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投資をはじめる前にまずチェック👉  市場や事業構造を理解しよう!

こんちには。FPの本丸です。

みなさんは株式投資をする時に、何を一番重要視していますか? 

事業内容や業績、あるいはPERやROEといった指標など様々あると思いますが、わりと見落としやすいのが、今回テーマにあげた”市場(事業)構造”という切り口です。

投資で最も大事な事は、当たり前ですがまず中身を理解する事です。

中身とは、『○○を作って販売して利益をあげている』という、単に事業内容の事ではありません。”市場や事業構造”などについてです。

例えば昨年末にこんなニュースがありました。

年末、鶏肉が高騰・卵が品不足の懸念、鳥インフル拡大で…
https://biz-journal.jp/2020/12/post_195525.html


原因は鳥インフルエンザの影響や、コロナ禍の自粛により、家庭用の需要が増えた、それから時期的なイベントも重なったとわかります。

ですが、よく読むと価格高騰の原因は他にもがあると考えられました。

それは鶏肉の自給率です。

牛肉の国産自給率が36%、豚肉が48%なのに対して、鶏肉の自給率は64%と高く、国産が主流です。※鶏肉の輸入品はブラジル産が殆どのようです。

対して外食チェーンなどで使われる鶏肉は、殆どが外国産となっており、コロナ自粛の影響で、需要(外国産)が激減しています。

つまり小売店には外国産が少ない中で、家庭用の需要(内国産)が増えたので、国産鶏肉の価格が先に上がったという事になります。

国産が逼迫して、徐々に外国産が店頭に並ぶ➡近く外国産にも値上げ圧力

というような図式が、市場や事業の構造的な部分だと考えられます。

言い換えると、業界の意図的な戦略だったり、商品やサービスの取り巻く環境に起こっている事情といったところでしょうか。

あそこの会社は売れそうな物を作ってる、このサービスは流行るといった事も、もちろん投資する決め手にもなりますが、できるだけこうした構造的な部分に、一歩踏み込んだ方が、失敗する確率は下がります。

こちらのnoteでは、新聞やTV、雑誌などで取り上げられた、業界別の特性を簡潔にまとめていきますので、ぜひ活用してみてください。

それでは楽しい投資ライフを! 次回またお会いしましょう。


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