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有から無を作る

無から有を作るとはよく聞くが、有から無を作ると言うのはあまり聞かない。音楽、芸術、小説、いま僕が書いている文も無から有を作り出している。

この世では何もかもが無から有を作り出している。ビルや電車、服、生命もはじめは無であると僕は考えている。しかしよく考えてみたら世界は、いや、宇宙は全て無に向かっているのではないか。形あるものは必ず寿命がある。このスマホも必ず廃棄する時が来る。目の前に広がっている青空もいつかは消えて無くなるかもしれない。昨日より暖かくなった太陽だって死に近づいている。

こう宇宙観で考えてみると無とはなんなんだろうと考える。有から無とは生から死なのだろうか。我々はいつかは無に帰する運命を避けることはできない。その無に抵抗するために必死に有を作り出しているのではないか。

有から無を作り出すと言うことはつまり、生から死、避けられない運命へ真摯に向き合うと言うことではないか。私は電車に乗っていて有から無を作り出すとはどういうことかふと頭に浮かんだ。今はこのくらいしか考えることはできないし、あまりに幼稚でまとまりのない文章を読む読者の皆さんも疲れると思うので、このくらいにしたいが、有から無を作り出すというテーマについてはこれからも考えて何か浮かんだらまた書いてみたいと思う。

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