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東部地域局通信 第11号(2023.10.20)


 静岡県東部地域局では、東部地域の魅力や地域団体の皆様などの活動をより多くの方に知っていただくために、東部地域局通信を発行しています。毎月1回の発行を目指し、東部地域各地の取組を紹介していきます。
※掲載している情報は、2023年10月20日時点のものです。


東アジア文化都市2023静岡県


令和5年、静岡県は中国の成都市・梅州市、韓国の全州市とともに「東アジア文化都市」に選定され、文化の首都 として東アジアの相互理解や連帯感の形成、多様な文化の国際発信のために、1年間を通じて様々な文化芸術イ ベントや文化交流を実施しています。とりわけ9月~11月の3か月間は、コア期間として、文化・交流事業を集中 的に開催し、県全体を一層盛り上げています。 東部地域では、映像ライブや演劇、音楽などの多彩なイベントが行われ、「文学」とゆかりの深い伊豆では、「伊豆文学祭」をはじめとする文学に関するイベントも開催されます。

今後東部地域で開催されるオススメ イベントの紹介

●SPAC観光演劇「伊豆の踊子」

川端康成の小説を舞台化した観光演劇「伊豆の踊子」が、2023年の10月7日の 静岡公演を皮切りに、下田、修善寺、浜北、沼津の県内各地で公演が行われます。 今回、劇中に伊豆で撮り下ろされた映像を組み込み、舞台を見ると実際にその場所 を訪れたくなる「観光演劇」として、地域の文化・観光資源にスポットを当てるという 試みを行っています。 この機会に、是非観光演劇「伊豆の踊子」を御覧になってはいかがでしょうか。 「伊豆」と「文学」の深いつながりは東部地域局公式noteでも紹介しています。

                                                                      (担当:須田)

●ふじのくに食と温泉文化フォーラム

静岡県では、県内の多彩で高品質な食材と、豊富な観光資源を融合して、 来訪者に感動体験を提供するガストロノミーツーリズムを推進しています。 ここ東部・伊豆半島地域でも、わさびやジオパーク、温泉など、地域特有の 食や自然、歴史・文化などの資源を活用した取組が行われています。 11月1日(水)には、沼津市のプラサヴェルデにて「ふじのくに食と温泉 フォーラム」を開催予定です。当地が世界に誇る食文化と温泉文化の魅力を 改めて発見してみませんか。

〈開催日時〉 11月1日(水)午前10時~ (開場は午前9時~)
〈会場〉 プラサヴェルデ(沼津市)

                                                                                                (担当:小玉)

● 熱海芸術祭

〈開催日〉 9月15日(金) ~12月17日(日)
〈会場〉 熱海市内の各所
〈問い合わせ〉 熱海市観光経済課

● 井上靖文学館  開館50周年記念事業

〈開催日〉 9月16日(土) ~3月12日(火)
〈会場〉 長泉町井上靖文学館 ほか
〈問い合わせ〉 長泉町井上靖文学館

● 舞台「一枚の絵」

〈開催日〉 10月28日(土)29(日)
〈会場〉 裾野市民文化センター
〈問い合わせ〉 舞台「一枚の絵」 実行委員会事務局

● 富士市総合文化祭 秋祭

〈開催日〉 10月4日(水) ~11月5日(日)
〈会場〉 ロゼシアター
〈問い合わせ〉 富士市市民部 文化スポーツ課

全てのイベント情報は HPを御覧ください↓


知事が動く!東部移動知事室

7月18日・19日に実施した東部移動知事室の視察先について、 複数号にわたって紹介しています。

キャンプ×ビール 東部地域のクラフトビールの先駆け
ー (資)ベアードブルーイング(伊豆市大平) ー

静岡県東部はクラフトビールの聖地と言われるほど、クラフトビールの醸造が 盛んな地域ですが、(資)ベアードブルーイングは東部地域の中でも先んじて取 り組んでおり、平成14年1月から沼津市でベアードビールの販売を開始しまし た。平成26年には、生産工場を伊豆市修善寺のキャンプ場跡地に移し、ビール と自然を掛け合わせた「ベアード・ブルワリーガーデン修善寺」を開設。 その後、キャンプ場を復活させ「キャンプ・ベアード」を開設、運営しています。 視察では、環境に優しい持続可能な醸造設備やクラフトビールの封入現場な どを見せていただきながら、クラフトビールにかける情熱についてのお話をし ていただきました。

醸造機器説明の様子

詳細はこちら↓

                          (担当:中村)

美しい“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生県民会議 ー東部地域会議 / 伊豆半島地域会議ー

東部地域会議の様子

令和5年9月13日に開催した「美しい“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生県民会議」で、地域の自治体、金融、産業、教育な ど様々な分野の代表者等が出席し、地方創生による人口減少対策について意見を交わしました。出生数や移住者を増やす などの人口減少の「緩和策」と、人口が減少する中でも快適な暮らしを維持する「適応策」の2つの視点から意見交換を行い ました。

東部地域会議(三島市で開催)では、「買い物の際などに短時間で子どもを預けられ る施設や地域でサポートする仕組みが必要。」といった子育ての面や、「AIやデジタル 化の幅広い活用事例を増やし、発信することで、AIを取り入れにくい業種でも、導入 方法を見いだす手助けになるのではないか。」という産業の面での意見も挙がりまし た。また、観光の面では、「『言葉の壁を感じる』 『交通の乗り継ぎがうまくいかない』 『現金対応の店が多い』といった観光客の声から、旅行者の利便性を向上させる受入 体制が必要である。」という現状の課題を踏まえた解決策の提案がありました。

伊豆半島地域会議(伊東市で開催)では、医療の面として、「移住者を増やすためには医療環境の整備が重要であり、医師 の確保や小児医療の充実が必要である。」や、教育の面から、「子どもの習い事のオンライン化『リモートスタディ』を進めるこ とで、送迎の負担を軽減できる。」といった意見が挙がりました。

皆様からいただいた貴重な御意見を踏まえて、今後の県施策への反映を目指してまいります。

                          (担当:中野)

あなたも「わたしの避難計画」を作ってみませんか?

