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久方ぶりの渋谷、口から音源で音楽になる。

1年8ヶ月ぶりに渋谷に行った。
前回は流行直前の去年2月、スキマスイッチのライブ。
そして今日はSound Scheduleのライブ。

行くかどうか数日前まで悩んだけど、緊急事態宣言も明けたし(逆に明けたから人が多くなってるとも言える)、コアの客層が同年代かそれより上(かつウェイウェイしない)ので、もしもヤバめだったら出ることにして行ってきた。というか、もうライブハウス全然行ってないからさ、コロナ禍の中で現場がどんな感じになっているのかいい加減自分の目で確かめたかったのよね。

Sound Schedule(以下サウスケ)は20年前にデビューしたスリーピースバンドで一度解散し再結成(今日MCで一回死んで生き返ったようなもんって言ってたがそれはたぶん違う)。

ギターボーカルはもうあなた地上波まで進出してもうタレントだよね?というアニソンシンガーのオーイシマサヨシとしても知られる大石昌良氏である…と確認のためにWikipedia見たら、え?世にも奇妙な物語に出るの?何でもやるなマジで。

サウスケは高校生の時に「ピーターパン・シンドローム」を聴いてからのファンで、大石くんは自分が好きな歌い手のうち「口から音源」カテゴリでは一番登録が古い。
弾き語り配信チャンネルの動画見てもらいたいところなんだけどそれだと1本の動画が長すぎる…というわけで彼自身の曲でなく申し訳ないんですがどんだけ上手いかとりあえず貼っとくの巻。

ここまで来ると持ち歌…いや、持ち歌を超越した何かか…。

2011年の再結成後は年1でツアーをやるので、だいたい毎年行ってる(去年はコロナで諦めたけど、娘の妊娠中も行った。ライブハウスに事前に電話したらイス席用意してくださいました、ありがたい。並びにはヘルプマークつけた方もいた)

で、今年はデビュー20周年。毎年のように行っているからもはや周年は自分的にはついでだったんだけど、なんかもう40代になった3人が楽しそうに音を鳴らしてるのを見てなんか「ああ、歳を重ねるのも悪くないなあ」と漠然と思ったんだよね。

わたしも20年近く聴いてるからあと少しで40代だし、それは色々あるよね、と当時の色々を思い出しながら観てたわけだけど。大変なこともたくさんあったし何度も「無理もう死にたい」(時々書いてる「生きるのめんどくさい」みたいなライトなやつじゃなくガチなやつ)と思ったこともあったけど(最近はないです)

「まあ色々あるけど、総じて人生そこまで捨てたもんじゃないんだよな」みたいな気持ちになった。
色んなことを経験して角が取れたり、逆に研ぎ澄ましてみたりしながら、若い時に比べたら生きやすくなったよ。まだどこか若いつもりでいることもあるけども。

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今日行ったO-EASTはマスのようにビニールテープが貼られていて(サムネの写真がそれ)、みんな大人しく枠の中に入って聴いていた。
カラオケ熱唱野郎が湧いてこない分、静かなのも悪くないんだろうか…とも思ったけど、やっぱり声を出せるのが良いよなぁ。特にサウスケはみんなで歌ったりPPPHやる曲あるし。

規制入場と退場、入り口での体温チェック(しかし非接触タイプは気休めにしかならんと思っている)、マスクの着用。運営する側も大変。みんな頑張ってる中で主催者が台無しにしたりとか(ドラムの川原さんが触れててまあ間違いなく愛知のアレよなとは思った)みんなの足並みを揃えるのは本当に大変だけど、少しずつ光が見えてきたら良いなあ。

久しぶりに生音を浴びたら、思わず涙が出たよねぇ…。ほんとに、涙が出た。そう、わたしライブとかカラオケでは自分が音楽になるって意識なんだよね。なんじゃそりゃ、って思われるかもしれないけど、そういう感覚でいる。今日は久しぶりにその感覚を思い出して、これまたうるっとした。いやぁ、音楽って本当に良いもんですねぇ。

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久しぶりの渋谷だったからまだ行ってないスクランブルスクエアとかMIYASHITA PARKとか行きたかったけど流石にぐっと我慢でノー寄り道。人は多かったけど少なかったな。自分が歩き慣れている渋谷よりは人が少なかったって意味で。

ただ、渋谷駅から道玄坂を上りながら飲食店の様子を見てたけど、えーーパーテーションないね、これスカスカじゃね!?とびっくり。ずっとこんな感じだったんだろうか、それとも解除されたからゆるくしたの?

いやー、ちょっとこれは少なくとも渋谷の飲み屋さんには入る気持ちになれないな…千葉のお店すごく頑張ってるんだなあ、と思いながらもうすぐおうち。夫も娘もおるすばんありがとう。

なんかわたしのnote読んでくださる方には夫ばかり大変みたいな印象持たれてそうだけど、それはたぶん正解です。でも面倒くさいのはお互い様なのよ。

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