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信州ブレイブウォリアーズ プレシーズンマッチvs横浜エクセレンス戦振り返り

はじめに

どうも皆さん砂漠のひろしです。
今回は先日行われた横浜エクセレンスとのプレシーズンマッチの感想を書いていきたいなと思います。
スタッツは手集計の為、間違いはあると思いますが参考までに見て頂けるとと思います。Q終了間際のロングスローのスリーはカウントするのかな?とかそんなレベルの人がつけてるので信憑性は低いです。

良かったポイント

全選手が出場する事ができ、怪我が無かった事が一番ですね。
また、出場時間で30分を超える選手はおらず、プレイタイムのシェアも出来ていました。
シュート成功率も軒並み高く(IP73.3%、3P39.4%)、シュートまで行けたオフェンスの精度は非常に良かったです。

悪かったポイント

力のある選手が多くいるとは言え、B3チームに75失点は取られすぎだったのかなと思います。
特にトランジションディフェンスのピックアップが悪く、ノーマークでスリーを打たれるというシーンが散見されました。
今オフの新加入選手は2名と入れ替わりは少なく、ディフェンスへの影響は少ないと思っていただけに、この試合のディフェンスの仕上がりは少し不安な結果となりましたが、17日に予定されている香川戦では改善してくれることを期待しましょう。
また、良かったポイントにシュートまで行けたオフェンスは良かったと書きましたが、それまでのミス=ターンオーバーは13個と非常に多かったです。

選手ごとの採点&スタッツ&印象

IPはペイントエリアからのシュート、OPはペイントエリア以外の2Pシュート。
+/-は出場時間中の得失点差。

熊谷
採点:5.5
出場時間:22:19
2得点(IP:1/1、OP:0/0、3P:0/4、FT:0/0)
1リバウンド(OR:0、DR:1)
5アシスト
1スティール
3ターンオーバー
1ファウル
1ファウルドローン
+/-:-8
安定したボールキャリーとディフェンスは今期も健在。
得点面はスリーが低調も決定機の演出は出来た。

栗原
採点:6.0
出場時間:20:57
8得点(IP:1/1、OP:0/0、3P:2/2、FT:0/0)
2リバウンド(OR:0、DR:2)
3アシスト
2スティール
1ターンオーバー
0ファウル
1ファウルドローン
+/-:+13

第1Qの2本のスリーはお見事。
サイモンとの同時出場では後輩シューターにスリーを打たせようとする動きも良かった。

マシュー
採点:5.5
出場時間、9:29
0得点(IP:0/1、OP:0/0、3P:0/0、FT:0/0)
1リバウンド(OR:0、DR:0)
1スティール
1ターンオーバー
1ファウル
+/-:-11
オフェンス面では無得点も、昨シーズンは動いてファウルを取られていたスクリーンを改善させ良質なスクリーンをかけられるように。
またディフェンス面では横浜の外国籍を押し返す場面もあったように強い身体をオフに作ってきたなという印象。
10分弱の出場時間は少ないように見えるが、彼のお陰で外国籍3名のプレイタイムは30分以下に抑える事が出来たのは良かった。
課題はトランジションディフェンスの時に自分のマークマンに簡単にスリーを打たれていた点。この辺りは早めにピックアップをしないといけない。(とはいえ、チーム全体でトランジションディフェンスのピックアップは悪かったが…)

前田
採点:6.0
出場時間:18:14
9得点(IP:3/7、OP:0/1、3P:1/3、FT:0/0)
5リバウンド(OR:2、DR:3)
3アシスト
1スティール
3ファウル
+/-:+3
前田にとっては前年に引き続き、プレシーズン名物ファウルトラブル(昨年はアンスポ&テクニカルで退場)になりながらも、ディフェンスは相変わらずの遂行力を発揮。
ペイントエリアでのフィニッシュパターンを増やそうとしているのか、様々なステップを見せてくれた。

ホーキンソン
採点:6.5
出場時間:22:36
22得点(IP:6/7、OP:1/1、3P:2/6、FT:2/2)
4リバウンド(OR:1、DR:3)
1アシスト
1ブロック
1ファウル
1ファウルドローン
+/-:0
相も変わらずの活躍。
この日は柔らかいタッチのフローターでペイントエリアから高確率にスコアを上げた。

サイモン
採点:6.5
出場時間:10:30
12得点(IP:0/0、OP:0/1、3P:4/6、FT:0/0)
0リバウンド(OR:0、DR:0)
2スティール
1ターンオーバー
1ファウル
+/-:+14
10分少しの出場時間ながら、デビュー戦で大きなインパクトを残したことを踏まえ、この試合のPlayer of the Gameに選出。
アップの時からスリーの精度が高く期待して感染していたが、それ以上の活躍。
特に2本目のスリーは動きながらボールを貰ってのスリーと難しいシチュエーションだったが決め切ってみせたのは見事。
4本連続のスリーは素晴らしいが、最大の評価ポイントは「俺に打たせろ」というオーラを隠す事無く出し続けていた事。自分のシュート力に対する自信と、その実力を存分に発揮してくれた。

三ツ井
採点:5.5
出場時間、13:24
0得点(IP:0/0、OP:0/0、3P:0/0、FT:0/0)
1リバウンド(OR:0、DR:1)
2ターンオーバー
1ファウル
+/-:+2
ディフェンスでは文句なしの活躍もオフェンス面では積極性を欠きシュートアテンプトは0本。
三ツ井だけの責任ではないが、不用意なターンオーバーからの失点は頂けない。
ただ、ディフェンスは相変わらずの安定感でQ終わりの絶対守りたい場面で2度起用されるなどコーチからの信頼は感じた。

