さまよってヒトリ

がんぜない子の母を慕う声

いや、あれは狼の声

列車が終点に向かう音

深夜、自己と言う膜を保てず放つ咆哮

あぁ身体ごとジンに浸かって夜爪を切る

パチリパチリと意識の遠のく

外連味のある芝居も食い飽いた

けれども帰る家の無うなった

彷徨う紫の霧

光に照らされて消える

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