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⑭今だからこそ考えてみたい。ジャッキー・チェンがハリウッドで成功したわけを。

前回の記事はこちらです。

えー「ラッシュアワー」の大ヒットを受けまして、ジャッキー自身は思うような手ごたえは無かったのかも知れないですね。

しかし周りは次なるフェーズへ進みます。

しばらくハリウッド作品が続くんですよね。


「ラッシュアワー」の次に公開されたのは西部劇×カンフーのこちら

「シャンハイ・ヌーン」ですね。

監督:トム・ダイ

製作:ロジャー・バーンボーム

脚本:アルフレッド・ガフ、マイルズ・ミラー

主演:ジャッキー・チェン、オーウェン・ウィルソン

共演:ルーシー・リュー、ユー・ロングァン


初の快挙

え?何が快挙かって?

バディ映画だろうがなんだろうが、単身ハリウッドへ乗り込んで(こんなことオーウェン・ウィルソン捕まえて言いたくないけど💦)

白人男性と肩を並べて堂々と主役を張れるポジションまで来た

ということ。

「ブラック・レイン」などは稀な作品で、一応日本人がバディの位置にいますが、高倉健(敬称略)の名前はやはりマイケル・ダグラスとアンディ・ガルシアの次に名前が来てしまいます。

「シャンハイ・ヌーン」ではジャッキーの名は堂々と1番上にクレジット。快挙すぎる快挙です。


さて、この作品製作の主要人物のご紹介

まずは監督のトム・ダイですね。

アメリカの映画雑誌「Cinematographer」でライターとして活躍したのち

広告制作会社リドリー・スコット・アソシエイツでCM制作。

「シャンハイ・ヌーン」が映画監督デビュー作になるようです。

監督の他の作品はこちら

「ショウタイム」

ワーナーさんだし、絶対「ラッシュアワー」意識しとるやろw


「サーフィン・ドッグ」

原題マーマデュークは、主人公(犬)の名前ですね。

主人公の犬の声はオーウェン・ウィルソン。


監督以外にも、製作にロジャー・バーンボーム。「ラッシュアワー」以外にもジャッキー作品に多々関わっている方です。

脚本のアルフレッド・ガフ、マイルズ・ミラーは「リーサルウェポン4」のコンビ。スタッフも一流の皆さんが集められたんですね。


次に、バディの相手オーウェン・ウィルソン

テレビ局広報の父、写真家の母の下に生まれ

兄弟(兄:アンドリュー、弟:ルーク)も俳優をやっているという。

ほぼ芸能関係のお仕事に囲まれてますね。

オーウェンは、脚本家でもあるんですよね。

大学在学中にウェス・アンダーソンと共同で書いた脚本が「アンソニーのハッピーモーテル(1996)」

実弟であるルークと共に自身も出演。第5回MTVムービーアワードで監督であるウェス・アンダーソンは新人賞を獲得。

ちょっとクエンティン・タランティーノ味のある作品ですねwちょうど「パルプ・フィクション(1994)」で賞を総なめにしていた頃だから。

ウェス・アンダーソンのその他の作品にも多数出演してますね。

「ダージリン急行」

まだ未見なんですよね~面白そうなのに。エイドリアン・ブロディも出てるし。

オーウェン・ウィルソンは主役を張っている作品が多数あり、どれもこれも名の知れたものばかりなんですけども

良い意味でその作品群に、自身のイメージが左右されていない。カメレオン俳優とでもいうのが合っているのかな?

「ズーランダー」

安心安全のコメディ映画。監督は右にいるベン・スティラーです。


「カーズ」

主役のライトニング・マックイーンの声をやっているんですよ。


「ミッドナイト・イン・パリ」

監督:ウディ・アレン。この作品でゴールデングローブ主演男優賞にノミネートされています。

いや、普通に主役を張れる凄い人。


最後にルーシー・リュー

彼女はアメリカ出身の女優。

テレビドラマ「アリー my Love」にゲスト出演し、演技で注目を浴びたのち、この番組のレギュラーとなったようです。

その後「シャンハイ・ヌーン」出演後から主役級の役を演じる事が多くなっていっているイメージがあります。

英語、中国語だけでなくイタリア語にスペイン語と、語学にも長け

乳がんの研究と教育のためリー国立デニム・デイファンドのスポークスマンを務めたり、ユニセフ大使に任命されたりしていて慈善活動も盛んに行っているようです。

「サタデー・ナイト・ライブ」でアジア人女性で初のホストを務めた事もあるとの事。

「シャンハイ・ヌーン」以外の出演作品は


「キル・ビル Vol.1」

ラスボスとして登場。「やっちまいな!」がカッコ良いです。


「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」

こちらも強い女性路線で暴れまわってます。気分爽快ムービー。


「セットアップ: ウソつきは恋のはじまり」

ネットフィリックスの映画のようです。ロマンティックコメディ。面白そう。


凄い人達が集まっているし、「ラッシュアワー」の時より動きやすかったようでジャッキー自身も気にいっていたようですねシャンハイシリーズ。

時間があったらユー・ロングァンの紹介もやりたいw

最後まで読んで頂き、ありがとうございます(^^)



私はジャッキー・チェンを良く知らない、最近知ったばかりの方へ向けて記事を書いていきたいな~と思います。 メリケンコさんのYouTubeで訳詞を提供しております。そちらもどうぞ https://www.youtube.com/c/moriatomerikenko/videos