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言葉にすることの意味
4万人を超えるポコチャライバーの中から「さあやん」という存在を見つけ出して、
この記事まで辿り着いてくださった全ての皆様へ。
今回は、明後日9月10日(日)からスタートする「オリジナル曲」イベントへの参加に対する想いや、
ライバーとして活動してきた3年9ヶ月の中での気持ちの変化。
そして、今のリアルな気持ちを綴らせていただきたいと思っています。
ただ、その前にどうしてもお伝えしたいことがあります。
「さあやんさんのnote読みました!」
「文章がスッと入ってきて読みやすい」etc…
約2年前、完全なる自己満足でスタートしたのにもかかわらず、
noteを更新する度にこのような温かいコメントを届けてくださる皆様、本当にありがとうございます。(とても励みになっています…!)
今回は、いつも貴重なお時間を割いて私の長い記事にお付き合いしてくださっている皆様に向けて、
イベントについての記事の前に少しだけ別のお話をさせてください。
日頃、私のSNSを見てくださっているライバーさんから「想いの丈を伝えるときに気を付けていることはありますか?」とご質問をいただくことがとても多い中で、
そもそもなぜnoteを書くようになったのか?
「言語化」において心掛けていることは何か?
という部分を深掘りし、少しでも誰かのお役に立てたらと思っています。
長くなるので、二つの記事に分けてお届けしていきます。
最後までお付き合いいただけますと幸いです。
少しだけ過去のお話
7年以上も前の話になりますが、私は求人広告代理店でライターの仕事に就いていたことがあります。
クライアントに取材をし、
ニーズに沿って広告の幹となる文章を書く。
業務内容は一見シンプルですが、
「他人の心情を言語化をする(客観的視点)」
「読み手が理解しやすいような文章作りをする」
「校正(誤字脱字や内容の矛盾がないか修正)を繰り返す」
というように、ただ取材内容を文字起こしするだけの単純作業ではない仕事でした。
業界未経験で、読書もほとんどしない私は、入社後もなかなか独り立ちはさせてもらえず、
初めの半年で担当した取材は上司の同行ばかりでした。
上司がインタビューした録音データを元に、練習として記事を完成させる。
締め切りに猶予を持たせて提出することばかりを考え、
クライアントのニーズをきちんと噛み砕けないまま感覚で文字起こしをしていたことが、上司にはバレバレだったようです。
「代理店」だからこそ、そのクライアントの分身になったつもりで書き上げなきゃいけない。
まずはその人の立場に立脚する。
言語化する上で最も大切なことに気がついた時、
私は何度も何度もインタビューの録音データを聞き直すようになりました。
ひたすら下書きをPCに打ち込み、またそれを読み返して、深掘りしていく…
これが当たり前にできるようになって、ようやくライターとして一人で取材に向かわせていただけるようになったのです。
自分の心と向き合うこと
ライバーを始めてから、1年半が経過した頃のこと。
歴が長くなればなるほど、自分のこれまでの記録を守り続けることへのプレッシャーや、
沢山のリスナーさんとの出会いと別れを経験することが増え、
その度に、自分の気持ちがコントロールできなくなる程、心が大きく揺さぶられるようになっていきました。
泣くほど嬉しい気持ち、悔しくて堪らない気持ち、本気が故の不安な気持ち…
ただ、どんなに私が色んな表情を見せていても、応援してくれているリスナーさん達の表情は見えないのです。
「伝わっているのかな?」
「耳を傾けてくれているのかな?」
考えても考えても答えは出るはずがなく、私は画面の向こう側から想いを伝え続けることしかできませんでした。
また、ポコチャの特性として、
コアファンもエールもランキングも、全て1ヶ月毎に全てリセットされる仕組みがあることから、
どれだけ頑張って結果を残してもキャリアがストックされていかない感覚に苦しむことも増えました。
気が付けば、一人の時間は「悩む」時間が増えていき、それはいつしか解決の見出せない「病む」に近い感情になっていく。
このループから抜け出せなくなった時、ふとnoteに自分の感情を書き綴ることを思いついたのです。
“人間の思考は、私達が思っている以上に物凄いスピードで情報処理が行われている”
自分では「解決」を目的に考えているつもりでも、考え込むことで、それはいつしか自分ではコントロールできない感情になってしまいます。
それだけ、人間の脳って頭がいいんです。
だからこそ、自分の心の声に何度も耳を傾けることでスピードを制御することが必要になります。
「どうしたらいいのか、どうしたら正解なのか」ではなく、
「どうしたいのか」をちゃんと自分に問いかけてあげるキッカケとなったのが「文字に起こす」ということでした。
書き出した手は止まらず、まずはありのままの気持ちをとにかく文字に起こしました。
伝えたい相手(リスナーさん)のことだけを浮かべて、とにかく語りかけるようにひたすら胸の内をさらけ出していきます。
①自分が今抱えてる問題(=目標、目的)
