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サポート業務をめぐる駆け引き

懲役作業はまだ続きそうだ。
ただ、それでも、今日は少し前進した。
そんな話をロマンチック仕立てでお届けします。

サポート相手と私の気持ち

満を持して挑んだサポート相手へのアポイントメント。
まるで別れ話だ。

「これ以上、私、あなたのサポートは続けられないの。」

相手は痛いほど私の気持ちを理解していた。

その上で、

「今、SaYaKaを失いたくないんだ」

とまさかの展開に。。。汗

彼が言うには、
説明コストが丸投げ効果に似合ってない点は、
自分のスキル不足だと平謝りした上で、
丸投げ効果を過小評価しないでほしい
とのことだった。

私にとっては、
大した貢献をしていないが、
彼としては、非常に助かっているらしく、
せっかく手に入れた、
この精度速さ黒子をなんとしても維持したいとのことだった。

仕事がいっぱいいっぱいの時に、
自分専属のサポーターがいることは、
精神的な助けにもなっているらしい。
小さな雑用ですら、
自分の頭のキャパを圧迫していて、
焦ってやるとできることすら、できなくなるから、
引き続き、小さな雑用でもサポートしてほしいとのことだった。

正直、やれと言われたことをやるのは大得意。
でも、だけど、この先、これ以上、先の見えない関係は続けたくないの。
あなたには本命の仕事があって、私なんて所詮セカンドのくせに…。

交渉ポイント

①業務ごと手放す気はありませんか?
都合のいい男だった。
業務の主担当は譲りたくないそうだ。
4月に担当が変わったばかりで、その時、挨拶行脚を完了しており、挨拶した手前、担当を変えるのは嫌らしい。
黒子を昇格させて、「副担当につける」という手もあるが、
二人体制でやる仕事でもないらしい。
あくまで、主は自分で、雑用だけ私に投げたいらしく、
それが最も効率がいいらしい。

都合のいい男だな。(2回目)

②黒子のお礼に、あなたのメインの仕事に私を副でつけてくれませんか?
私が、彼を持ち上げて、
「あなたは次長(マネージャー)の片腕になって、私にそのメインの仕事を譲って、むしろ、私をフォローする立ち位置になったら、お互いに成長できるフィールドを手に入れることになりませんか?」

彼はまんざらでもない顔をした。

ただ、決定権は彼にはないので、ただのジャブ打ちパフォーマンスだ。

➂一緒にこの仕事を業務改善しませんか?
意外にも、好感触だった。
このクソめんどくさい業務をシンプルに標準化していくことには、合意してくれた。
彼自身、黒子をつけたくなるくらい面倒で嫌な作業だからこそ、業務改善が必要だと理解してくれた。

落としどころは、コレだ!

私が業務改善の主導を握る。
これを私のメインの仕事にする。
誰にでもできる雑用だが、ポロポロ場当たり的に投げていたら、何がなんだかわからなくなり、本当に双方に嫌になる。

雑用を丸投げする方も、
丸投げされた方も、
双方にハッピーになれるような業務フローを構築する。
また、丸投げしなくてすむように、
無駄と無理がある部分は削減対象にして、
業務をスリム化させる。

仕事の全体像を把握したいので、
引き継ぎマニュアルを送ってほしいとお願いし、了承してもらった。
これが手に入れば、実質、副担当と同じだ。
舐めまわすように読み込んで、
主担当以上に理解して、
仕組みの瑕疵を見つけ出してやる。

結果

円満で有意義なアポイントメントの時間だった。
懲役作業は続く。
ただ、そこに意味づけができたのは、
小さな一歩であり前進だ。

来週の上司との目標設定のネタはできた。

でも、これで業務改善の主導が握れず手柄を奪われたら、
マジで私、終わりだな。。。

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