赤道の交点(春分点・秋分点)を基準としていることから、解釈はジオセントリックと同じように、この地球環境に適応した(言い換えれば地球意識に縛られる)性質を表していると言えるかもしれない。

<astro.comでの表示の仕方>
黄道帯とハウス分割法のオプションを開き、「春分点基準」にチェックを入れる。

サイデリアル黄道帯

 サイデリアル(sidereal)は「恒星で測定された」の意であり、ある恒星を基準として、黄道を正確に30度ずつ12分割した黄道帯。現代のインド占星術で主に利用されており、古代の西洋と現代の東洋にまたがり伝統がある。

 恒星は地球から見てほとんど動かないので、トロピカル方式のように牡羊座0度のポイントが動くことはない。トロピカルでの春分点は年々逆行しており、サイデリアルとの差は年々広がっている。以下に一例を示す。

【トロピカル】
モーツァルト
(1756年1月27日 午前8:00 ザルツブルク(オーストリア)生まれ) 
・太陽の度数 = 水瓶座 7°23'(7度23分)
・サビアンシンボル = 水瓶座8度

小山田圭吾
(1969年1月27日 出生時刻不明 東京生まれ)
・太陽の度数(出生を正午と仮定)= 水瓶座7’01(7度01分)
・サビアンシンボル = 水瓶座8度

【サイデリアル(True Citra 0° Lib)】
モーツァルト

・太陽の度数 = 山羊座16’57(16度57分)
・サビアンシンボル = 山羊座16度

小山田圭吾
・太陽の度数 = 山羊座13’36(13度36分)
・サビアンシンボル = 山羊座14度

 両者の誕生日は同じく1月27日だが、モーツァルトよりも2世紀遅く生まれている小山田圭吾の方がトロピカルとサイデリアルの度数の乖離が大きくなっている。この乖離をアヤムナシャと呼ぶ。

wikipediaに掲載の主要なアヤムナシャ一覧表

 「どの恒星を基準とするか」で、サイデリアル黄道帯には多数の方式が存在している。上記はその代表的な方式の一部である。Fagan / Bradley、またはLahiriが広く利用されているが、アヤムナシャが約1度異なる。この差は、たとえばある人の太陽がFagan / Bradleyでは魚座の29度に位置していたものが、Lahiriでは牡羊座の0度となる等のケースが発生するので、重要な問題である。また、サビアンシンボル・リーディングにも大きな影響を及ぼす。

 Lahiriは恒星スピカ(サンスクリット語ではChitra)を天秤座0度に固定する方式であり、インド政府の公認である。しかし計算に若干の問題があると指摘されており、その改良版のTrue Chitra Pakshaが用意されている。

 astro.comでは「True Citra 0° Lib(0°54)」でそれが選択できる。私もこれを使用・推奨している。

 サイデリアルが基準とするのは恒星であり、それは太陽系の外にある。解釈としてはヘリオセントリックと同じように、地球意識の束縛から解放する(未知の可能性を開拓するための)性質を表していると言えるかもしれない。

<astro.comでの表示の仕方>
黄道帯とハウス分割法のオプションを開き、「恒星基準」にチェックを入れ、アヤムナーシャは「True Citra 0° Lib(0°54)」を選択する。

ドラコニック黄道帯

 トロピカル方式のドラゴンヘッドを牡羊座0度として、黄道を正確に30度ずつ12分割した黄道帯。

 白道(月の軌道)と黄道(太陽の軌道)の交点をドラゴンという。この交点は約19年周期で黄道を逆行している。象意はインドの神話が元になっており、簡潔に以下のようなストーリーである。

