![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146445260/rectangle_large_type_2_f487b20dbe1f040204c398661f9d3e8d.jpeg?width=800)
「日本よりイギリスの方が太陽少ない」というアンサーに対するガチな回答 #9
というタイトルな訳ですが、なんでそんなこと言っているかはさておいて笑(Twitter見て)、今日は「高緯度の方が太陽の光が弱い」という結論のお話をします。
なんで高緯度の方が太陽が弱いのか
まずは下の絵を見てください。これを見た方が早いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1720295302783-nH46L4bcOS.png?width=800)
低緯度と高緯度、それぞれに3本の光が当たっています。ここで注目するべきは3本の光が当たっている範囲(黄色の線)です。
高緯度の方が低緯度より当たっている範囲が広いです。つまり同じ光で広い範囲を照らすことが出来ているわけですが、広い範囲を照らしてしまっている分だけ、ある面積あたりで考えると光が弱いということになります(広い範囲に光が散ってしまっているという感じ)。
低緯度では高緯度より狭い面積しか照らさないわけですが、その分、光が集中して当たるため光が強いということになります。
この低緯度では太陽光が強く、高緯度では太陽光が弱いという事実は、低緯度の気温は暑く高緯度の気温は寒いということに直結します。
この事って結構お天気の基本としては結構重要なのです。
例えば前回のnoteで話したジェット気流(偏西風)の話で「暖気と寒気の間にジェット気流(偏西風)が出来る」みたいなことを書いたと思うのですが、この暖気と寒気もなんでそのようなものが出来るかの大元の答えは、さっきの太陽光の話になるわけです(もちろん本当はもっと色々あってややこしい話なわけですが基本へ立ち返るとそんな感じ)。
つまり今回の話は気象学への入り口となる話なのでした笑
友達のツイートからここまで話を発展させるのはなかなか…ね苦笑
というわけでもう黙ります(もう遅い)
それではまた!
<書き手の自己紹介>
201X年よりとある大学院でお天気の研究をしていました。今の奥さんである彼女と2020年に出会い、その彼女がカナダ🇨🇦に行くことが決まっていたので一緒に行くことを決意。それから2021年7月〜2023年5月まではVictoria🇨🇦、2023年5月からSan Jose🇺🇸に在住。2023年後期のYMS🇬🇧にも当選し、2024年3月3日に渡英。現在London在住。
Canada在住のさかなばです♪時間ができたら、カナダのお菓子や小物を紹介したいなと思っています!