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Web活用を活性化させるために必要な、評価基準の見直し

すっかり、春になりました。
4月を新年度としている企業も多いですので、この時期に新しい部署に異動したり昇進したりで、自身の業務内容に変化があった人も多いのかな、とお客様をみていて感じます。

地方企業でWeb活用やコンテンツ作成を始めたときに、よく直面するのが「リソースがない問題」だと思います。

多くの地方企業の場合、マーケティングの活動は営業部署で兼業で担うことが多くあります。
しかし、営業の評価基準は「どれだけ成約できたか」という金額で現れるところが中心。
すると、いつもの営業の動き方にプラスして、マーケティングに関わる活動をしなければならない、という状況になります。

結局、評価されやすいところにリソースを割くことになり、それ以外の活動は重要なことはわかっていても注力できない状況が生まれていきます。
マーケティングも、コンテンツ作成も、普段の業務の片手間では成果は出しづらい。

マーケティングを始めるときに、マネジメント職以上の方が重視したいのは、人事評価。
ゴールを決めてくれるFW(フォワード)ばかりが評価されやすい基準になっていないか。自分でゴールは決めないけれど、上手なパスを出してくれる人材をどう評価するか。
この見直しを行い、どんな配分でリソースを投下するべきか、新たなことを始めるときには見直しが必要だと考えています。

リソースの配分を考えたときに、さらによく語られるのが「成果を出さないと、上層部に説明ができないので、リソースが裂けない」という話。とてもよくわかります。
けれどこの場合、「成約」だけが成果の基準になっているために語られる言葉だとも感じています。
会社が目指す方向性、そこに向かうために部署に与えられているミッションにたち戻り、
成約はもちろん大切だけれど、そこに至るまでにどんな課題があり、どう解決するのか。
その上で、成果の基準をどこに定めて上層部に伝えるのか。
根気のいる取り組みではありますが、ここまでの見直しができないと、なかなか新しい取り組みが定着して成果が出る体制にも持っていきずらいのが事実だと思います。

マーケティング活動に関わらず、何か新しい取り組みを始める際には「評価基準がどうだったっけ?」とまずは振り返ってみることを、意識できると良いなと感じています。

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