  1. 悪い龍が不死の飲み物「ソーマ」を盗み飲んだ。

  2. それを見ていた太陽と月は、ヴィシュヌ神に告げ口をした。

  3. ヴィシュヌ神は龍を断ち切る制裁を与えた。

  4. 体を頭(ヘッド)と尾(テイル)に断ち切られたが、ソーマを飲んだために生き続けた。

  5. 龍はヴィシュヌ神に告げ口をした太陽と月を恨み、追い回すようになった。

 この事から、太陽と月とドラゴンは相性が悪いとされている。

 解釈としては、象意には過去の罪が含まれること、太陽と月と相性が悪いこと、黄道を逆行している事からカルマ(生前の行為や輪廻と関係する宿命のようなもの)的な性質を表していると考えられる。

<astro.comでの表示の仕方>
黄道帯とハウス分割法のオプションを開き、「龍頭獣帯(月の交点 = 0°牡羊座)」にチェックを入れる。

シナストリー・チャート

 2名の出生図の相性を見るためのチャート。2名分の出生図を1枚に当てはめ、互いの惑星やアングルのアスペクトをチェックできる。アスペクトは、2名の間で形成されたものだけが表示される。

<astro.comでの表示の仕方>
チャートタイプを「相性図(2)」または「Synastry chart w. outer circle(2)」を選択し、パートナー欄には相性を見たい人物を選択する。前者は2重円タイプであり、後者は出生図の外側にパートナー人物の惑星やアングルを表示するタイプである。両方出力してみて使いやすい方を選ぶと良い。これまで紹介したチャート / 黄道帯のいずれも選択・作成できる。

トランジット

 今現在の惑星の位置。トランジットの惑星が、出生図の惑星やアングルに対して取るアスペクトを西洋占星術では読んでいきます。それにより、過去と現在に起こっている出来事の理由や、未来に起こりうる出来事の予測が出来る(具体的事例ではなく、起こりうる出来事の性質)。

 土星以遠の天体が、出生図のアングルや天体に重なる時(0度)、または90度や180度のアスペクトを取るときには、大きな出来事が起こりやすいので、注意しておくと良い。

 トランジットの惑星は、トロピカルとサイデリアルはチャート内で同じ場所を動くが、ドラコニックチャートでは異なる場所を動く。また、ジオセントリックとヘリオセントリックも異なる動きを取り、それぞれで出生図のアングルと天体が、トランジットの惑星は異なるアスペクトを取る。5枚の出生図の全てのトランジットをチェックしなければ、ホロスコープから現象を正確に紐解くことは出来ない。

<astro.comでの表示の仕方>
セクション → 円形チャート → チャートタイプを「出生図、経過*」を選択。表したいチャート(*)の日付のボックスに、読み取りたい年月日を入力する。

プログレス(進行法)

 トランジットと同じく、過去、現在、未来の出来事を確認、予測する方法。1日1年法がポピュラーであり、30歳のプログレスは、生まれてから30日後の天体の位置を見る。

 約30.4日で太陽は1つのサインを通過する。遅くとも30歳に(各サインの29度台生まれなら1歳を迎える前に)、全ての人のプログレスの太陽は、出生図の太陽のサインから、次のサインへ移ることになる。つまり牡羊座生まれの人のプログレスの太陽は、0〜30歳までには牡牛座になり、活動の主体性や目標が牡牛座らしさを帯びてくる。これは太陽しか見ない星占いが当たらない、ひとつの理由となっている。

 プログレスを読むのは主に個人天体とASCなどのアングルである。社会天体とトランスサタニアンは1日1年法では動きが遅すぎるために一般的には読まない。

<astro.comでの表示の仕方>
セクション → 円形チャート → チャートタイプを「出生図、経過、進行*」を選択。表したいチャート(*)の日付のボックスに、読み取りたい年月日を入力する。

