2/25


娘☆爆誕


ということで、拙い出産記録を綴っていこうと思います。備忘録として。


【2/24 高位破水疑惑】

いや、もともとオリモノの量は多い方やったし、臨月になれば「粘膜栓」とやらが出ることも知っていた。

2/22の内診以降、鼻水みたいなものがおりものシートによくついてて、あーこれが粘膜栓か、と思った次第。

ただ24の朝起床した時は少し様子が違って、起きてリビング向かうと、股の下から「トロっ」とした感触が。生理の時に経血が股から出るあの感じ。嫌な予感しかしない。

ナプキン付けてたので様子を伺うと、黄色っぽい少し粘り気のあるオリモノ。ただ量がいつもより多い。しかもなんか粘りっ気のなかに、サラサラテラテラした感じもあって、益々嫌な予感。

「高位破水?いやちゃうやろー」

と思いながらも疑念がむくむく。こんなんで病院に電話するのも、、、いやでも迷った時は電話しろって言われたし、、、

と小一時間迷ってTEL。

「39週ということもあるし、高位破水って一回出てその後出ないこともあるし、もし来れるなら来てもらって検査しましょう」

とのことで病院へ。

私の中では、「絶対粘膜線やって」という変な自信もあり、でもまあ1%の可能性が怖いから行って安心を買いに行くか、くらいの感じ。


検診の結果、

「うーん、微妙やねんけどちょっと上の方の卵膜に穴空いてるね!検査も陽性なったから、うん、念のため入院しとこか!!!」

とまさかの検診結果。ビビる私。え、今日の夜からもう入院ですか私。え。

あれよあれよと事は進み、24の夜から入院。

24の夜は全然眠れずに25の朝を迎える。

というのも、24の早朝から下腹部とお尻が痛み出したのだ。でも全然耐えれるレベル。寝てるより座ってる方が楽だったのでそのようにして過ごした。  

【2/25 地獄の陣痛】

ここからはざっとした時系列

6:00→採血と抗生剤注入

7:00→シャワー浴びていいよと言われてルンルン。このときもおしりとお腹は痛む。多分これ陣痛の始まりだったと思う。

9:00→先生の内診。子宮口3㎝。「感染症になる兆候が血液検査で見えた。そのためできるだけ早く出すほうが良いだろうから誘発剤を使いたい」と打診される。「うわ、ネットでよく見るやつ。痛いやつやん。でもしゃあないわ」とのことで腹を括る。

10:00→誘発開始。経口剤ではなく点滴。子宮口が3㎝開いており、点滴が量も調整できて有効だろうとのこと。昨日からのお腹とお尻の痛みがだんだん重くなってくる。まだ耐えられる。

11:00→どんどん強化される

12:00→「うぅ」とか「あぁ」とか口からで始める。どんどん強化される。

13:00→大きな声で「フゥー」と呼吸をしてなんとか気を紛らわせる。どんどん強化される。

14:00→「はぁー!!ううっ」「フッー!!痛い痛い!!」とか口から発せられる。また強化。

15:00→「あああっ!痛い痛い!!」と悲鳴をあげる。喉が痛くなる。助産師さんからは「良い陣痛だよ!緩急がちゃんとあるから!子宮口もいまで5.6センチで、柔らかくなってきてるからね!あと少しだよ!」と慰められるが全く前向きにはなれなかった。強化。

16:00→「痛い!もう無理!!ああああああ」などと絶叫。同室の人怖かったやろうな。笑
震えすぎて過呼吸気味に。暑いはずやのに寒くなる。

16:30→先生の内診。「まだね、破水してないの。破水したら頭も一気に降りてきてお産が進むから、点滴追加で入れようか」との地獄の宣告。「もう無理です、嫌です」と懇願するも笑顔で「でも今ここで止めても同じだよ?」と。腹を括って追加。

16:40→もう痛すぎて無理。どう足掻いても、どんな体勢とっても、お腹とお尻が痛い。お尻はイキみたい感覚やけど気張ったあかんから辛すぎる。触られるほうが痛くて助産師さんに迷惑かけまくる。ここで助産師さん交代。その瞬間にブンッ!!と子宮内で何かが破裂。暖かい水が一気に出て来て「これが破水か」と朦朧とした意識の中で確信する。
「破水したかも」と助産師さんに告げたのちすぐに強烈な吐き気。
「吐く、、、吐く、、、」
と告げると、(吐く人多いんやろね)ご丁寧に陣痛ベットの横に吐瀉物専用の容器があってそれを差し出され、お昼食べたもの全部リバース。

陣痛が強すぎて、破水と同時に吐いたんだろうとのこと。

その瞬間、お尻から猛烈に何かが出そうな兆候が一気に強くなり、ここで私の気が狂う。

私「出る出る出る!!赤ちゃん出る!!むり!!出てくる!!」

助産師さん「大丈夫!出ないよ!ちょっとお尻塞ぐよ!!」

私「いだだだぁぁあいい!!!触らないで!!!ダメ!!!痛い!!!!」

助産師さん「抑えてた方が楽だから!息はいてはいて!一回内診するよ!」

と、子宮口確認したら、まさかの子宮口全開。頭も降りてきてる。助産師さんも思わず「そら産みたいよな」と笑顔。

「早く出して!!もう無理出る!!!痛い痛い!!出る!!うわぁぁぁぁ!!」

壁をドンドン殴り、叫びまくる。

ハルクか私わ。

理性が完全に吹き飛び、枕や布団を貪り掴み、狂人のように叫び続けた。

とかく、私は人より痛み耐性に優れていると思っていた。だからきっと、お産もそこまで叫ぶ事ないだろうと思っていた。何もかも見通しが甘すぎた。全く逆ではないか。

助産師さん、すぐに分娩の用意。ただその間もお尻押さえてもらわないと何かを息んで出したい衝動に駆られてしまって、助産師さんを呼び戻す。

「もう無理、出る。早く産みたい。」と半泣きで訴えかける。

本当は旦那さん立ち会いの予定やったけど、破水からの子宮口全開が早過ぎたのと、私がもう待つの無理すぎて「待たなくて良いです!早く産ませてください!!」と助産師さん達に懇願する。「旦那さん電話して、今どこまできてるのか聞いてみて!」と言われたので最後の気力を振り絞り電話。

「今どこ?」
「今家出たところ」
「(あと20分かかるやん!もう無理!)もう無理待てへん産まれる!産むから!」
「え?!あ、もちろん良いよ!」

ガチャ


「旦那さん待たずに産みます!!!!」


ということで、立ち会いなしで出産。

何度かいきんだのち、娘爆誕!!

ふやぁぁーっと可愛らしい鳴き声を聞かせてくれて、体重もちょうど良い感じの3000ちょっと。可愛くて可愛いくて、今までの痛みが一気に吹き飛ぶ。「10ヶ月も私のお腹で育ってくれてたんだな」「本当に人間から人間が出てくるんだな」と生命の神秘を実感。

出産は股痛いし何箇所も切れたけど、陣痛のあの痛み思えば可愛いもんや。ほんまに死ぬかと思った。

旦那さんは産まれて15分後くらいに到着してくれて、一目見て娘にメロメロやった。

私の陣痛がこれ以上長引いてしんどくないように早く出てきてくれた娘。旦那さんがすぐ来れるよう(結果私のわがままで間に合わんかったけど笑)土曜日に産まれてきてくれた娘。

なんて空気の読める娘なの、、、


世の母親は本当に凄いし偉大だな。
良い経験になりました。

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