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呉思遠との出会い。ここから始まるサクセスストーリー。

先週のこの記事にも出てきますが

「スネーキーモンキー蛇拳」という作品でジャッキーは、この後の人生を左右するような人々と出会っているんですよね。

1人は監督のユエン・ウーピン

もう1人はプロデューサーのウー・シーユエン(呉思遠)

その頃のジャッキーはロー・ウェイの元で主演映画を何作か作っていましたが、爆発的なヒットにはならなかった。

そこで当時新進気鋭だったシーゾナル・フィルム(思遠影業公司)へレンタル出向させられたんですよね。2本契約で。

シーゾナル・フィルムはウー・シーユエンの設立した会社で、契約した2本というのは

「スネーキーモンキー蛇拳」と「ドランクモンキー酔拳」

どうりであの2本だけ70年代では異色の雰囲気を醸し出しているわけですね。

この話だけでもジャッキーの持っている運を感じるし、プロデューサーであるウー・シーユエンの確かな目も凄いと思いますね。

上記の2作品が無ければ、ジャッキー・チェンという名前は世に出なかったに等しいですね。


香港電影導演會の名誉会長でもあるウー・シーユエン。ジャッキー作品以外にも数々の作品に関わっているようです。


「吼えろ!ドラゴン 起て!ジャガー」

主演、監督:ジミー・ウォング。ジミーさんはとてもセンスのある方だと思います。劇中でトンデモ修行(自発的)にやってるし、面白いです。わけわからなさがw

ウー・シーユエンはこの作品で助監督をやっています。


「死亡の塔」

監督:ウー・シーユエン 主演:タン・ロン

「死亡遊戯」の続編として企画されたようで、「燃えよドラゴン」の未使用カットの一部も使用。>どこかで同じような話を聞いた事があるような(^-^;

先日お亡くなりになったという「スネーキーモンキー蛇拳」の宣教師役だったロイ・ホランも出演しています。


「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱」

主演:ジェット・リー 

ドニー・イェンとの対決が迫力あります。

こちらはプロデューサーとして関わっています。途中ででかでかと呉思遠と出てきますね。


「グランド・マスター」

主演:トニー・レオン

葉問をトニー・レオンが熱演

ウー・シーユエンはco-producerとしてクレジットされています。

co-producerは共同プロデューサーと日本語にできますが、作品の実質的な部分に関わったプロデューサーというのが近いのかも知れないですね。


日本人の出演している作品にも関わっていまして

「龍の忍者」

主演:コナン・リー 

真田広之さんが出演している作品ですね。

ウー・シーユエンはプロデューサーとしてクレジット。


「帰って来たドラゴン」

監督:ウー・シーユエン 主演:ブルース・リャン

倉田 保昭さんが敵役。2人とも凄い身体能力で戦っています。圧巻。


その他ウー・ジンの「狼牙 ライジング・フィスト」などもプロデュースしているようです。

プロデューサーなので表に出てくる回数は少ないし、日本でもあまりご存じない方は多いのかも。しかしこの方は名プロデューサーですね。>ジャッキーをスターダムにのし上げたのを筆頭に。


最後にちょっとおまけ

ウー・シーユエンは「ツイン・ドラゴン」もプロデューサーとしてクレジットされていますが

ラストバトルのあそこで呑気にトランプをやっていた人達がいますよね。

監督であるツイ・ハーク、リンゴ・ラムもそこに出演しているのですがw

ウー・シーユエンもそのシーンに出演しているようなのです。探してみてね~眼鏡かけてるのかな?

最後まで読んで頂き、ありがとうございます(^^)


私はジャッキー・チェンを良く知らない、最近知ったばかりの方へ向けて記事を書いていきたいな~と思います。 メリケンコさんのYouTubeで訳詞を提供しております。そちらもどうぞ https://www.youtube.com/c/moriatomerikenko/videos