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『アリアドネの声』を読んだ🐴

これはすごく雑記な感想文です。
この小説めっちゃ好きです。

⚠画像より下はネタバレになります⚠



ワンクッション。イラストも素敵。

最初の感想
「マップ………?」

ページめくったら真っ先にマップ。何か考えながら読み進める必要あるのかな?なんて謎解きっぽい雰囲気があるけど、謎解き要素は無かった。救助チームと一緒に「どうやって中川さんを助け出すか」を考えながら読み進めている人だったらもしかしたらこのマップが活躍してたのかも。

一章:賢い街
施設の説明している辺り
「小説版絶体絶命都市」

前情報で巨大地震が起こる事は知ってたから施設の説明からお偉いさんの紹介のシーンですでに「フムフム、ここがめちゃくちゃになるんだな」って俯瞰して見てる感覚が不謹慎だけどワクワクした。コナンの映画でも大体紹介してる建物は爆発して崩落するじゃん。アレのワクワクに似てる。施設の紹介の中に救助で使う特殊な仕組みとか出るとニコッとしてしまった。

登場人物の会話が楽しい。高木くん芯が強くてとても良い。私は我聞先輩が好き。女の話で哀愁漂うところ。

一章でもう地震が起きたのはビックリした。展開がサクサク進む!!!!だから読みやすいと感じたのかも。

韮澤さんの妹と実際に会って話(?)もしたし、要救助者になるのはこの子かなって思ったら、中川さんだった時の「そっちかあ〜〜〜〜〜!!!!!!」って感じも良かった。忘れてたわけではないけど韮澤さんとの絡みが挟まったせいで記憶から薄れてたところで出てきて「なるほど!!」ってなった。映像もすごく浮かぶ。読むのが楽しい。

救助シーン
「我聞先輩めっちゃ活躍するじゃん!!!!!」

やっぱり施設の仕組みを利用したドローン操作アクションになった。ゲーム化してほしい。私も我聞先輩や花村さん火野さんの会話を聞きながらドローン操作してみたい。
中川さんが実は障害持ちじゃない疑惑や不穏な空気もワクワクしてしまった。市長が障害持ちを強く主張する辺りで陰謀が渦巻いてる感出て疑心暗鬼になるとことか。私こういうのだいすき。韮沢の妹も落ちるんかい!!!!!!!!!!!(辛いけど楽しい)

「無理と言ったらそこが限界」

良い言葉だなぁ。どっちの意味でも。

最後の閃き

今まで安全圏で操作のみしてたのにまさか現場に直接行く展開。あの。こういうのめっちゃ好きです。ドローンでの救助活動だけでも緊迫感あったのに自分たちから危険地帯に行く流れ…やっぱり小説版絶体絶命都市だったのかもしれない。最後の最後で指示ミスに気づいた後の声で命が繋がった!!!!!という展開。

障害持ちでは無い疑惑が確信になったのか?と、このまま助かったとしてこの後中川さんや市長がどう出るんだ…?なんて考えてたらまさかのW救出。ここがとにかくカッコいいいいいい!!!!!メディア化してほしい。でもメディア化されたら映像のイメージに引っ張られちゃうから、そうなる前にこの小説に会えて良かった。

すごく好きなお話でした。


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