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2024/06/30(日) 日記。父面会の日。今日もDVD。鐘の鳴る丘。

今日は母を連れて父の面会の予定。

午後、NHKの広重ぶるう第2回目を見て、
なか卯でそばを食べて、母のデイサービスへ迎えに行く。

父は今日は時間帯もあったのだろうか、横になったまま、起きてくれなかった。
顔色は悪くない。
話すとにこり、ぐらいはしてくれる。

スーパーで買い物をしてから母といっしょに自宅へ。

鮭を焼いたり、サラダを作ったり。

今日も河島英五のDVDを見る。
新星堂だか十字屋だかの提供の音楽番組のやつがあった。
バンドが固まって来始めたころのやつで、なかなかかっこいい。
僕のボーカルパートもたくさん使ってくれている。
この頃はまだ、さだまさしの歌に出てくる競走馬のように、
少しは期待されていたのだろうか。

19歳の河島英五がNHKの若い広場で、言いたいことを喋らせてもらっている。
50年前の「真剣十代しゃべりば」みたいな番組だ。
インタビュアーがきたやまおさむさんだったのは知らなかった。
うれしくて舞い上がって喋り倒している英五さん。
最後に奥さんの名前まで出している。ああ、青春。

母が帰る時間、なんかひとつくらい、誠意を見せようと、
ギターで歌を聴かせてあげることに。
長い人生で親に直接、そんなことをしたことはない。
仕事としてのコンサートを見に来てもらったことは何度もあるが、
実際生活に楽しげに歌を歌うなどという、サウンド・オブ・ミュージックや
メリー・ポピンズのような光景は、全くなかった家族。

ギターを弾きながら「鐘の鳴る丘」を一節歌った。
今度の老人ホームの慰問で歌うので練習を兼ねて(こういう仕事のついでに、というようなところが純粋さがなくて自分でも嫌だなと思うのだが)。
母に聴かせると、母は手拍子して一緒に歌ってくれた。

こういうことを、若いときからもっとやっておけばよかったかな、とも思ったが、
その頃はそんな感じでもなかったのだ。
ボケてから平和になれている今は幸せかもしれない。

こういう古い歌は僕は「はだしのゲン」で憶えたのだ。
軍歌も結構知っている。
そういうのが好きだった変な小学生だった。
趣味が合う友人はいなかった。
それが今、人の役に立っている。
年寄りは喜んでくれる。

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