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こころ

例えば、友人たちとの飲み会から帰った深夜3時頃、もうちょっと飲もうかと開けた缶ビールの音を聞いた瞬間に溢れる感情、1人暗い部屋で恋愛映画を見て、しばらく暗い部屋で余韻に浸る感情。それを人は孤独と呼ぶであろう。

孤独感を感じる時は日常のつまらない出来事から離れたような出来事が起こった後に起こりやすい。最近の若者は孤独を感じる割合が高いと言う。娯楽が無限にあるからである。

本来は人々を癒し楽しませる娯楽が孤独を生む母親になっている。一般的に娯楽は多ければ多い方が良いとされているが、それは間違えていると思う。娯楽が多いということは、選択肢が多くなるということである。選択肢が多くなると人々は決断をする回数も増えていく。

また、あれもやりたい、これもやりたいと経験したい娯楽がどんどんと溢れてくる。塵も積もれば山となる。だから娯楽を純粋に全力で楽しめなくなる。次の娯楽はなにをしようか。あれとあれとあれで迷ってるから早く決めなければ。そうした考えが常に頭の中に染み付いて娯楽を経験している間も離れない。そしてふと考える。

私はなんのために生きているのだろうか

そう気づいた頃には無数の星のように散らばった娯楽の山が辺りにあるだけである。このようにして私たちはいつの間にか孤独に陥っている。

・・・なんていうのが私の勝手な考えである。根拠など全くない空想話かもしれない。でももし、思い当たることがあるなら、あなたにも孤独の魔の手が迫っているかもしれない。

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