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神戸とさだまさし(2019.7.15)

うみの会という川柳の句会で神戸へ。毎回ゲストとして川柳以外の人を呼んでて、今回は短歌の人やった。短歌の人が来ると「えへえへ、いいやろこれがうみの会やで、えへえへ」と、よくわからんけど自慢げな気分になる。しかもこの日は海の日やし。

句会は、題詠「秒」2句と雑詠2句。うちが提出したのはこれ。

2秒早ければわたしの椅子だった
留守電に二十秒間さだまさし
三塁に向かって吹いてしまう風
ガンダムのいちばん柔らかいところ

うちとしてはガンダムのがいちばん気に入っててんけど、この「〇〇のいちばん〇〇なところ」みたいなのはよくある構図らしい。なるほど、そう言われたらありそうな気もする。一番最初にできた三塁は票入らず、ぎりぎりで作ったさだまさしが褒められて、毎度のことながら何が良くて何が良くないのかなかなかわからんな。あ、でもさだまさしの句が、いちばん作った意図通りに読んでもらえた気がする。川柳の場合それが100パーセントええことなんかどうかもわからんねんけど。

川柳の人たちの話を聞いてると、すごい大きいところではこれが良くてこれはあかんみたいなのがあるんやろうけど、あとの細かいところでは個人の信念って感じがする。信念を貫いてそうやけど案外適当そうやったり、適当そうやけどふっとい信念をでーんと立てて喋ったり。信念あるのかっこいいな。

今回に限ったことじゃないけど、句会中何度も「このうたは……」とか「さっきの1首が……」とか言ってまう。もちろん句って数えるのは知ってるし気をつけてるつもりなんやが、自分が思ってるより短歌が染み付いてるんやなぁ。やから歌会のときに「1句が……」と言ってる人がいたら、きっと川柳か俳句に先に興味を持ってた人の可能性がある。「短歌は1首!」って目くじら立てて言うことじゃないな。

あと懇親会が鶏料理やさんで、そこで出てきたひねどりのポン酢和えがめっちゃおいしかった。親鶏やから歯ごたえがあって、噛んだらポン酢の酸味がする。ググったらひねぽんっていう播州の郷土料理みたい。最後余ってたから隣のテーブルのまで食べたわ。

#日記 #川柳

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