小説同人誌制作とイベント参加の備忘録 2024/9
9/1のコミックシティで頒布するための同人誌を作った際の、自分用の覚え書きです
私以外に役立つとは思えませんが、他人の制作日記を覗き見したい人はどうぞ
未来の私へ ~次回同人誌をつくるときに思い出したいこと~
<表紙原稿制作時>
印刷したら今見ている色よりだいぶ暗くなる(※でも例外的に5色印刷はすごいのでそのままの色になる)
文字情報を破棄する(文字のアウトライン化がgimpではできないので)
「写真素材をくり抜いたのに、背景色がついてる!透過されてない!deleteしても消えない!なんで?」⇒透明レイヤーを新規作成→レイヤー統合 でなんとかなるよ おちついて
背幅は「だいたいこんなもんやろ」でやるな やるな めんどくさくてもちゃんとミリ単位で見ろ
<本文原稿制作時>
ノンブル数にまどわされない(テンプレでは3p始まりになっている/本文のページ数=最終ページノンブル-2)
300p超えてたら今使ってるテンプレートだと、とじしろもうちょい開けた方がいいかも
章表紙はかならず奇数p(偶数pのときはなんかミスってる)
特殊フォントはさける(読みにくいしレイアウト崩れる可能性ある)
禁則処理されてる行の読みやすさを気にしてみる
(Wordでは追い込み?とかはできないのかな~ 一文字だけ次の行にきてる(追い出しされてる)の実際紙になってみて読んでみるとちょっと気持ち悪かった)出力見本はjpg
本文の試し刷りのために面付けしたいなら空白のページを増やしてトータルページ数を16の倍数にする ※そしてノンブル数にまどわされるな(下記の記事に大変助けられました!ありがとうございます!!!)
<スケジュール>
〆切を決めたら早い段階でGoogleスケジュールとスマホのカウントダウンアプリに入れる
※※※サボりも計画のうちに入れる
※※〆切数日前は飯作る気力はないので原稿しながら食えるレトルト飯(冷凍パスタとか)を用意しておけ 健康は二の次 理想<<<<<<現実机の上をかたづけろ
散らかってるとマジでなにもやる気でない せめて書類は捨てよう 本は本棚に戻そう表紙(カラー)制作:早くて丸1日
デザインと装丁と印刷所を考える時間を含むと3日くらい見たほうがいい本文執筆時間:1日で書けるのは最大2万字
※仕事の日はほぼ書けないと思え
※1日とは…休日の朝9時から夜22時くらいまで(但し休憩を45分に一回、15分~30分程度挟みながらとする)本文原稿制作時間:丸2日くらい
※今回は全文5万7千字 原稿の体裁整えるだけでなく推敲時間も含む
※尚、印刷されたものには誤字脱字ありました もっと余裕が要ると思われる総制作期間:だいたい1か月 〆切前2週間の休日は何も予定を入れない(どうせお前はぎりぎりまでやりません 予定を入れると詰みます)
(今回の原稿は、最初に書き出したの今年の初めくらいだったし、間あいちゃったので正直トータル何日かかったかはわかんない)締切の前日は休みを取っておく
ちゃんと寝ておかないと誤字脱字に気が付きませんし、原稿未完のまま仕事行くとかもうなんか気ぜわしいです 涙涙涙締切の翌日は休みを取っておく
不備連絡がきても対応できるように!(今回は連絡なかったので一安心だったけども)通販:書店委託するときは審査もあるので、
①先にサンプル画像を作るだけ作ってしまう
②〆切の1週間前には審査申し込みする
(🐯は審査通らないこともあるかもしれない+入稿時には納品先入力が必須のため)イベントまでの準備
無配用意したりするなら意外と時間あった方がいい
今回入稿後からイベント日まで10日ほどでかなり精神的に余裕をもって準備できたので、仕事をしていることを考えたらこれくらい間合った方がいい
<入稿後の私が思った、執筆前にやっときたかったこと>
文章の書き方の本を読み返す
部屋に積んである小説の書き方の本とか全部読め 図書館でも借りとけ
普段の積み重ねが大事デザインの勉強
これもいっぱい本買ってあるんやからさ~~~読もう(;;)そしたらこんなテンパらなくて済んだかも 未来の私 聞いてるか
作例とか写真のページだけじゃなくて前の方に載ってる小難しそうな文章を読むんだ
<イベント準備>
あらすじとキャッチコピー
めんどくさくてもあらすじをまとめる
そうすると通販申請も楽ちんだしポスターとかお品書きも作りやすい
↑こういうの毎回作ってもいいかも(これはcanvaでTwitter宣伝用として作りました)
お品書き
早めに作ると心の健康にいい
作るときはA2(ポスターにすることを考えて)
↑今回作ったお品書き兼ポスター
告知ツイート
pixivにサンプルとお品書きをアップし終わってからまとめてする
※通販するなら通販ページが完成してから一緒に掲載する
今回見切り発車で何か完成したらツイート、と五月雨式になっててうっとおしかったのでQRサンプル
もっとでかでかと「こちらQRサンプルでござい!!!!!!」って表記した方がよかったかも~~
あんまり手に取ってもらえなかった;;
※そもそも小説のサンプルとか読まんやろという前提は忘れていただきたい
値札
★予備を作る(値札立てるやつも予備を用意しておく/もしくはクリップ入れておく)
今回、
・値札の値段間違えた
・一枚持ってくるの忘れた
とミスが2件ありパニックになったので、余裕を持って大目に用意しておくべきだった…
(ちなみに今回ペラのコピー用紙ではなく名刺用紙に刷ったけど正解だった気がする)POP
思ってた以上に派手にしてもいいかもしれない
あと机上だけじゃなくて、机の前に垂らす掲示物も作ってみたい
あらすじとか書いてみてもいいのかもポスター
・サイズはA4×4枚=A2 でちょうどいい ちょうどよく隠れられるしあらすじも書き込める
・風でめっちゃ浮く 重しになるもの用意する(クリップとか?割り箸とか?)