生原
採点:6.0
出場時間、17:41
5得点(IP:1/1、OP:0/0、3P:1/3、FT:0/0)
4リバウンド(OR:0、DR:4)
3アシスト
1スティール
1ターンオーバー
2ファウル
2ファウルドローン
+/-:+20
安定したボール運びとゲームメイク。前線からのディフェンスと求められる役割は十分に発揮。
スリーの試投シーンはいずれもフリーで1本の決定率は物足りないが、信州のガード陣のお得意のジェイル→スネークドリブル→マーシャルのクリアアウトの道を使ってレイアップ。という流れを見せたように信州のオフェンスにフィット。
最大の見せ場は岡田のファストブレイクを成功させる為に相手選手に並走して岡田に決めさせた場面。個人的にはアシストを1つ上げたいくらいだった。(上げてません)
+/-(出場時間中の得失点差)で日本人トップの+20も高評価。

マーシャル
採点:6.5
出場時間:24:48
16得点(IP:5/7、OP:0/0、3P:2/2、FT:0/2)
3リバウンド(OR:0、DR:3)
2アシスト
3ブロック
1被ブロック
4ファウルドローン
+/-:+23

ゴール下の番人として3ブロックは流石。
得点でも苦しい場面での3Pやエンドワンを獲得するなどチーム2位の16得点をマーク。
+/-でもチームトップの+23を残し、今シーズンも大黒柱として期待できそう。

マクヘンリー
採点:6.0
出場時間:25:15
4得点(IP:2/2、OP:0/0、3P:0/3、FT:0/0)
4リバウンド(OR:2、DR:2)
6アシスト
2スティール
1ブロック
3ターンオーバー
1ファウルドローン
+/-:+6

チーム最年長ながら最多の出場時間となった。
4得点と点数こそ伸びなかったが、6アシストとゲームメイクで貢献。
その他のスタッツでもチーム上位と牽引し年齢を感じさせないパフォーマンスを見せた。

岡田
採点:6.0
出場時間:14:47
9得点(IP:3/3、OP:0/0、3P:1/4、FT:0/0)
2リバウンド(OR:0、DR:2)
1アシスト
1スティール
2ファウル
2ファウルドローン
+/-:-2

短い出場時間ながら9得点と得点力は健在。
オフに何があったかは敢えて触れないが、今までの好き勝手オフェンスをやっていれば良いという雰囲気は無く、ディフェンスを頑張ろうという姿勢は感じた。

選手ごとのスタッツ一覧

1Q

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2Q

画像2

3Q

画像3

4Q

画像4

合計

画像5

21-22シーズンとの比較&チームスタッツ

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例によって小さい画像で申し訳ありません。
サンプルが1試合なので資料としては適切ではないのですが、変化を読み取るのに参考にどうぞ。
ペイントエリアからのシュート数は比較してもあまり変化は無いですね。成功率は単純に上振れている可能性があるのでここでは敢えて触れません。

特筆すべきはスリーポイントシュートのアテンプトの増加でしょう。33本の試数はどちらかというと20-21シーズンの平均値(31.4本)に近い数字です。
ではペイントエリアからの投数が減っているかと言えばそうではなく、単純に全体のシュート数が増えている事から、今までの様にゆっくりとしたペースでシュートシチュエーションを作るというより打てるシュートはどんどん打っていこうぜ!という路線かもしれません。

象徴的だったのは4Q残り8:45にサイモンがスリーを放ったシーン。

4Q残り8:50に前田がボールを確保するとそこからわずか5秒でスリーを打ちました(結果は外れる)。
今までの信州であれば落ち着かせてセットオフェンスに行く場面ですが躊躇なくスリーを選択していました。
そういった点からも今年の信州は狙える場面では多少相手からのシュートコンテストがあっても積極的にシュートを打っていく様になるかもしれません。
とはいえ、この1試合で変化が読み取れるわけではないで、今週末に予定されている香川戦の試合を踏まえて考える必要はあるかもしれませんね。

PGとウイングの組み合わせ

続いてみていきたいのは各選手が出場していた時、誰とコートに立っていたかです。
表の数字は1→PG、2→SG、3→SF、4→PF、5→Cという様にポジションを示しています。

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PGは熊谷と生原のみの起用で、熊谷が約22分生原約18分と分け合い、2人の同時起用はありませんでした。

注目したいのは栗原、岡田、前田、サイモン、というウイング勢がどのPGと同時に出場していたかです。

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・熊谷と長く組んだのは前田と岡田の組み合わせ。
・生原と長く組んだのは栗原とサイモンという形になりました。

前者は三銃士ユニットで昨シーズンから継続の形と言っていいでしょう。
後者はシューターに2人が入り選手こそ違えど、どちらかというとB2時代~B1初年度の形に近いと思います。

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数字としても特性は顕著に出ていて、三銃士ユニットではペイントエリアからの試投数は11本で、生原+シューターセット(良いネーミングないかなこれ)ではペイントエリアからは2本しか試投数しかありません。

スリーポイントシュートは試投数こそ同じですが、確率はまるで違います。

昨年は三銃士によるペイントエリアからのシュートの増加により得点数は伸びました。
今年は更にスリーポイントシュートの強化の為、生原秀将 with LT(ネーミング募集します)のユニットを用意したのかな~なんて思いましたが、まあこれは完全に妄想なので次戦の香川戦を楽しみに待ちたいと思います。

さいごに

アリーナMC:6.0
西山に対する愛のあるコールで会場を盛り上げたが、信濃の国を歌わなかったのは×。次戦までに修正して欲しい。

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