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【趣味と娯楽】WBC決勝を録画して家でライブ感を味わいたかったので、今の時代に一切の情報遮断に挑戦した話

こんにちは。すうちです。

昨日WBC決勝戦でした。リアルタイムで観戦された方も多くいらっしゃったと思います。私もあわよくば会社を休もうかと一瞬思いましたが、午前中に外せない会議があり出社でした。仕方ないので、録画して帰宅後に観戦することにしました。

今回は、少しでもWBCの録画放送でライブ感を味わうため、ある挑戦を決意して帰路に着くまでの話です。

※タイトル画像はkirakuさんです。ありがとうございます。


はじめに

「ライブで観たかったな…」駅に向かう通勤途中、思わず声が出た。子供は既に春休みに突入し「生で観れる」と嬉しそうに語りとてもうらやましく思えた。

録画とライブの違いは、ライブで観る=結果を知らない状態で観戦することだ。その時、ふとある考えが浮かんだ。

「結果を知らない状態で録画を観ればライブ観戦と同じ体験では?」しかし、現代は情報が溢れている時代。特に話題となるニュースは意識しなくても毎日飛び込んでくる。WBCは連日の侍ジャパンの快進撃でニュースだけでなく、SNSでもトレンドに入るほどだ。

丸1日WBCの結果を知らない状態で帰宅する。そんなことが可能だろうか。少なくとも困難な道であることに変わりない。ただ、本当にできるか個人的な興味も出てきて、挑戦してみようと思った。

まず、最初に思いつく作戦として以下を立てた。

・スマホは基本使わない
・SNS(Twitterやnoteも含む)も見ない
・WBCの話しそうな人には近づかない

しかし、現実は想像していたよりも、行く手をはばむ数々の刺客が現れた。


第1の刺客:スマホでライブ観戦をする乗客

本日の作戦を決意して電車に乗り込む。心なしかいつもよりスマホを縦ではなく横向きで眺めている人が多い気がする。スマホでWBCを観ているのだろうか。しかし、皆私の席より遠い人ばかりだ。この距離なら目に入ることもないし大丈夫だ。

しばらくして次の駅につき、ある人が私の隣に座られた。もしやと思ったが、薄目で横の様子を伺うと棒の様なものをぶん回したり、白い物体が飛ぶ映像ぽく見える。これは明らかにWBCだ。直前まで読書していたがその様子を察知して、そっと目を閉じて刺客をやり過ごす。


第2の刺客:街の掲示板

結局電車では熟睡してしまった。会社の最寄り駅に着く。駅を出て外を歩く途中あることに気づいた。街で見かける映像や文字のニュースなどが目に飛び込んでくるあの掲示板だ。これはやばいと思い、自分の足元から数十メール先をやや下向きに視線を置いて掲示板をやり過ごす(基本上の方は見ない)。はたから見たらうつむき加減で深刻な悩みを抱えた人が歩いてる様子に見えたかもしれない。


第3の刺客:ランチタイムのTV放送

会社で食事を取れる場所は、TVが常設してある。いっそのことお昼を抜こうかと思ったが今日に限って異様にお腹が空いてやはり食べることにした。当然ながらTVの方は見ない。映像が視線に入りそうな時は薄目で歩く。席もTVの映像や音声が聞こえない場所に座った。自社ではコ○ナ禍になって黙食が推奨されており、幸い食事中に会話する人もほぼいない。

昼食後は自席で休憩時間だ。通常は仕事の合間や休憩中はYahooなどネットニュースを見ることもあるが、今日は当然見ないで過ごす。


第4の刺客:スポーツ好きKさんの雑談

同じチームのKさんはバスケやサッカー、野球などスポーツ好きだ。休憩中に雑談でそのたぐいの会話も多い。じつは今日一番警戒してたのはKさんの雑談だった。しかし、長い付き合いでKさんの雑談を始めるパターンは頭に入っている。Kさんはトイレやコーヒーブレイクの後、話かけてくることが多い。本日ばかりは申し訳ないが私も作戦を完遂するため、Kさんが休憩したタイミングと少しずらして自分も休憩してしばらく席を離れた。


第5の刺客:電車内の速報ニュース

夕方駅に向かう途中、路上でスポーツ好きと思われる若人わこうどが何やら話していた。「今日のWBCは…」いきなり来た。「通り過ぎるまで結末は話してくれるな…」と心の中でつぶやき小走りにその場を通り過ぎる。そして帰りの電車に乗り込む。

通勤の方はご存知と思うが、電車内のディスプレイにはその日の速報ニュースが流れている。ここでも基本上の方は見ない。バックからイヤホンとタブレットを取り出し、最近PrimeVideoで見始めた「ぼっち・ざ・ろっく!」に全集中する。

電車内をやり過ごし無事帰路に着く。。。そして、丸1日WBCの結果を知らずに過ごすことができた。


第6の??:ライブ観戦してた我が子

帰宅後、私に気を遣って表情で結果を悟られまいと顔を手で覆い隠していた我が子。しかし、たまに手の隙間から漏れる表情は明らかな笑みに満ちていた。その様子から何となく結果を悟ってしまった…笑



最後に

先ほどWBC決勝の録画を見終えました。大谷選手や村上選手はもちろん、他の選手達も誰一人かけても成し得なかった結果ではないでしょうか。一人一人の力や才能もさることながら、準決勝の打撃を繋いだ逆転劇だったり、決勝でのピッチャー7人継投による総力戦などチームの力が結集した勝利だった様に思います。

個人的に響いた、試合前に大谷選手がチームを鼓舞した言葉

今日だけは目の前の(メジャーリーグ)選手達への憧れを捨てて、勝つことだけを考えよう

自分が子供の頃には想像できなかった世界で戦える日本。そしてそれを実現している若い世代に感慨深い思いです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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