・裏面も作ってみてもいいかも(CP名でっかく載せて置くと遠くから見たときも自分のスペース分かりやすくて助かりそうだなと思った!)
・印刷はコンビニより家のプリンターでやった方が早い 画質は気にするな
※↓これは面付けを自動でやってくれるのでいちいち画像を四分割にしないですむ
在庫数のメモ
まじで基本の基本なのに毎回忘れる
次回から用意しよう差し入れをくれた人に名前を聞く
ほんとにわすれる すっこーんと抜ける
メモ用紙とペンを用意しておこう外出するときのあれこれ
・上に被せる布
・「外出中です」「◯時には戻ります お急ぎの方はこちらにリプかDMください(TwitterのID)」の看板
を用意したいその他用意しときたいもの
・ゴミ袋ひっかけるやつ(いつもマステで貼り付けてるけど重みが増えると耐えられないので)(カラビナと机に鞄ひっかけるやつ両方買っときたい)
・除菌シート(スペースでご飯食べるときいる)
・はさみ、メンディングテープ、マステ、油性マジック⇒ぜったいいるやつ
・油性ペンは太字も用意したい
・年齢確認チェック表(平成何年までOKなの?一瞬わかんなくなる)無配
今回は新刊を買ってくれた方に
名刺型しおりとブックカバーお渡ししたけど、自分的にたのしかったのでまたこういうの作りたい
次はペーパーつくろっかな~~
いにしえのオタクだから「締め切り前日にこれを書いています。BGMは○○○○です」とかやりたい
※今回私が紛らわしい配置にしたせいでQRコードサンプルを無配と勘違いさせてしまったのですが「折角なので欲しいです」と言ってくださる方が数名いらっしゃったので「わ、わかる~~~イベントくると折角だから記念に無配ぜんぶ欲しいよな~~~ペーパーあっても貰ってくれるかもしらんなこら」という下心からきている(勘違いさせてしまった方はここ読んでないと思うけどほんとうにすみません)想像以上にテンパる
毎回そうなので、やっぱり開場2H前くらいから準備しといた方がいい
おしっこも済ませておけ
朝電車に乗っているときにお品書きを再RTするとちょうどいいかもしれない(設営完了したら暇になるしそん時にやろ~♪って思ってるのにいつもばったばたでそんな暇ない)
◆原稿制作で今回やってよかったこと◆
①ちゃんとデザイン関係の本を開いて参考にした
これまで: ピンタレストを参考にしていた
ピンタレストでおしゃれデザインをサーフィンするのも楽しいけど、やはり書籍はちゃんとカテゴリ分けされて並んでいるので結果的に迷わずに済むので時短でした(あたりまえ体操)
特に配色スタイルブックのおかげで「作ってみたけどなんだかしっくりこない」がなくなったかも
<今回参考にした本>
②表紙のイメージ画を作らず、いきなり本番に手をつけた
これまで: canvaでおおよその表紙イメージ図(カラー)を作成⇒本番の表紙用テンプレートで編集
今回は参考書籍のおかげで、色もデザインも頭の中で決まっていたので、いきなりテンプレート開いて画像編集したけど案外するするいけた!
