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視覚障害者が「スマホで注文」を使ってくら寿司を楽しんだ話

パートナーのゆりあさんとくら寿司へ行ってきました。
その際、くら寿司の「スマホで注文」というサービスを初めて利用し、楽しい回転寿司タイムを満喫できたのでメモしておきます。


普段の回転寿司

これまで回転寿司では、
・たいていどの店にもあるであろうメニューを伝え、注文してもらう
・気になるジャンルのメニューを読み上げてもらい、食べたいと思ったものを注文してもらう
というやり方で食事をしていました。
普通のオーダー式レストランに比べるとかなりメニュー数も多く、衝動的に食べたいものを食べることを楽しむ場である回転寿司を素直に楽しもうとすると、一緒に行った人に労力を使わせてしまっている、という感覚が少なからずありました。


くら寿司の「スマホで注文」

くら寿司を訪れて初めて「スマホで注文」を利用してみました。
今回はアプリではなく、iPhoneのコードリーダでQRコードを読み取ることで開くブラウザのページを利用して注文を行ってみました。

席番号や現在の投入皿数、ジャンルなどの後に、実際のメニューを読むことができます。
メニュー名の上の画像をタップすると注文画面が開き、シャリのサイズや皿数を選べます。その下の注文ボタンを押すことで実際に注文をすることが出来ました。

今回は実際に注文ができることが感動的すぎて、詳細な検証を忘れてしまいましたが、メニューを自分で見ながら食べたい商品を注文できるということは素晴らしく、久しぶりに回転寿司ではしゃいでしまいました(笑)。


いくつか課題もありそう…

食べたい商品が決まっている時にピンポイントでその商品を見つけるのが難しいことや、値段の情報が画像に含まれてしまっていてテキストとして読めないことなど、使い心地としてはまだまだ課題もありそうでした。
今後何度か利用してみて、気づいたことは要望としてフィードバックしたいと思っています。

終わりに

くら寿司の「スマホで注文」は、元々非接触型の注文方法として導入されたようです。
それがVoiceOverユーザにも使える形で提供されていることは、今後の視覚障害者の回転寿司ライフを大きく変化させる良いきっかけになるのではと思います。
自動化が進む回転寿司業界ですが、くら寿司ならば一人で気軽に行って楽しめるかもしれません!

ちなみに、くら寿司は注文用タブレットを手元まで下ろすことができ、弱視にも優しい回転寿司だとゆりあさんが言っていました。
たしかに、他の回転寿司店ではタブレットが高い位置に固定されていることが多いですよね、あれは弱視じゃなくても困っている人は一定数いるんじゃないでしょうか?

乱立する回転寿司店、今後しばらくはくら寿司推しになりそうです^ ^

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