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「Grab」のココにご注意☆

数年前、タイ古式マッサージの国家資格を取得するためチェンマイとバンコクへ行きました。その時クラスメイト達が使っていて初めて知った「Grab」。その時は自分で使う機会がなくダウンロードしませんでした。
そして当時は完全英語表記でしたが、今は所々日本語で表示されるようになっていて、日本人には使いやすさが増しています。

今回のベトナム&カンボジアでは公共交通機関がほぼ使えず「Grab」必須。
予約が完了してドライバーが決まると顔写真と車両ナンバーが表示されるので、それらを頼りに(といっても顔写真は小アイコンなので判別困難)到着を待ちます。

タクシーだけでなくベトナムではバイク、カンボジアではトゥクトゥクも呼べて、どちらもタクシーより割安。
車の大きさや乗れる人数などによって金額が異なるため、いくつかの選択肢が表示される明瞭会計システムに「これは便利!」と喜びましたが。。。

カンボジアでアンコールワット遺跡群の入場チケットを買いに行った時のことです。街から少し離れたチケット売り場からホテルへ戻るため、タクシーを呼びました。すぐに「ドライバーが向かっています」の表示が出てドライバー本人から定型文コメントがきたのですが、タクシーは一向に現れません。
「待っています」とコメントをするも、ドライバーから応答はなく。
現状経路図を見てもタクシーが向かってくる様子はなく、10分ほど待ちましたが結局タクシーは現れず。。。とここまでは仕方ない、で済むのですが、
問題は、支払いが完了してしまっていたことなのです。

「Grab」はクレジットカードで支払う設定にすると、ドライバーが決まった時点で決済されてしまうのです。問題なく乗れればいいのですが、この時のように「乗ってないのに決済だけされた」というリスクがあります。

アプリの履歴から返金請求をして、数日後には返金処理されましたが、旅行中に何度もアプリを確認したり、ヘルプセンターとのやり取り(翻訳してコピペしながら)は、かなりのストレスでしたし何よりその時間が勿体無い!
ということで私は、シンプルに降車時現金支払い、をお勧めします。

この一件の後、クレジットカードの設定解除ができず、連れにアプリを新規ダウンロードしてもらい毎回現金支払い、という方法を取りました。
今回のようなケースはレアなのかもしれませんし、クレジットカード支払いに設定すると、毎回現地紙幣を用意せずに済むのでメリットはあります。

ちなみにこの時は、運よくチケット売り場に客を乗せて来たトゥクトゥクのドライバーさんに声をかけ、お互いアプリを見ながら予約、乗車することができました。

アンコール遺跡群巡りはトゥクトゥクで!


またハノイの宿をチェックアウトした直後にもトラブルが。
帰国日でスーツケース2個を含む大荷物を持ったまま、歩けない距離のマッサージ店(予約済み)へ向かう、という時だったため移動はタクシー一択の状況です。

「Grab」アプリ上では「到着している」表示。
にも関わらず、それらしきタクシーが見つけられない、という事態に見舞われたのです。

宿は路地に面していたため大きめの道路まで出てみたのですが、
アプリに表示されているタクシーはまったく見つけられず。
とにかくすぐ連絡せねば!と電話するも、ドライバーさんはベトナム語しかわからない様子(汗)。
困った私は走って宿へ戻り、さっき見送ってくれたばかりの管理人さんに携帯電話を差し出しました。すると管理人さんは瞬時に事態を察してくれて、タクシードライバーを宿まで誘導してくれました!
必死の形相で走って戻ってきた日本人に、さぞドン引きしていたでしょう^^;

ちなみにこの管理人さんも英語は話さず、5日間の滞在中ずっと笑顔とジェスチャーだけでコミニュケーションを取り続けました。
消耗品など必要な物やお金のやり取りは、ホテルサイト「Bookning.com」アプリ内で宿オーナー(別人)とチャット → オーナーから管理人さんへ指示 → 
この管理人さんが部屋を訪ねてくる という流れでした。

最初はお金のやり取りなどかなり不安でしたが、だんだんお互い慣れてきて、最終日にまさかのお助けっぷり。しかも何故か(初日にお金のやり取りで変な感じになったから?)チェックアウト時に手土産をくれました。もしかしたらオーナーからなのかもしれませんが、もはや確かめる術はなし。
管理人さん、お世話になりました^^ありがとう!


地元の人しかおらず閑散としていたハノイ駅


「Grab」を使う前(訪タイ時を含め)。。。ショッピングモールやホテルのタクシーにも関わらず「お釣りがない」と言ってそのまま立ち去られたり、遠回りされたり、しつこい白タクに根負けしたりで、多めに取られること数回。
そもそも行きにくいとドライバーが判断した場合や、距離がある程度ない場合、流しのタクシーは乗せてもくれません。
東南アジアのタクシーは残念ながら、まだまだ安心して利用できないのが現状なのです。

一方「Grab」に登録しているタクシードライバーは、どの人もきちんとお釣りを用意しています(評価やクレームになったり登録抹消もあるのかと)。
そういう意味でも安心感がありました。

料金表示画面の選択時点で「Grabプラス」のタクシーを選ぶことも、リスク軽減のポイントだと思います(少し料金は上がりますが)。

私は利用しませんでしたが「Grab」内にはフードやMart、速達もあるので、
使いこなせば利用価値大!長期滞在者にも強い味方になりそうです。
また今後は、日本のようにタクシー車内での電子決済が出来るようになるかもしれません。
ともあれ「Grab」は東南アジア旅行に欠かせないアプリですから、
是非ともシステム改善していって欲しいものです。
そして日本語表示についても今後に期待ですね。

「Grab」バイクに2人乗りで出退勤するベトナミーたち

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