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〜離れることが助けること〜

11.8  低学年トレーニング

「トレーニングメニュー」
コーディネーション、ドリブル、ドリブルからワンツー、1対1、ゲーム。

ドリブルをしていて方向転換する時は、①インサイド②足の裏③アウトサイドを使うことが多く、ボール扱いがまだまだ慣れていない子は、③が特にできない様子。
それでも少しずつボールに触れて継続することで、確実に上手くなります。毎日、ボールに触って自由にボールが運べるようになるように、頑張りましょう!

【離れることが助けること】

よくいう団子サッカー。ボールを中心に味方選手も相手選手も数人が群がってしまい、団子のようになる。その団子がなくなるこはほとんどなく、ボールに集まってしまうサッカーのことです。
ボールを蹴り始めたばかりの子どもたちは、自然にボールに近寄っていくことが多いです。自分がボールに触れたくて、近寄ってしまい、周りを俯瞰的に見れないのです。また、「ボールから離れておく」ことに利点を感じていないのも理由にあります。

「ボールを持ったら、何をするの?」と聞くと、「ドリブル!」「シュート」「パス」と答える子どもたち。「じゃあ、ボールを味方の選手が持っている時に、どこにポジションを取れば、助けていることになりそう?」①「ボールの近くに寄っていけばいいかな?」②「ボールから離れたらいいかな?」と選択させると、②を選ぶ子どもたち。
①がダメな理由を聞くと「ドリブルやシュートの邪魔になる」と答えていました。

「なるほど。ボールの近くにいるとドリブルやパスを味方の子がやりにくくなるんだね。」「だから、離れてあげるんだね。」

「じゃあ、パスは近く(1mくらい離れたところ)でするのはどう?」「近すぎやん!」「ダメー」と答える子どもたち。「近すぎとダメなの?なんで?」「すぐに相手が来れちゃうから」

「なるほど。近いパスだと、相手がすぐに来てしまい、パスをもらった子も余裕がないね。パスをもらった子が余裕がある方がいいもんね。だから、ボールを持っている子から離れてあげるんだね。」


「みんなよくわかっているね。味方の人がボールを持っていたら、離れてあげることが助けることになるんだね。」「ボールを持っている人がシュートもドリブルもパスもしやすくなるね」
「うん!」

試合でもまだまだボールに近寄っていってしまうことが多いですが、【離れることが助けること】だということを身体で感じられるようになっていけば、自然と広がった試合になっていきます。
大切なことは、子どもたちに①問う②考えてもらう③理由を述べてもらう。と思考の手伝いをすることです。

たくさん試合をして上手くなろう!
頑張りましょう!

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