クソみたいな会社二社の振り返りと反省 1社目

今年で三十にもなろうというのに、また無職になった男の失敗経験と、これを見た学生さんたちへのエールを込めて。

はじめに。
私は普通科から技術系短期大学に進学した。
実家の家計もあったが、もともと勉強が好きではなく大学に4年行きたくはないけど、高卒普通科の男が就職するのは難しいだろう。 と自分なりに当時は考えていた。
そして機械系の学部に入る。
主にCADや当時はまだ珍しかった初期の3Dプリンタを学ぶことができた。

短大での経験や友人は今でも大事に思ってはいるが、ここでは割愛しよう。

話は就職時期になり、短大でのインターンシップで地元ではそこそこ大きな会社に行くことができ、その時はそこが良いところと思っていた。
 今、振り返ると企業としてはここでボロを出すと新入社員が入ってこないかもしれないと言うのがあったのだろう、まんまと騙されたわけである。
結局私はインターンで行ったそこに入社することになる

入社しての違和感
まず今振り返っておかしいな?と思ったのは初出社の日である。
普通は4月1週目の月曜日などだろう。
そこは3月末の5日間研修をすると言う事で3月から部署研修となった。 
そして迎えた初出社、研修期間を終えて私に告げられた役職はプログラマーであった。

前述の通り、機械系学部卒でありプログラムは触りで機械語とはなどはあったものの、CやVBなどとは無縁の生活をしていた人間にプログラマーである。しかも、同じ短大からもう1人同期がいたのだが、そいつは情報学部卒で組立配属であった。

このように、適正・入社時の希望などをいとも簡単に無視して来たのである。
これでちゃんと教えて教育期間があるのでれば良いのでは?と思ったそこのあなた びっくりすることに私は自学でその年の6月にお客様配属の専任プログラマーと位置付けされている。
地方の中小のアホらしさを舐めないでもらおう。


さらに、4月25日初給料日 明細に書いてあった額は15000ほどであった。前述の3月の研修期間を算出したそうである。 ほとんどの同期が15 16万とLINEで報告している中、0が1つ足りていないのは少し疑問に思ったものである。

(中途などでその月の給料日に出ないことなどはあれどねえ)

そうして私はある装置のUI担当としてVBを使いアプリケーションを作成していくことになる。 細かいことはもう数年前ということもあり省くが、機械設計側もお粗末であり、耐水・防水必須とされていたが、タッチパネルの仕様書にはそんな文字は書かれていなかったものである。 なお、デモンストレーション用のアプリを完成させたタイミングで退職しているためその装置がどうなったのかは不明である。

普通ならこの段階でよほどやる気のある新入社員でなければギブアップしていそうだが、この段階で私は掛け持ちでロボットアーム操作のアプリ作成にも携わっている。

また、驚かれる内容だとは思うが、ロボットアームのプログラムを組むにあたり、ロボットが工場にないというクソっぷりである。
プログラムをどう組もうともテストさせることができないのである。

結局、組み立てのギリギリにロボットが到着したのだが上司からの一言は「君がこのプロジェクトに入ったタイミングで君がロボットを手配するべきだった」の一言である プロジェクトに参加時で入社一年目の10月くらいである 一台数百万だったと思うロボットを個人で早めに頼むように動けるものがいるのだろうか? 自分は今考えてもいないと思う。

このロボットの仕事と先ほどのタッチパネルのお仕事を掛け持ちし一応どちらも翌年の3月あたりに終わりを迎えたのだが(合間にそれらの装置の組み立て調整にも入っている)
連日の残業 休日出勤で疲れ果て、3月中頃の土曜日の深夜、私は会社の中で倒れてしまう。
発見は翌日日曜日の朝、掃除のおじさんに見つけてもらい労災病院へ。

点滴を受けながらぼーっとしていた中病室を訪れた上司の一言は「ごめん、お客さん来たから出社してくれ」である。 これをどう断ったか覚えていないのだが、これが完全に引き金となりその年の4月に退職届を提出 お客さんからも逆に心配されながら辞めることとなった。

1社目での反省 
周りをよく見られていない
⇨自分の短大からの先輩がいるはずなのだが
会社の中にいたのは自分より6つくらい上の人から 間の5年の間にも短大からの入社記録があったことも確認していたのである。 この時点で退職が早い会社と認識していればよかった。

法律などへの無知
変形時間労働を取っていようと毎月100h 120hの残業をしていたらどこに変形があったのかとなるべきだろう。

このように社会経験に乏しく、おかしいのでは?と思えなかったことが一つの原因だろう。

ちなみにやめて数年後に厚労省からの注意としてリストに載った時期がありちょっと胸がスッとしたのは良い思い出。

次回は今年退職した方のクソ企業について

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