日本経済2023年4月 消費者物価指数 読み解き(簡易版)

日本経済2023年4月消費者物価指数の読み解きのまとめ、簡易版。

本日19日、2023年4月消費者物価指数が発表された。
これを先月と同じ視点、同じ読み解きかたで、読み解いてみた。
経済専門の方々と比べると拙い内容になると思う。

先月の読み解きはnoteにまとめてある。

前回は学習が主目的だったため、原典の入手場所、PDFのどこにどの数値が書かれているかを示しながらまとめた。今回はその点を省略し、テキストのみとした。簡易版と記したのは、テキストのみとしている部分による。

読み解き内容

総合指数、コア指数、コアコア指数

総合指数 +3.5% (先月 +3.2%)
コア指数 +3.4% (先月 +3.1%)
コアコア指数 +4.1% (先月 +3.8%)

先月より上昇。これがどの程度の上昇なのか、多いのか少ないのか、そのあたりが分からない。たぶんグラフにして、バブルなどの他の時期と比較すると理解しやすいのだろうと思う。
先月の数値は、次項の参照先「前年同月との比較(10大費目)」の表内に、括弧書きで記されている。

総合指数に対する食料の寄与度

食料の寄与度は2.24。総合に対する比率は2.24÷3.5=0.64=64%。
先月64.6……%より微減、誤差の範囲という感じだろうか。

総合指数の財とサービスによる内訳

財+5.1%、サービス+1.7%。どちらも上昇。
先月の視点で言えば、サービスは引き続いて上昇しており、いい兆候と思われる。ここ、本当は先月同様、表にするのがいいのだろう。

財は2月水準まで戻している。寄与度の財・サービス比率は、先月77.6対22.4、今月76.9対23.1。財の増加に伴う停滞感。

4月、年度替わりが影響している?

価格の引き上げは斑模様……が先月だった

食料は、先月に比べて上昇度合いが高まっている感。財が2月水準まで戻していることをより細分化して表しているような感じ。

宿泊料はプラスに転じた。
実は先月、「全国旅行支援」の意味を教えてもらっている。
先月は、寄与度-0.01、「全国旅行支援」の影響は-0.13だった。実勢としては総合指数を+0.12する状況だったところ、「全国旅行支援」の料金値引きによって-0.01のマイナスを示していた。国からの支援があると、その分消費は抑えられる。それを表しているということのようだ。
今月は、寄与度+0.08、「全国旅行支援」の影響は-0.05という。実勢が+0.13ということだから、伸びているとみていいのかもしれない。

自動車保険料という項目が登場していることが興味深いと感じた。
ネットで見ると24か月ぶりに下がったと記されている。

その他の主な項目に「家庭用耐久財」「教育娯楽用耐久財」が挙げられている。このあたり、年度替わりで増えそうな気がしていたが、先月あるいは先々月などと比較して、とくに大きく増えている様子はなかった。

雑感

総合指数の財が2月水準の指数に戻っている点が気になる。
4月、年度替わりはこんなものだという話なのか、そうでないのか。そういったあたりがよく分からない。
経済専門の方々の意見を確認し、自身の読み解きにフィードバックし、次月以降に活かしていこうと思う。


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