見出し画像

窓から見える風景

今日は久々の関内フード&ハイカラフェスタと「かんないテラス」を覗きに旧市庁舎のある関内へ。
関内フード&ハイカラフェスタは、一人で来ることが多かったのですが、今回はYYラボのメンバーと合流して、あちこち食べ歩き。
やっぱりこういう場所は大勢で来た方が楽しいですねー。(ぼっち全開w)

「かんないテラス」は、国が新型コロナウイルス拡大で経営に大きな影響を受けている飲食店の支援などを目的に決めた「テイクアウトやテラス営業などのための道路占用の許可基準を緩和」を活用した路上テラス席の試み。
関内の町内会組織やエリアマネジメント団体「関内まちづくり振興会」、デザイン事務所「オンデザインパートナーズ」などが参加する実行委員を結成して企画し、関内のさくら通りの一部を封鎖して行われています。

テラス席だけではなく、遊び場やこの周辺で活動するアーティスト・クリエイターによるトークセッションなども行われており、久々に横浜の「界隈性」を見た気がしました。

「横浜に住んでいる人はなんでそんなに横浜が好きなんですか?」と良く聞かれます。
「全然住みやすくないですよね」とか「ハマっことか言ってドヤってますけど、何がそんなにすごいんですか?」とかいうのは、実は何度も何度も投げかけられた問いでもあります。

その度に「いや生まれた場所だし、育ったところだし」とか「港があって歴史があって」とか色々な言葉で表現しようと試みるのですが、あんまりうまくいったことがありません。

でも、
街の中にみんながなんとなく集まる場所があって、そこにいると知っている顔が次から次へと笑顔で手を振りながら通り過ぎていくとか
路上で開かれる不思議なトークセッションで「なぜ横浜が、関内が自分たちにとって良いのか、ここからどんな未来をつくりたいか」という問いに対して、言葉を尽くして応えてくれる人が大勢いるとか
コーヒー飲みながら、そんな空気を感じてるだけでも心地良いとか
大都市でありながら「横浜」という地が重ねてきた歴史、土地、時間の重層性がそういう界隈性を生む装置として機能していると感じられることが自分を惹きつけるんだなぁと、お気に入りのBankArt Homeから「かんないテラス」の光景を見つつ、しみじみと思いました。

「なんで横浜が好きなんですか?」という問いは、そういう疑問を持つ人が多いからこそ生まれる問いでもあります。
今度からそう聞かれたら「横浜を好きだっていう人が大勢住んでるからじゃないですか?」と答えようかなと思いながら関内を後にしました。