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2023.01.13 どん底って、どこだ?

神様はいない 要らない
いても 要らない
ここは誰の現在地だ?
甘いか苦いかは君が決めろよ

UNISON SQUARE GARDEN「fake town baby」より

UNISON SQUARE GARDENが好き。
もちろん3人の醸し出す空気も好きなんだけど、
やっぱり曲が、歌詞が、歌が好き。

出会いは「fake town baby」。
実はオリオンやシュガビタではない。

“君が持ってる常識なんて ガラクタなんだよ”

fake town babyに出会ったとき、
多分一番これまでの人生で、人間関係躓いていたときだった。

うまくいかない。
考えすぎる。
間違える。

それまでがうまくいきすぎていたのか
それまでが甘やかされていたのか

それまでの自分を
激しく後悔して、
激しく泣いて、
激しく自分を嫌っていたあの頃。

幸せになるパーセンテージ
忘れちまったよ

UNISON SQUARE GARDEN「fake town baby」より 

そう、忘れていたし、幸せになんてなれない、と思っていた。

君が持ってる常識なんか
ガラクタなんだよ

UNISON SQUARE GARDEN「fake town baby」より

そう、私の当然は、私以外の誰かの当然じゃなかった。

私はきっとそれまで恵まれすぎていたし、
本当の意味で人とかかわることをどこか避けていた。

本音でぶつかって、
喧嘩もして、
怒られて、怒って、
言い合って。

「頑張ればわかりあえる」
なんて綺麗ごとの絵空事なんだと初めて知った。

別に嘆いているわけではない。
未だに“全てをわかりあえることはきれいごと”だと思うけれど、

それでも
私は私の周りにいてくれる人たちが好きだし、大切にしたい。
そして、今も人には恵まれていると思う。

ぶつかっても良いし、
言い合っても良いし、
むしろ、そうしていきたいと思えるようになった。
だって「運命だって所詮は君の手中」らしい。

辛かったときに何度も聴いた。聴いては泣いた。
まだ、また、立ち上がりたいと思わせてくれるUNISONの曲たち。

『どん底にいたって、何だって、やってやれよ』
って聴こえてくる感じ。

突き放していて、なのに、手を差し伸べる。
手を差し伸べて、なのに、突き放す。

「ああ、またとない」のはこのバンドの中毒性も然り。
超ド級の沼。

2023.01.13

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