少女とピンクの関係性
私のランドセルはピンク色だった。
ピンクが大好きだったような記憶はないが、
持ち物にピンクは多かった気がする。
筆箱、ノート、消しゴム、鉛筆、、
思い出す限りでも身の回りのものはほとんどピンク色だった。
大人になった今でもピンクは気にしていなかっただけでよくみると身の回りに多い気がする。
ヨガマット、エコバッグ、シルクのシュシュ、
お気に入りのマニュキュア、、
何故だろう。
女の子だからとピンクを勧められた経験は私にはない。
想像する限りで当時の私がピンクを選ぶ理由を考えてみた。
一つ、可愛い。
二つ、それを身につけている自分が可愛い。
三つ、可愛い。
可愛いから、ただそれだけの理由だった。
最近は男の子も女の子も好きな色を選べる。
だから、みんな好きにしたらいい。
女の子がピンクや黒や青や赤や紫を選んでも、
男の子が青やピンクや赤や紫や黒を選んでもいいのだ。
私はピンクが一つの色として好きで、
それは少女の時と今も変わらない。
一つ変わったとすれば、少女の時よりいろんな色が好きになったということ。
水色や紫、緑や黒、いろんな色が私の周りにはある。
いろんな選択ができるようになった時代に感謝している。
私のとっての“ピンク”のような色は、
今の少女たちとっては何色なのだろうか。
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