②なぜそれに悩んでいるのか(=目指しているのか)
文字に起こしていくと、自分の閉じ込めていた感情はどんどん霧散されていき、新たな気づきや感情も芽生えてきます。
吐き出すことで気持ちにゆとりができて、別の視点への気付きができるようになるからです。
そして、ある程度文章を書き進められた時には、少しムズムズとした気持ちになります。
ライター時代の血が騒ぎ、文章を綺麗にまとめたくなるのです。
句読点の位置や改行のバランスを見直したり、段落分けをしていく…
この作業により、次は自然と文脈がおかしい部分や、表現が足りない部分に気づきます。
「あれ?ここはもっとこう書いた方が読みやすいな」
「こういう具体例を入れた方が分かりやすいかな」
こうして修正を重ねていくことで、同時に自然と文章を読み返す行為を行うため、客観的に自分の想いを見つめることができ、
「悩む」のループから「解決」や「解消」というマインドへと抜け出すことができたのです。
こうして、誰に見せるわけでもない独り言のようなnoteは徐々に思い入れ深いものとなり、
ゆくゆくは「イベント前や大切なお知らせがある時にはnoteを執筆する」というマイルールとなっていきました。
マイナスな気持ちこそパワーになる
私は現在ライバー歴は約3年9ヶ月ですが、
これまで「もう辞めてしまおう」と思う瞬間は数え切れない程ありました。
特に、ライブ配信の世界は「イベント」や「メーター」、「ランキング」など、他人と比較せざるを得ない場面が多いため、
自分が望んでいなくても自然とマイナスな気持ちに傾いてしまうこともあると思います。
私も始めて1〜2年の頃は、劣等感を糧にするタイプの相当な曲者でした…。
(これについては次の記事でお話します!)
ただ、悩んだり苦しくなる「マイナスな気持ち」というものは、実は大きなチャンスを秘めていると気づけたのも、このnoteがキッカケでした。
私のように自己肯定感が低いタイプの人は、「(イベントに)負けたらどうしよう」「私なんて〜」という負のマインドに襲われがちですが、
これらのネガティブ思考は、言い換えれば「そうならないように対策できるチャンス」でもあります。
・イベントに負けたらどうしよう
・誰も配信に来なかったらどうしよう
・盛り上がらなかったらどうしようetc…
「絶対にそうなりたくない」から怖いのであれば、絶対にそうならないように予防線を引けるだけ引く。できる限りの対策をする。
負のマインドに襲われた時こそ、文字に起こし、新たな気付きを得て「本気の想いをリスナーさんに発信する」。
ただ、ここでの注意点は「書いた文章はきちんと校正をすること」。
一発書きや、短時間で一気に仕上げるのではなく、
時間や日にちを空けて何度も読み直してみたり、音読してみたりするのもおすすめです。
あとがき
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます!
予想通り、とてつもなく長くなってしまいすみません…(笑)
偉そうに沢山語ってしまいましたが、
私は決して自分の文章が上手いと思っているわけではございません。
今回の記事で一番お伝えしたかったのは、
想いを伝えるためには「文章を完成させるまでの過程が大事」だということです。
冒頭でもお伝えした通り、私事ではありますが、ガチイベが9月10日(日)からスタートします。
自身の誕生日も含んだ、1年の中でも大きなイベントの1つです。
様々な不安と葛藤していた中で、いつも通り「イベントに対する想い」をnoteにするだけでは物足りないのでは…と感じていました。
最近は、イベント前にnote を書くライバーさんが一気に増えたので、
私が今まで通り書いたところで特別誰かの目に留まる自信が持てなかったのも本音です。
そんな中、下書きを書き進めて行き着いたのは「そもそもなぜ私がnoteを書き始めたのか?」という原点を皆様に知って欲しいという感情でした。
今回のこの記事は、トータル4000文字超。
3日間かけて、じっくりと完成させました。
もちろん、3日間パソコンに張り付いていたわけではなく、
日々変化する気持ちの中で、何度も何度も読み直しては修正を重ねて書き上げたものです。
キッカケは「自信が持てないから」というネガティブな感情からでしたが、
書き進めていく中で「誰かの背中を押したり、気付きになれるかもしれない」という前向きな気持ちに変換することができました。
先ほどの段落でもお伝えしたように、
心の中でイメージし続けていても、むしろ悩みや不安を加速させてしまうだけなので、
そんな時は、皆様もスマホやパソコンを使って下書きを書くことからスタートしてみてくださいね。
文字に起こす習慣をつけると、どんどん「言語化」がスムーズになっていく実感も湧いてくると思います。
最後に、一つだけお願いがあります。
ここまで読んでくださった方は、9月9日のイベント前夜に公開する「イベントに対する想い」の記事の方も目を通していただけると幸いです。
心を込めて、今の気持ちをできる限り詰め込みました。
1人でも多くの方に届くことを願って…☆ミ
さあやん
【オマケ】
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