小惑星

 西洋占星術では10天体以外の小惑星も重要な意味を持つ。以下、astro.com内の「その他のオブジェクト」で選択できる小惑星と準惑星エリスを示す。

※惑星名(惑星番号) - 公転周期|軌道の種類|名前の由来の順に表記

  • セレス (1) - 4.6年|小惑星帯|農業、豊穣の女神

  • パラス(2) - 4.6年|小惑星帯|知恵と戦争、工芸をつかさどる女神

  • ジュノー(3) - 4.4年|小惑星帯|女性の結婚生活を守護する女神

  • ベスタ(4) - 3.6年|小惑星帯|炉、家庭、家族を司る処女の女神

  • カイロン(2060) - 51 年|ケンタウルス族|ケンタウロス族の賢者、英雄達の教師、生涯に訪れる大きな苦難

  • フォルス(5145) - 92年|ケンタウルス族|ヘラクレスの毒矢を足に落とし死亡したケンタウロス

  • ネッスス(7066) - 123年|ケンタウルス族|ヘラクレスを謀殺したケンタウロス

  • オルクス(90482) - 245年|冥王星族|冥界の死神、有罪判決を受けた罪人

  • イクシオン(28978) -  249年|冥王星族|ケンタウロス族の祖、永遠の神罰を受けている

  • ヴァルナ(20000) - 281年|キュビワノ族|天則や掟を侵す者を裁く司法神

  • クワオアー(5000) - 289年| キュビワノ族|歌と踊りで神々と生物を作った創世神

  • エリス(136199) - 561年| 散乱円盤天体|不和と争いの女神

  • セドナ(90377) -  12,691年|分離天体|人間の始祖神、海の死者の国の管理者

 小惑星については専門的に解説した書籍等もほとんど無く解釈が難しいが、名前の由来となる神の性別と神話、公転周期、軌道の種類からその性質を推測できる。

 性別に関しては、サインにおけるジェンダーと同様に考えて良い。例えば、火星と木星の好転軌道の間に存在する小惑星帯のセレス〜ベスタは全て女神である。農業と豊穣の神セレスは「育む」ことが象意であり、女性的である。

 「戦争」という一見男性的に感じられる象意を持つパラスにおいても、パラスには「知恵」や「内面の男性性と女性性の調和と融合」という意味があり、それは平和や暮らしを守る(=女性性)ための知的な闘いを象徴するものである。対比として、「男性神」を名の由来に持つ小惑星を一例として以下に紹介する。

  • エロス(433) - 1.8年|アモール群(火星横断)|ギリシャ神話の愛と美の女神・アフロディーテの子、恋心と性愛を司る神

  • アモル(1221) - 2.7 年|アモール群(火星横断)|ローマ神話の愛と美の女神・ウェヌス(venus=金星)の子、純愛を司る神

  • クピド(763) - 3.4年|小惑星帯|アフロディーテと軍神マルス(Mars=火星)との息子

 この3つの惑星の名前の由来は全て男性の神であり、自分を積極的に対外的に押し出す力や否定の力(=男性性)である火星を横断する軌道を持つか、または火星を親にもつ神が名の由来であり、すべて能動的(=男性性)に他者を愛する力が象意にある。火星には「性的エネルギー」や「情熱」という象意があるが、エロス、アモル、クピドは火星の中の性的エネルギー(リビドー)にフォーカスしたもの、性や愛に限定した情熱の力であると考える事ができる。

 オーブ1〜1.5度以内のタイトなアスペクトであれば、小惑星は10天体に劣らない影響力をもたらす。小惑星まで読むことで、より詳細な個人のパーソナリティを読むことが可能となる。

<astro.comでの表示の仕方>
「その他のオブジェクト」で選択できるものはクリックする(Shiftキーで複数選択可能)。選択肢に無いものは「Manual entry」のボックス内に惑星番号を入力する(カンマを入れて複数入力可能)。

