見出し画像

嫌いな言葉 ピンチはチャンス

前々から気になっているのだが、コロナ禍になって「ピンチはチャンス」という言葉が、世の中に飛び交っている。
そして例に漏れず、私はそんな風潮に何だかもやもやしている。

単純にピンチはピンチじゃないか。
それはそのピンチに寄ってたかって通常なら奪えないものを奪ってしまえ、ということなのではないか、ということを思う。
そんなことを言う人は困っている人が多いのに、それを尻目に火事場泥棒のようにパイを奪ってしまおうという魂胆が見ているように思う。
しかも大体そんなことを言う人たちは上に立つ人間だ。
普段も忙しい。
こういう危機の時でもやはりパイを奪えと忙しい。
いつになったらこの従属の縛りから逃れられるのだろう。
上に立つ人間はいつまで縛りつけようとするのだろう。

そんなことを思ってしまうのだ。
私の考えがひねくれて偏っているのはわかっている。
だが、今のコロナ禍、これをチャンスと捕らえるられるのはあまりピンチに陥っていない人達。
やはり何だかな、と思ってしまう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?