近年、大規模な風水害が頻発するようになってきていますが、皆さん は自宅等の災害リスクを把握しているでしょうか。 静岡県では、どのようなリスクがあるか知らない、避難のタイミングが 分からないという方に、「わたしの避難計画」の作成を推奨しています。 「わたしの避難計画」を作ると、災害の種類ごとに「いつ」「どこに」避難 すればよいか、簡単に把握することができます。 スマートフォンでも簡単に作ることができますので、左のQRコードか らアクセスしてみてください。

                                      (担当:河村)

東部地域で話題の取組紹介

静岡県東部地域で活躍されている個人・団体の皆様の 取組を当局職員が取材し、紹介します。

全国に先駆けて活動する御殿場市消防団女性部の歩み
ー 御殿場市消防団女性部部長 木村理絵(きむらりえ)さん ー

御殿場市消防団女性部は東日本大震災があった2011年に発足し、現 在(2023年9月時点)15人の団員が在籍しています。活動内容として、 災害ボランティア本部の立ち上げ訓練への参加や陸上自衛隊第34普通 科連隊(板妻駐屯地)との定期訓練などを実施しており、全国に先駆けた 活動をしていると注目されています。 しかし、発足当初からこのような活動を行っていたわけではありません。 女性部部長の木村さんは「女性部の役割は後方支援となっていましたが、 業務内容が漠然としており、仕事を考えて作るところからのスタートでし た。」と当時を振り返ります。

ゼロからスタートした御殿場市消防団女性部が、全国に先駆けて様々 な活動を行うようになった経緯とは…。そこには“木村さんをはじめと する消防団員の積極的な行動”と“人とのつながり”がありました。詳細 は東部地域局公式noteを御覧ください。

■関連する静岡県の取組紹介
昭和60年には県内に約26,000人いた消防団員が、 現在は約17,000人まで減少しています。静岡県では、 一定の要件を満たした消防団員を雇用する事業所の事業税 を軽減する消防団の活動に協力する事業所等を応援する 県税の特例に関する条例を定めています。

                               (担当:鈴木)

多様性を認め合える社会へ
ー RainbowDooRしずおか 代表 後藤理玖(ごとうりく)さん ー

RainbowDooRしずおかは、LGBTなどの性的少数者の居場所 づくり事業、相談事業、学校現場などでの啓発・研修活動に取り組 んでいます。 代表の後藤理玖さんは、令和5年9月2日に富士宮市役所で開催 した「第3回富士宮人づくり講座」で、トランスジェンダーとしての御 自身の経験や、多様性を認め合える社会に向けて伝えたい思いな どを講演されていました。「 『普通の尺度』や『幸せの形』は人それぞ れであると理解すること、人の痛みや悩みを想像することが大切」 とお話しされていました。 詳細は東部地域局公式noteを御覧ください。

■関連する静岡県の取組紹介 県では、令和5年3月1日から「静岡県パートナーシップ宣誓制度」を開始しました。 パートナーシップとは、「お互いを人生のパートナーとし、相互に責任を持って協力し合うことにより、 共同生活を行うことを約束した二人の関係」のことです。 性の多様性への理解を広め、誰もが自分らしく安心して暮らせる環境づくりを進めていきます。

                                           (担当:中野)

「伊豆・富士山歴史絵巻Webスタンプラリー with大河ドラマ館」 のPRイベントを開催しました!

9月29日(金)に、道の駅伊豆ゲートウェイ函南で「伊豆・ 富士山歴史絵巻Webスタンプラリー with大河ドラマ館」 のPRイベントを行いました。イベントではブースを設置し、 チラシやノベルティを配布しました。また、施設内のラジオ ブースから公開生放送された『K-MIX LIFE! LIFE! LIFE!』に担当者が生出演し、スタンプラリーのPRを行い ました。たくさんの方にお越しいただき、とても賑やかな イベントとなりました。 スタンプラリーは11月30日(木)まで開催中です。 ぜひ御参加ください!

                          (担当:駒谷)


北条家の歴史を伝える 企画展「いずのくに 北条の郷」

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送をきっかけに、北条家ゆかり の地として注目を集めた伊豆の国市。大河ドラマ館が設置されて いた韮山時代劇場で、現在、企画展「いずのくに 北条の郷」を開催 しています。 企画展では、「源頼朝の『小さい観音像』」をはじめとしたドラマ内 で実際に使用された小道具や衣装のほか、市内の北条家ゆかりの 史跡やドラマ撮影で使用したオープンセットの見所を紹介したパネ ルなどを展示。10月下旬から11月上旬には展示替えも予定してい るため、何度訪れても楽しめる内容となっています。 ドラマのシーンを思い起こしながら、改めて地域に残る北条家の 歴史に思いを馳せてみませんか。 ※最新の情報はHPにて御確認ください。

開館期間:令和5年7月22日(土)~12月17日(日)
開館時間:午前9時30分~午後3時30分
開 館 日:土・日・祝 入 場 料:無料
会 場:韮山時代劇場(伊豆の国市四日町772)
主 催 者:伊豆の国市観光文化課

                         (担当:小玉)