あすなろの手紙〜俳句を添えて〜

これは、鶫さん、Alohaさんと紡ぐ公開の手紙です。多くの人に楽しでいただける内容だと思っていますので、是非ご一読ください。
https://note.com/sabaryo/m/mb604f9c7d46a

あすなろの手紙〜俳句を添えて〜｜鮎太｜note

橘鶫さま、Alohaさま

立冬も過ぎ、暦の上では冬を迎えましたね。今年は紅葉もあまりせず、秋が好きな人間としては物足りなさを感じています。

今回もいただいた質問に答えさせていただきますね。
Alohaさんからの質問「制服にまつわる思い出」。僕は小中高とも兄と同じ学校でしたので、制服はもちろん体操服までおさがりでした。なので、ピカピカのものを着たこともなかったですがそれを悲しいとも思いませんでした。
小学生の頃は自由服だったので、中学生で初めて制服を着た時は、その年まで中学3年生だった兄の着ていたものでしたから、ぶかぶかでした。裾はなんとか直してましたが、肩幅や丈が合わず自分でも鏡を見て笑ったことをよく覚えています。でも、そこから2年もたてばピッタリで、体の成長を感じました。

続いて、鶫さんからの質問は、「いまハマっていることは？」。古本屋さん巡りです。いまに始まった趣味ではないのですが、旅行や出張に行った際は、隙間時間を見つけて立ち寄ります。古本屋さんの魅力と言えば、新刊書店では手に入らない古書ですが、加えて、店主に魅力的な方が多い気がします。
お話をすると、みなさん遠慮がちで個人的なことには踏み込まず、それでいて本の話になると止まらない。聞いていてとても心地いいのです。
先日、懇意にしてもらっている古本屋さんに行ったところ、僕が大岡信の古本を探していることを覚えていてくださり、売ってもらいました。その時にとても控えめに、俳句や短歌は私も好きですと言われ、原石鼎や正岡子規などの話をしてくれました。好きなものを語り合うと途端に仲良くなった気になれて、とても楽しかったです。

秋草を飾る古本即売会　　　　　清川鮎太

また、最後に僕から質問をさせてください。お2人は、本を読むのは紙派か電子派、どちらですか？漫画、小説、エッセイで違うかもしれませんが、そこらへんも教えてください。

カメムシが大量発生して困っている鮎太より