Webサービスをつくって黒字化させた1ヶ月の軌跡

黒字(労働力無償)(キャプボは趣味のお買い物なので度外視)です。まごう事なく。

はじめに

ご高覧頂きありがとうございます。

先日、サービス開発したので使って下さいというnoteを書いたところ、ありがたいことに想像以上の反響を頂きました。
更にありがたいことに、サービスが機能する程度のユーザーが付き、サービスのライフサイクルが1周して、一区切り付けられました。

本稿は、ゼロからサービスを立ち上げ、そこそこ使ってもらえ、サーバー代は賄えるくらいの収益を上げられるようになるまでの過程を記すものです。

お付き合い頂けますと幸いです。

サービスの概要

詳しくは以前に宣伝noteを書きましたのでそちらをご覧ください。

端的にいうと、刃牙世界の徳川のじっちゃんです。
強敵と戦いたいA君とB君を引き合わせるサービスです。

黒(字に至るまでの)歴史

開発開始

GWのはじめ、4/29から開発を始めました。

筆者はこれまで、幾つかサービスを作ろうとしては、風呂敷を広げ過ぎて、志半ばで情熱を失い放置する、ということを繰り返していました。

そこで、今回は最低限の機能をまず世に出して、とりあえず使ってみてもらおうと決めました。
(面白くないので)いつもは後回しにするユーザー登録の機能から作り、マッチング機能、勝敗記録とレート計算機能まで作ったところで、ロゴを作成してTwitterアカウントを作成して世に出しました。

5月1日にツイートしてるので、開発開始から3日ほどで世に出してますね。
午前6:22に投稿していることから、ほとんど寝てないことが伺えます。

これが執筆時点で1,332いいね、680リツイートと想像以上に伸びました。
多くの応援コメントを頂きましたが、中には批判的な意見もありました。

αテスト開始

後から調べて知ったんですが、αテストって普通は社内とかで行うもので、世に出しはしないみたいです。

ツイートの伸びに反して、αテストではまったく使ってもらえなかったです。
使ってもらえなかった理由は未だよく分からないですが、不具合を孕んでると言ってるものを人はわざわざ使わないってことでしょうか。

使ってもらえないまま、5月9日にαテスト終了と言っています。
ちょっと使ってもらえた風な言い回しをしてますね。見苦しいです。

それまでの間は機能拡充を進めたり、背景を作成したり、発信力のあるYoutuberの方に使ってみてくれとスパムアカウントの如くDMを送ったりしてました。

古の遊戯王オタクしか喜ばない背景

もちろんDMはことごとく無視されましたが、お一人だけ、それも新進気鋭で今をときめくYoutuberの方が色良い反応をくれました。
一度は「いついつ配信告知のツイートをします〜」って話まで進みましたが、結局その話もなくなり、心を蝕まれました。

アドラー大先生は「すべての悩みは人間関係にある」と言いますが、やはり人が絡むと精神の消耗が激しかったです。

αテスト終了後

人の行動を気にすることに疲弊して、「どうしたら使ってもらえるか」は、いったん見て見ぬ振りしながら、機能拡充を進めました。

戦績を見やすく表示したり、レート推移をグラフで表したり、「自分で使うならこういう機能があると嬉しい」を基準に開発していきました。

そうこうしてたらβテスト開始の前日になっていました。
「どうしたら使ってもらえるか」については無視したままのため、これではαテストの二の舞になると思い、藁にもすがる思いでnoteを書き、個人名で宣伝しました。

これが182いいね、120リツイートと、思った以上に伸びました。

肌感覚でしかないですが、サービスを実際に使ってくれるユーザーはここで大きく獲得できたのかなと感じています。
それまではサービスアカウントの皮を被って機械的な告知しかしていませんでしたが、個人が発信して感情を前面に出したのが良かったのかしらと考察しています。本当かは分かりません。

βテスト開始

αテストとは打って変わってサービスを使ってもらえるようになり、顕現した不具合を解消したり、ユーザーの問い合わせ対応に追われました。
そうすると、βテスト開始後わりとすぐにサーバーの無料枠を突破しました。

この辺から、収益を上げることを本格的に考える必要があるなと思い始めました。

また、自分でサービスを使う配信もしました。
ユーザーが応援や改善点をコメントくれるのが励みになりました。
サービスを広めるという意味では、流石に素人の配信では大した効果を得られませんでした。

そうして結局、201名の方に使ってもらうことができました。
ありがたいです。

βテスト終了後

サーバー代が赤字続きではやっていけないし、ユーザー集めにも乗り気になれないため、収益化の方法を考えました。
広告掲載の審査をずっと依頼してましたが、反応が遅かったり落とされたりで、思うようにはいきませんでした。

そこで、サービスに蓄積される対戦データを集計して、見やすく表示する機能をサブスク特典として追加しました。

一応、工夫した点として、サブスク登録していなくても何となくは見られるようにして、「思ってたのと違う」となるリスクを排除しました。
リスク排除はユーザー視点では不安の排除にもなり、登録に繋がるんじゃないかと考えています。

現在、ありがたいことに、このサブスクリプションに何名か登録頂けていて、サーバー代くらいは賄えている状況です。

おわりに

ざっと書き、誰に向けた内容やねんと思わなくもないですが、中々に濃密だった1ヶ月の思い出記録として、これからサービスを始める方に向けて1つの事例として、残しておくのも悪くないかなと思います。

サービスの方では6/8からまた新しいシーズンが始まりますので、よければご利用ください。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?