破裂する海馬の許嫁

よく冷えたわらび餅

屋台の灯りも煌々と

照らし出されたむじなの素顔

上がった花火の落ちた先

焼け爛れていく捻れた妬み

ラムネで割って林檎飴と蜜と

瓶底に残る世紀末の輪唱

鼻緒で擦れた指の間に

永遠の契りも雲散霧消と相成り候

粋に鳴くやら背中の芋虫

#あたおか散文

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