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完璧なのは可愛くないでしょう

目の前にあるのは飲み終わったマグ、新しいバディのブラウンリップとスウェットに、八百屋さんで買ってきた野菜、そして待ち焦がれた秋


12年に一度の幸運期真っ只中を迎えているらしい牡牛座のみなさん、浮かれて行こうな!


ミスドのカレーパンはいつなくなったっていうの?


拝啓しいたけさん
あなたのカムバックで下半期も前向きに生きていけそうです


今一番怖いものは愛用品の廃盤となんでも略す風習


コーヒーと白湯っていつになったら飲めるようになるのですか?



生きてると色々なことがありますね

KFCの焼きたてビスケットの香りが幸せに感じる日と、あっちいけって日

洗濯物をドッジボールで投入する日があれば、プレイリストをシャッフルにしてダンシングランドリータイムの日もある

雨の日はレペットを履けず髪を巻けないけれど、レインブーツで傘の中の音を楽しめる日だって人間にはあるわけで


何のために自分を全否定せざるを得ない状況が生まれるんだろう、そう頭に浮かんだのは確かだった

結果ではなく過程に意味を持たせたっていいじゃない

人それぞれ大切にしてることって違う、違っていいし違った方がいいし、何で喜び、何で笑い、何を聴いて誰と会って、明日何を着るか、選べるんだ。


服かシューズかバッグか香りか、今の気分とアンテナで身につけたいものから着る服を決める事が多いのだけど、それを見つけられないで寝てしまうと翌朝クローゼットとベッドルームが大変なことになるのは容易く想像がつくことでしょう

ありとあらゆる服を着ては脱いでベッドに放り投げ、ボトムスは抜け殻に、もうこれでいいやと言い聞かせて家を飛び出す。不機嫌の出来上がり。(ほくほくって付けたら出来たてっぽい?)



あと30分早く起きたらよかった、なんて思いながら


クローゼットをひっくり返したあとのベッドルームを見られることは耐え難い。でも明日身につけたいものがあればそうはならないでしょう、それどころか起きる事が少し楽しみになったり。
1日でも誰かのそれになってくれたらそれでいい。それがいいんじゃなくてそれでいいの。

わたしにとってはそれがとてつもなく最上級の気持ちだった。


服好きだよねって言われることにずっと違和感を覚えてきたの、自分の好きには敏感だし、自覚しているつもり下記参照


エレベーター降りたらカーペットだった瞬間、LINEのアイコン初期設定の人、クリスマス、お茶でもしよっかと言われること、焼く前のクッキー、焼く前のパン、乾燥機からあげたてのあたたかい洗濯物に包まれること、クッキング、誕生日の前日、ぷにぷにするもの、透明なもの、とりあえずスタバ行く?、雨の音が強くなってイヤホンの音量をひとつ上げたとき、お布団、メガネ屋さんの香りetc



自分と服の関係性はこうであった
「どうせ一日中身に纏うなら好きな服着た方がよくない?」


バレエシューズの日は小さいバッグを持つとか
レザージャケットを着たら赤リップを塗るとか
セントを着たらフランスパンを買って帰るとか


自分にとって毎日気分が上がる服を選ぶ事など当たり前なのかもしれない


レディの気持ちと着たい服なんかハイスピードで変わっていくものだから、きっとそういうものだから、自分だけは常に自分自身の少しの変化にも気づいてあげたい。

なんかそれだけでものすごい強力な味方を見つけた気持ちになりますわね





どれだけ自分の好きが明確でも、強い意思を持っていても
それが水で薄められていくように、否定され制圧されてるような気持ちになり自分を見失っていた気がするよ。
そんな昨年はとても苦しく、暗い場所をずっと一人で歩いているようだった。

周りにいる冷静な人たちを見ていると、つくづく自分は自分を俯瞰で見ることの癖がついていない


それでもそこから得た学びは私を形成していくし、自分にとって何が大切かを気づかせてくれる出来事もあり、動き続けていられることにこれからも感謝を忘れてはならないね。



ここからどう生きていくのか、悔しい思いには自分に合った環境で輝いていくことがいちばんの仕返しとでも言いましょうか、遠回りでしか得られないものもきっとあるから。我慢をしていたら心はぴかぴかになんてなれないから。


やっぱりどんな自分もとことん愛そう、簡単ではないけど、好きなもの着て美味しいもの食べてさ、どうか偽りなく素直に生きて、ぜんぶ肯定してあげるからさ

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