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DATASaberからのTableau Desktop Specialist受験レポ~試験対策・振り返り~

はじめに

先週、なんとかDATASaberに認定していただき、その熱を冷めやらぬままに、何かに活かそうと思い、受験を決意しました。
実際に受験して思ったことや、試験に向けた対策などを振り返りたいと思います。(受験は2023年7月(製品バージョン: 2022.3 の試験))


Tableau Desktop Specialistとは

Tableau Desktop Specialistは基本の知識を持っていることの証明ということで、IPAでいうITパスポート的なものという感じ。有効期限がないのも◎。

利用3か月程度を想定しているということですが、操作方法というよりか基礎的な理解が重要というような印象です。

他にTableauの資格試験がないことと、次のTableau Data Analystは、受験料だけで$250になり、一気にハードルが上がるのでDesktop Specialistから受験することにしました。

Tableau Desktop Specialist は、Tableau Desktop に関して基礎的な知識とスキルを持つ個人を対象にした認定資格です。
この認定資格を取得すると、Tableau Desktop を利用する必要がある従業員、パートナー、顧客、フリーランサーとして、Tableau の主要な知識を持っていることが証明できます。
この試験の受験に前提条件はありません。合格すると、Tableau Desktop Specialist 認定資格が取得できます。この認定資格に有効期限はありません。

Tableau Desktop Specialist 試験ガイド より

受験の準備と試験対策

(1)申し込み

申込にあたっては、公式HP Tableau Desktop Specialistから、「試験をスケジュールする」からTableau publicの登録を流用して住所などを登録。デフォルト英語なので、やや不安になりながら入力しました。

そこからPerson Vueに飛んで、試験の種類を選択→試験日程を選択します。ここでも英語がデフォルトなので、さらに英語スキルの重要性を改めて感じながら、申し込みました。

試験場所はテストセンターor自宅が選択でき、試験官は英語・日本語・中国語が選択できるようでしたが、自宅&日本語をチョイスしました。

普通に日本語が達者なアジア圏の方が試験官でしたが、部屋のチェックが大変厳しくなっていたので、私の書斎(食料・ストック倉庫)のすべてを余すことなく見せることになり、試験官の方も苦笑してました。

【受験場所のポイント】
大型モニタは反対を向ける、机の上には何も置いていない(エアコンのリモコンや小物入れもNG)、書棚は手の届かないところに、足元にゴミ箱、電子機器等置かない、額に入っている習字の書が正面にないなど
(年々厳しくなってませんか??笑)

(2)受験料

受験料は$100にTAX込みで$110。クレジットカード決済が可能。クレカの為替レートはわかりませんが、7/14レートは1ドル138円なので、$110×138円=15,180円。
うん。日本の物価と資格試験が安すぎるだけだよね!と思いながら決済。(IPAの2回分…とりあえず2度受けるわけにはいかないと決意だけが固まりました)

MSの認定試験とは異なり、リスケに対して$25必要なために、計画的な受験が必要です。

Tableau Desktop Specialist 試験ガイド

(3)試験対策

受験に対する準備期間は3日間でした(週末がたまたま1枠空いていたので)。
これまでにやってきた勉強としては、Udemy、参考書、DATASaberという感じでしたが、今回については、どなたかがまとめられたNOTE1,500円を購入しての臨みました。

受験後の感想としては、「DATASaberとの共通点はほぼない」と思った方がよいです。DATASaberは「実際に分析をリードできるように」という部分に主眼が置かれていますが、「Tableau Desktop Specilist」はその基礎にあたる部分という印象です。

①画面構成の名前と機能を理解しているか
Tableauが直感的なので普段あまり意識しませんが、名称は必須です。
基本的に問題は画像もありますが、文章で半数が出題されるので、何を指しているか理解するためにも改めて勉強しました。

「キャンバス」「メニューバー」「ツールバー」「ペイン」「ピル」「シェルフ」「カード」「マーク」「ヘッダ」「軸」「シート」「ダッシュボード」「ストーリー」など
どこを指しているかすぐに思い浮かびますか?私は受験前はややあやふやなところがありました(笑)

どこを指しているか説明できて、そこでできる機能を把握していることが大事です。特に画面の名前を憶えていないとそもそも問題が何を伝えたいか理解できず、回答も出来ません。。
(誰かに説明する上で必要なことと考えれば当たり前のことかもしれません)

②どうやってそれを実現できるか説明できるか
Tableauは右クリックで出来ることが多いのでそちらからやってしまうことが多いと思いますが、メニューバーからのやり方なども把握している必要がありました。

○○を実現する方法を3つ選びなさい、2つ選びなさいなどといった問題が出題されます。自分のお気に入りの操作方法以外も把握しましょう。
実現する内容は、書式の変更やデータ型の変更などが多かった印象です。守秘義務があるので、トピックベースでどうぞ。

書式の変更、データ型の変更、軸の順番、グループ化、セット、ハイライト、

③メジャーとディメンション、連続と不連続の違い、各グラフの仕様
一番ビジュアライゼーションの要素が強いと思ったのがこれでしょうか?一部グラフの作成方法やサイズを変更できないケースはどういうVizかなどといった問題もありました。

それぞれフィルタに入れた時は何ができるか、日付はどちらにあたるか、階層、地理的要素、積み上げ棒グラフ、散布図、サイズ、パレットなど

tbm、tds、twbx、hyperの違いなどの問題は1問程度で、「試験対策NOTEだけやれば大丈夫」という感じではなかったです。

用語の整理や、問題の難易度を理解する上では大変役に立ちましたが、まったく見たことある問題は当たり前ですが、ありませんでした。

結果と振り返り

想定していた問題とはだいぶ異なる感じだったので、不安なまま終了ボタンをクリック。アンケートは上の空で回答。結果として、889点で合格でした。
(複数選択等結構怪しい気もしましたが、部分点とかあるのでしょうか?)

Tableau本だと、第7章までの内容「Tableau基本機能(その2)」で良いと思いますが、それだけでは試験対策としては不十分だと思います。
(複数の操作で実現できるなどは説明されていないので、操作して機能を把握しておくことが必要かと思います)

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7章までが対象だと思いますが、これだけで臨むは危険です

次はPL-300(Power BI Data Analyst)、IPAのデータベーススペシャリストの受験を考えています。また受験したら書きたいと思います。

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