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猫と本

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ウチの猫と十二国記以外の読書についての記事です。
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#読書の秋2020

謎の装置 「ノルウェイの森」という小説

#読書の秋2020 のための改稿 一度だけ読んだ。登場人物に全く感情移入できないままラストに…

読む猫
3年前
29

「神去なあなあ日常」は2時間の映画じゃ表現しきれない だって「日常」だから

だから映画は「WOOD JOB!」というタイトルで、林業のリアルと主人公平野勇気君の恋と…

読む猫
3年前
12

海辺でMelville underwater cameraを拾ったら

海辺で、もしあなたや一緒にいる誰かが 「メルヴィル・アンダーウォーター・カメラ」を拾った…

読む猫
3年前
16

一生一度の読書体験とジレンマとネタばらし

自分の周りの景色がぐわんと回って真っ白になり、頭の中がしびれるような読書体験をしたことが…

読む猫
3年前
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大人がじっくり読める「字のない」絵本 ~何時間でも何度でも~

#読書の秋2020  のための改稿 文字が一言も入っていない、絵だけで構成された絵本、けれども…

読む猫
3年前
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【十二国記 感想】 「白銀の壚 玄の月】に描かれたもの

#読書の秋2020  のための改稿 ネタバレあり 18年待ち続けた「十二国記」最新刊。発売から半…

読む猫
3年前
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大人がじっくり読める「字のない」絵本 ~何時間でも何度でも~

文字が一言も入っていない、絵だけで構成された絵本、けれども大人がたっぷり「読書」できる。そんな絵本があります。 「アライバル」 ショーン・タン (著) 川出書房新社 2006年に出版されたオーストラリアの作家の絵本です。 大きくて(32cm×24cm)、厚くて(約1.5cm、内容も)、ついでに重い(ほぼ1kg!そして部分的に内容も)。絵本、ですが「本当に絵本だろうか」と思うくらい内容が濃いのです。文どころか文字一つない、絵だけの本なのに。 「到着(arrival)」とい