古道具屋をやろうと思う
古いものの魅力はその物を使っていた人の物語と再現できない時間がそのものに表れているところにあると思う。
きっとそれを手放すことになってしまった理由もある。その人がその道具と紡いで、重ねてきた時間が表れている道具。
道具が持つ物語は直接は見えてこない。でもその古びの美から思い起こさせる物語があるはず。直接は見えてこないけど新たにそれを手に取る人は経験とか思い出とかから物語を見出すこともあるはず。
何かの理由でそれを手放すことになってしまった人と次の人のバトンを渡す役割をしたい。
物語と時間を重ねて道具が人を渡っていく。
点と点をつなぐ点になりたい。今の仕事をやりながら少しずつシフトしていければと思っている。
点と点が線になってそれを紡いでいくそんな仕事をしたい。
そしてもう一つやりたいこと。
お金に縛られず物々交換的な方法で商いをしたい。お金という価値判断から少し離れて古道具と人をつなげる。
交換するのはものじゃなくてもいいと思う。それは音楽であったり、芸術であったり、形のないものでもいいと思う。
お金という価値判断の基準から自由になって新しい価値の中から自分自身の喜びを得ていきたい。
自由にのんびりと「時間」と「物語」を大切にしながら始めていきたい。
まずは古物商の資格を取るところから。
はじめの点を打つところから。
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