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マーケティングに大切なことは「想像力」

HONE inc.の代表、桜井さんのnoteを読みました。

私はマーケティングという広い領域の中でも「Webを使った広報」というかなり限定的な領域を担当する立場ですが、桜井さんのブログではとても参考になる情報をいつもいただいています。
そして、今回の記事の最後の「想像力」については共感しかありません。

今となってはマーケティングの書籍や情報が溢れかえっています。
書籍も、著者の実践の中から発見した成功体験や知識を教えてくれるものがたくさんあります。
どれももちろん正解ではあると思うのですが、得た情報(特に誰かの成功体験や実施例)を間に受けて、何でもかんでも型にはめようとすると難しくなってくる場面がある気がしています。

市場の分類、自社の状況、顧客の状況などを整理するフレームワークは、多くの人が学問としても研究してきた素晴らしいもので、参考になる情報も数多く存在しています。
分類や整理をした上で「何をするのか」。
ここに想像力が必要になると感じています。

他社の成功体験を真似る、ということはこの想像力がすこし欠けている。
他社の成功体験をうけて、なぜ成功したのか。その他社の顧客は何を感じ取っていたのか想像する。そして、自分達たちが向き合いたい人々はどんな悩みを抱えていて、何に興味があるのか。
データや数字はあくまで想像をするための補助材料。

企業も人間も多種多様。そしてこれから変化していく社会に対応するのだとしたら、なによりも人間の観察と想像力が重要なのではないかと思いました。

想像力は自分自身の経験の中だけでは、なかなか磨かれません。 磨くには、歴史・哲学・社会学・自然への知識が重要になるんじゃないかと思います。 「人間」というものをいろんな角度から紐解いて、どんな生き物なのかを俯瞰して知っておくこと。 そこから人間への想像力が養われる。

マーケティングを学ぶ上では、「マーケティングの本」ももちろん大切ですが、もっと人間を俯瞰できる知識も合わせて摂取しておくと、見えてくるものが変わってくるのかなと思います。
私も足りない知識だらけなので、もっと精進したいです。

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