一工程減らせたのうれしい
canvaは直感的操作ができるの便利で有難いけど、canvaにしかないフォントとかで作っちゃうと結果的にフォント探したり、それが商用利用できないやつだとまたフォント探しになっちゃったり大変でもある
③推敲をWordでやった
これまで: 普段使ってるNola(小説執筆ツール)で横書き
メリット⇒スマホで編集ができるので隙間時間を活用できる 場所を限定されない
デメリット⇒無料版は横書きなので出力時のイメージが分かりにくい
↑のデメリットが気になったので今回はある程度本文完成したらさっさとテンプレートに流し込んで、文字のならびを見ながら修正
これまで、って書いたけど前回の本(野ざらし)のときもこのやり方にしていた(野ざらし、今でもデザインも込みで最高の本だと自負している)
時々もう一度Nolaに流し込みして読み直してみる、などしていると結構文章あやしいところを見つけられた(尚それでも誤字脱字はありました)
◆今回の表紙制作過程◆
1.印刷所を決める
今回もう色々ギリギリだったので最優先事項は〆切
赤ブーの搬入期限を中心に選択
※ちなみに今回の9/1インテの搬入期限は8/29が最終で、今回お願いした仕様での〆切が8/19だった
最近大型イベントは参加する人が増えているのか締切が前より早い気がする……油断せずに行こう
(そしていつもほーぷさんにはお世話になっております ぎりぎりまで対応してくれる 頭が上がりません 都島区の方には足向けて寝ないことにしてます)
2.表紙の用紙を決める
ビビッドセットの特集ページを見て「え~そんなのできるの!」と思ってこのセットの中から使えるものを選んだ
※今回はホープさんオリジナル用紙のエンボスサンバ/シルク(油絵のキャンバスみたいでエモい)を選択
(ほんとは夏セット限定用紙のファンタス/ソラを使ってみたかったけど〆切的に間に合わなかったので断念…いつか使いたい)
3.テーマと配色を決定
<とっかかり>
・ビビッドセット(5色カラー印刷でRGBに近い印刷ができるとのこと)なので、色が綺麗に出るらしいピンクとかオレンジとか紫とかを使いたい!
・カラフル+大人っぽくてシャープさのあるものにしたい!
<最終案>
メインはオレンジと紫で決定
※↑『配色スタイルブック』内の項目「好奇心」「わんぱく」「トレンディ」の中でこの組み合わせ可愛いかも~というものを選んだ
4.デザインの仕様を決定
『あるあるデザイン』からやりたいデザインを選ぶ
今回は↑の中から
・ふにゃふにゃでくりぬく
・まわり余白
・文字ちりばめ
・水玉のせとく
を参考にピックアップ
5.テンプレートを開く
とにかく手を付ける!!!!
①印刷所の表紙テンプレートをDLしてきて開く
②文字数からおおまかなページ数を計算(素晴らしいサイトがある ブクマもしてあるよ未来の私)
②背表紙の計算をする(念の為、本文用紙に合わせて計算し直しておく ホープさんのHPには背表紙計算ツールがあるよ)
③ガイドは手で引っ張って枠外に捨てる (今んとこgimpはdeleteキーではガイド消せない めんどくさいからって後回しにしないで最初にやれ未来の私)
6.素材を探す
自分で作ることは諦めて早々に素材を探す
時間をかけない
今回のグラデーションすらも素材をお借りした
7.試し刷り
とりあえず家のプリンタで試し刷りしてみる(なかったらネットプリントだ
)
ここで思ってたより色明るかったらOKなはず
勇気出していこう
8.完成品
できたものがこちら↓
◆所感◆
イベントってやっぱたのしいな~~~~
いっぱい声かけてもらえてびっくりした リアルフレンズも来た おどろき うれぴ
リアルイベントは「ほんとに画面の向こうにニンゲンいたんだ!!!!!」ってびっくり(何を言っているか分からないと思いますがフィーリングで分かって欲しい)して、血肉を持ったヒトが私の作品を読んでくれたり、手に取ってくれたりしてるんだなあって感動するのでやっぱ出た方がいいです
おれはばかなので 当たり前のありがたさが分からなくなっていたと思う
インターネットだけやってると駄目だ
この向こうには人がいます
ほんとうにほんとうに いつもありがとうございます
すぐに記憶から薄れてしまう、たった一瞬の邂逅かもしれないけど、このたったひと時でも私の作品に目を向けてくれたそのお気持ちを大事に大事にしたい こちとら魂にネガティブが染みついた卑屈人間なので「私なんか書かなくても…こんなこと意味あるのかな…」と思いがちだけど「うまく行かなかった恋に意味はあるのかな──」の答えがこれ これだよ 意味はあるよね竹本くん(※ハチクロのラストのやつです) たとえ誰にも届かなくても だれも見てなくても ただこの瞬間のためにやっている すべてのことに意味はある
オタクよ、同人誌を作れ(おしまい)
<おまけ>
ぬい撮影コーナー初めて行けてうれしかった~~~~~えへへ
最後まで見てくれた人いるんかな????ありがとうございます!!!!!!!!!あなたの寿命が延びますように!!!!!!!!