信州ブレイブウォリアーズ 開幕戦振り返り

はじめに

どうも皆さん砂漠のひろしです。
いよいよ2023-24シーズンが開幕。見事勝利した我らが、そしてあなたの信州ブレイブウォリアーズ。
不安に満ちたオフシーズンを乗り越え、見事勝利を飾ってくれました。
ルイス新キャプテンが得点面でチームを引っ張り、石川もクラッチタイムでの勝負強さをいきなり発揮し、怪我明けなのに2試合連続ダブルダブルのウェインは流石でしたし、初戦は固かった星野・ドンリーも2戦目では存在感を示し、もう5シーズンくらい信州にいない?って程フィットしたトンプソン、そして見事ステップアップしたマシューに、相変わらずの守備職人の三ツ井。何よりこの為に連れてきたSK(スタントン・キッド)が2試合とも終盤に結果を残すなど見所盛り沢山の試合を振り返っていきたいと思います。

GAME1

初戦からいきなり延長となったこの試合。
どちらかと言えば流れはずっと信州にあり、突き放すチャンスが何度もありながらミスを犯し茨城ロボッツが息を吹き返す。そんな試合となりました。
GAME2も同様ですが、それでもなんとか逃げ切れたのは茨城のフリースロー成功率の悪さ。
GAME1 20/32 62.5%
GAME2 19/32 59.4%
そして、GAME1では勝負どころの4Qで6/12と半分も落としてくれました。
ぶっちゃけ1本でも多く決められていたら、延長に入ることなく茨城ロボッツが勝利していただけに、この確率の悪さには正直助かりました。
とはいえ、会場に多く詰めかけたウォリアーズブースターのブーイングの影響もあったと思います。

まさにホームアドバンテージを感じる試合でした。
内容としては負けてもおかしくはない試合。それでも取り切れたのは大きく、勢いをもって次の試合に臨むことが出来ました。

各選手の採点

RJ:5.5
スリーは低調も巧みなステップとミドルの精度は高く2得点。
ディフェンスはムラがありそうではあるが、この選手の場合は15点取ってくれればチャラでしょう。
そういう意味では6得点なので採点は辛めに。

ドンリー:5.5
信州の開幕シュートはドンリーのシュートから。
ただ、この後はやや存在感もなく審判の笛にも中々アジャスト出来なかった。

小玉:出場機会なし

SK:6.5
1Qのブザービータースリーに続き4Qにも一時逆転となるアタックと求められる役割を十二分に果たした。
アンダーサイズのタプスコットとマッチアップする事も多くディフェンスでの負担は少なかったハズだがファウルトラブルに苦しむ。
得点を取る為にもこの辺りのファウルマネジメントはしっかりしたい。(この辺りはマシューの出番だと思うけども)

石川:6.5
OTでの5得点はまさにキングの名に相応しく。
平尾を欠く茨城のPGから老獪にファウルを貰い計6つのファウルドローンも流石。

栗原:6.5 Player of the Game
新キャプテンとしての船出を見事勝利で飾った。
ハンドラーとしてゲームを作るというよりは、自分が点を取る為のプレイを選択し続けた姿は見事。
そしてそれで18得点を挙げて見せたのだから文句のつけようもなくPlayer of the Gameに

マシュー:出場時間0.2秒の為採点不可

星野:5.5
無得点とオフェンス面での存在感が少なく。
ディフェンスでは懸命に取り返そうとする姿もあったが…。

トンプソン:6.0
忠実。そして実直というのが率直な感想。
ポストプレイをする場面も多かったが、茨城のダブルチームには冷静にフリーの選手にパスを出すなどチームファーストな一面を随所に見せてくれた。
登録がSF/PFなんだけどPF/Cの間違いだよね?

サイモン:出場機会なし

三ツ井:6.0

ケネディをほぼ完璧に封じ込めた上で5得点を記録。
期待通りの活躍を見せた。

マーシャル:6.0
初戦からダブルダブルと大黒柱としての存在感を発揮。
最終盤のフリースロー2×だけは要修正を。

GAME2

前半に主導権を握った信州ですが、後半はシュートは決めつつも茨城のオフェンスを止められない展開が続きどうにも嫌なムード。
そんな中信州のシュートが落ちだし、茨城のシュートは落ちないという展開に。
そうなると勢いに乗ったら強い茨城ロボッツの脅威の追い上げが始まります。
その勢いを食い止めたのは新加入のSKでした。

バスケットカウント、ミドルジャンパー、そして更にバスケットカウントとクラッチモードに突入したSK。

ここでマイケルHCは石川を下げ、SKに託す決断をしました。

石川もGAME1のOTで5得点を挙げた様に勝負強さはありますが、この場面でハッキリと「この為にお前を連れてきたんだろ」とSKに託す意思表示を言葉だけでなく、起用方法でも示しました。

そして4Q残り40秒。4点リードという状況で放ったタフショットスリーを成功。
そして既に信州ブレイブウォリアーズの今シーズンの流行語大賞間違いなしの「だから俺を連れてきたんだろ」という名言が飛びだしました。
茨城の追い上げに苦しみながらも、最後に大仕事をやってのけたSKの活躍もあり2連勝という最高のスタートとなりました。

各選手の採点

RJ:5.5
大庭のディフェンスに手を焼くシーンも。
茨城のスカウティングが徹底していたのかスリーの試投数も1本にとどまった。
ただクリエイト面に関しては11分の出場で4アシストと期待通りの活躍を見せた。

ドンリー:6.0
ファウルを受けながらダンクを叩き込み序盤の勢いを生み出した。
マッチアップがケネディと厳しかったが4ファウルは頂けないので6.5→6.0評価に。

小玉:出場機会なし

SK:6.5 Player of the Game
だからお前を連れてきたんだろ。

かめろん様(@KameronSBW)に提供いただきました。

石川:6.5
3得点ながら11アシストと相変わらずの存在感。
唯一のスリー成功で個人賞をかっさらうなど勝負強さも。

栗原:6.5
1Qのトランジションスリーは見事。
フリースローもきっちり5本沈めたのは大きい。

マシュー:6.5
前半の時点では間違いなくPlayer of the Gameクラスの活躍。
8分強の出場時間で9得点5リバウンドを記録できる日本人ビックマン他にいます?

星野:6.0
ドンリーと同じく前日のうっ憤を晴らした。
ただドンリーと同様にファウルが多いので気を付けよう。

トンプソン:6.0
信州には珍しくミドルジャンパーから得点を記録。
昨日は彼のポストアップには茨城もダブルチームで対応していたが、この試合は1対1を選択。
バスケットカウントを誘発するなど得点を積み上げた。

サイモン:出場時間が短い為除外
現時点ではルイスが頭一つ抜けていて残りの時間を星野と争う形に。
とにかく出場したらスリーを決めて欲しい。

三ツ井:5.5
無得点は仕方がないが、マッチアップ相手のケネディを好き放題させたのは×。
彼なら守れるだろうし、そう思ってマイケルHCも起用しているので守備職人のプライドを示して欲しい。

マーシャル:6.0
連日のダブルダブルを記録。
速攻からのダンクをお見舞いするなど勢いを生み出すプレイが多かった。

さいごに

次戦は千葉ジェッツというタフなスケジュールです。
ただ、長崎に連敗しムーニー・原と離脱者が多いのもあり週末の出場も不明。
不謹慎かもしれないですけど、とにかく週末の試合には出場してこない事を祈りつつ、勝利を期待したいですね。

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