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二歳差ワンオペが辛い

タイトル通り、感情に素直に申し上げます。
1歳3ヶ月3歳5ヶ月の2人の子どもを丸一日ワンオペするのが、めちゃくちゃきついです。
これが月に平均で2回あるんですが、マジできついです。

次女が生まれる前までは、まだマシでした。
次女が生まれてからというもの、1人で2人を一日中みるのは正直、無理です。

私の夫は、月に2回土曜日か祝日出勤があります。出張とか特別な事情で休日出勤しているわけではなく、もともとそういう会社のカレンダーで、基本的に隔週で週6勤務してるんです。
その分、会社が夏休みと冬休みを各10連休相当与えることで年間休日のバランスをとってるんですが、子どもを育てる妻としては、正直、めっちゃきついです。

月〜土で働くのもきついと思うのですが、私もそれは同じで、特に、保育園に預けられない土曜日や祝日に家庭保育を2人ワンオペで朝から晩までやりくりするのは、本当に辛いです。

何がきつくて、辛いのか?

「あなたもやったら分かる。」
と言い捨てるのはよくないので、あえて言語化すると、
自己欺瞞が増えるんです。

ここでいう自己欺瞞とは、
「自分の感情に反する行為をしてしまうこと」で、特に「相手のためにしてあげたいのにできない状態」です。

体1つで、そもそも2人の別の人格を持つ未就学児の子どもを世話するのが無理ゲーなんですが、
それでも母として、母性なのか良心なのか少なからずそういった「我が子のためにやってあげたい」と本能で感じていて、それが果たせないのが、本当に辛いんです。

例えば、
長女は、外でサッカーがしたい!
次女は、外を自由に自分の足で歩き回りたい!

2人のニーズに応えてあげたいと思ったら、長女のドリブルに付き合いながら、次女が危ない方向に行きそうになったら、次女のもとに走って行き安全な方に場所を移動させる。
長女が1人でドリブルしていて寂しそうなので、ほどなく長女の方にも走っていてパスを求める。

例えば、
長女は、ブロックで遊びたい!
次女は、ブロックを壊したい!(本人に悪意はないが)

長女には、「次女はまだ小さいから許してあげて」と言いながら、自分は次女を必死でブロックにこないように阻止しながら、長女のブロックを手伝ってあげている。

安全管理しながら、こういうことをやってたら、しんどすぎるんです。
言ってることやってること思ってることがめちゃくちゃで自己不一致状態の自分の人格を切り裂いて世話をすることになるんです。

次女を抱っこ紐で自分に縛りつけたり、ベビーカーやベビーチェアに乗せて安全を保てばいいと思われるかもしれないけれど、1歳超えるともう立派な意思を持つ子ども。
ジタバタ暴れて泣き出すので、ある程度は本人のニーズを満たしてあげたくなって、解放してしまうのです。

我が子のために何かとやってあげたいし、やろうと思えば、ギリギリできてしまう、そのラインを狙って最大限、なんとかしてるのですが、やっぱり、体一つで無理があって、「もう無理やー」って1日何度も思うんです。

YouTube漬けにしてダラダラしてもいいんですが、それはそれで本物の自己欺瞞に陥り良くないと思うし辛いので、自己犠牲的にでも真面目に育児するしかないんですが、それでもやりきれないので、辛くなって、何をどうして過ごしても負のループが続くのです。
これがワンオペの恐怖です。

せめて年に数回なら我慢もできるし、
ベビーシッターを利用するとかも前向きに検討しますが、
隔週で発生するので、
際限なくシッターを利用できるわけもなく、

自分でワンオペをやり繰りする判断になります。

祖父母も近くに住んでおらず、
ただでさえ育休中、収入がない中、お金を使ってベビーシッターを頼む事自体が別の自己欺瞞を生み出してしまいます。

自分が母親として、
2人の子どもを世話したい!

自分が妻として、
家計や家庭を支えたい!

家族への利他的な想いがあればあるほど、
自己欺瞞が増えて疲弊していく。

あぁ、辛い。
これがワンオペの本質かもしれない。

自己欺瞞の矛先

これだけでも辛いんですが、もっと辛いのは、この苦しみの矛先は、夫に向かうということです。

愛が憎しみに変わるというか、、、。

夫は何も悪くないのですが、
勝手に私はこの状況をおもしろくなくなるわけです。
そもそも、もとから、私の方が育児も家事も仕事もちゃんとやって、
さらに偏ったワンオペデーもこれだけあって、
ジリ貧引いたのは、私だ!って
ね。

「やってあげたい」という利他的想いがこんな風に歪んでいくのはもったいないですよね。

自己欺瞞のケア

ファミサポという制度を使ったこともあり、安くシッターを手配できるようになりました。
金銭的不安なくワンオペの辛さを少しでも緩和できるので、ワンオペ育児の解決策の1つにはなり得ると思いますが、それでも、1番のワンオペの特効薬は、別にあると思います。

それは、やっぱり夫の自己欺瞞がどうなっているのか、ということ。

自分は、仕事だし、妻が2人の子どもをワンオペせざる得ないのは、仕方ないでしょ。
ファミサポ使っていいからなんとかやりくりしてくれよな。
ごはんは、お惣菜とか冷凍食品でいいから。

こんな風に思われていたら、
仮に正しくても私の欺瞞は増えて疲弊し、いつしか憎しみに変わるでしょう。

私の夫が実際のところ、
どんな風に感じ、
どうな風に考えているのかは、
私には分かりませんが、

たまのたまにある出張の手土産が、
私の自己欺瞞のケアに役立っています。

土曜日や祝日出勤の際、
日帰り出張を兼ねていることがあると、
必ずといっていいくらい、
何かを買ってきてくれるんです。

金額にして1000円以下程度のものですが、
「出張先でも家族のことを想っていたよ。一緒にみてあげられなくてごめんね。ありがとう。」という合図になり、帰宅して即、渡されると、「仕事で疲れて帰ってきたのに、こちらこそありがとう」と思わされ、弱音を吐いたりイヤミを言うのを忘れてしまい、翌日、家族でお土産のお菓子を食べたら、なんとなく幸せになってしまうんですよね。笑

「コレ渡しておけば大丈夫」と思われているかもしれないけれど、多分、そこまで私の夫の良心は汚れていない。
そう私が感じられるだけの信頼関係はあります。

だから、なんとか、かろうじて、ギリギリのところで精神を保って、1人で2人のワンオペ育児をすることができているんだと思います。(すごくきついし辛いんだけど)

会社は所属する社員だけでなく、その社員の家族も幸せにしなきゃあいけない。

人事として復職したら、そんな観点も持ちながら働きたいです。

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