ペコリス日記 No.5 明日への扉

2024 0105

ペコリ大聖堂の鐘が時を知らせる。
今日もまた、過ぎて行く。
数え切れない程の人々の想いを載せて..。
ときにその重々しさに推し潰されそうになりながら。
どうやってもその苦悩から這い上がられそうにない!
そんな憂鬱。
笑顔を作ってみても、浅く早い呼吸に支配され、
それでも尚、光を見たくて、もがきやがて、無気力のブラックホールへ舞い戻る。
そして、ペコリ大聖堂の鐘の音が再び私の心に響き渡り、私の中の心の宇宙は、
「待て!しかして、希望を持て!!」と友が遠い日に励ましてくれた
モンテクリスト伯の言葉を支えに、明日への扉を開くのである。

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