統合度数

 日本のサビアンシンボル研究の先駆者、直居アキラ氏が定義した理論。

例)蠍座16度の統合度数の出し方

  1. 度数をサインで(30度ずつで)分けずに1度(牡羊座1度)から360度(魚座30度)と考える。

  2. 360から226(蠍16度)を引く(360-226=134)。

  3. 獅子座14度(134度)が統合度数となる。

統合度数はオポジションと似た性質を持つ。360度の円を完成された形態だと考え、統合度数は完成するために欠けている性質と捉えることができる。

例)蠍座16度の統合度数の解釈

蠍座16度(いきなり笑い出す少女の顔)は人間の心の内側にある、清濁の「濁」、光と闇の「闇」に強い意識を持ち、世間一般からタブーと認識されることを表現したがる。またシンボルネームから読み取れるような不謹慎さも持つ。それゆえに世間一般的な感覚からは批判の対象になりやすい。

統合度数の獅子座14度(人間の魂が外界への顕現の機会を探している)は、創造と表現の意志や欲求が、世間に対して自分を効果的に表現するための最適な時(タイミング)と場(シチュエーション)を呼び込むこと、あるいは、最適な時と場を選ばないと全く成果が上がらないので正しい表現方法を選ぶという意味がある。

蠍座16度の力を最大限発揮するには、獅子座14度の力が必要であると読み取れる(または、蠍座16度には獅子座14度の力が欠損していると考える)。

※当ブログとツイッターで度々取り上げている小山田圭吾さんの火星は蠍座16度です。

お薦め書籍一覧

 著名な5名の占星術家の書籍を紹介します(amazonへリンクしてあります)。

−初心者向け−

鏡リュウジの占星術の教科書 I:自分を知る編(鏡リュウジ 著)

石井ゆかりの星占い教室のノート(石井ゆかり 著)

−サイン、ハウス、アスペクトをしっかり学ぶ−

詳解 月の正統西洋占星術 (神谷充彦 著)

完全マスター 西洋占星術(松村潔 著)

アスペクト解釈大事典(松村潔 著)

占星術完全ガイド(ケヴィン・バーク著 / 伊泉龍一 訳)

−サビアンシンボルを学ぶ−

愛蔵版 サビアン占星術 (松村潔 著)

ディグリー占星術(松村潔 著)

定本サビアン占星学―サビアンシンボルで知る人生の意味と目的 (直居アキラ 著)

直居サビアン占星学―占星学教室(直居アキラ 著)

※直居アキラ氏の著書は絶版となっていますので、中古があるうちの入手をお勧めします。

−ヘリオセントリックの意味を学ぶ−

ヘリオセントリック占星術(松村潔 著)

−月の意味を学ぶ−

月星座占星術講座 ―月で知るあなたの心と体の未来と夢の成就法―(松村潔 著)

占星術ブログ記事一覧

−基本的な読み方について(2018)−

  1. ホロスコープチャートの出し方

  2. 12サイン、4元素、3区分とは

  3.  天体について〜太陽と月の認識の誤解を解く〜

  4.  ハウスとアセンダントの理解は重要

  5. 天体の分布で読み取れる傾向

  6. アスペクトの理解はサインと共に

  7. サイン内の幾何学的なシステム〜サビアンシンボルとドデカテモリー

  8. ホロスコープリーディングのご感想

−占いと健康(2019)−

占いと健康に共通する問題(2019.01.31 )

  1. 安易な考えならば知らない方がマシ pt1

  2. 安易な考えならば知らない方がマシ pt2

2019年1月に自身の占星術講座を始動、同年10月に精巣がん診断を受けて研究対象を物質から精神へとターゲットを広げました。その後のメタトロンセッションを通じて西洋占星術のスキルを大幅に上昇させています。今現在の私の占星術の意見は、2020年以降の(honoiro.comの)ブログ記事にあると考えて読んでください。

−メタトロンセッションとの関連(2020)−

なぜ占星術を使うのか/複数のチャートを使う理由(2020.07.05 )
土星の解釈を間違えないで(2020.07.31)

−おすすめ記事−

陳建一、麻婆豆腐、前衛的な表現者たちを、魚座29度のサビアンシンボルが繋ぐ(2020.12.05)

−占星術・音楽ツイートまとめ(2021)−

占星術・音楽ツイートまとめ(2021年)
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