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僕と、みなみ

12月16日のことなんですが、色々とお世話になっている米倉まなさんのオンラインサロン「ここちめいど」にて「推しを語る会」というものが開かれました。

好きなものについて7分間プレゼンをするという趣旨のもので。
もしよければということで、僕は発表者をさせて頂くことになりました。

何を語ろうか。
そうだ、星野みなみさんをテーマにしよう。
すぐに思い立ちました。

それでですね、このプレゼン資料を作るためにまずは星野さんについて思った事を書きだしてみようと。
で、書いていたら、まぁまぁな量になってしまって。
さすがに7分間でこれを全て伝えるのは難しいと思ったので、かなり削ったんですけど、せっかくなので、その時書いたものをnoteに残しておこうかなと思って今回投稿することにしました。

以下、僕が思う乃木坂46の星野さんについて書いていきますが、もしかしたら間違ってるところもあるかもしれないのでファンの方許してください。


乃木坂46との出会い

僕は乃木坂46が好きです。
最近では生田絵梨花さんが卒業したことがTwitterのトレンドになったりと、今や日本を代表するアイドルグループにまで登りつめたといっても過言ではないと思います。

乃木坂46は2011年8月21日にAKB48の公式ライバルとして結成していまして、名前の46はAKB48より2人少なくても勝てるというコンセプトを反映したものだそうです。

一応ライバル設定ということと、僕の本業がマーケターでもあるので、この2グループを簡単に比較してみます。

比較グラフ

これはGoogleトレンドという、検索量を表した図です。

まずAKB48。
検索量は2012年にピークを迎えてここから下落していきますが、この年にエース前田敦子さんが卒業しています。
その後主要メンバーの卒業が続いたことでだんだんと人気に陰りが見えてきたのでしょうか。

つづいて乃木坂46。
結成時はそれほどでしたが、着実に人気を集め、2016年1月に検索数でAKB48を抜き、翌年には「インフルエンサー」でレコード大賞受賞。
ここら辺りが名実ともにAKB48に勝った瞬間と言えるかもしれませんね。

ちなみに僕が乃木坂46を認識したのは2014年の4月ころです。
きっかけは、8枚目シングル「気づいたら片想い」のセンター、西野七瀬さんが、乃木坂46の冠番組「乃木坂って、どこ?」の企画でマカオタワーからバンジージャンプをしたことでした。

乃木坂46はシングルが発売されるたびに、ヒット祈願という過酷なチャレンジをして、シングルをPRするという企画をやるんですが、この時のチャレンジがマカオタワーからのバンジージャンプ。

バンジージャンプ

メンバーはマカオを旅しながら、色々なゲームをして点数を競い、最下位だった人が飛ぶという内容でした。
で、なんやかんやあって、西野さんが飛ぶことになります。

233mもあるバンジージャンプは飛んでから地上に降りるまで5秒かかるみたいで、このバンジーが怖いのは、飛ぶ瞬間と落下中にまだ落ち切らないのか、と感じることだと、誰かが言っていました。

これまぁ飛んだからって売れるわけではないですよね。
今のアイドルってこんなことしなくちゃいけないんだなー大変だなーと感じてました。
ジャンプ台に立った西野さんはすごい泣きわめくんですが、覚悟を決めて飛ぶんですね。結構すぐ飛ぶんです。

それ見た時に、可愛いとかステキとかじゃなくて単純に感動して、涙が出てきました。
よく分からないけど、マカオに連れてこられて、よく分からないままバンジーする事になって、大人は理不尽だなぁみたいに思ってますよきっと。
でも自分はこの曲で初めてセンターに選ばれて、頑張ろうみたいな、その気概が見えました。
ただただ頑張ってる姿に感動したんです。

そのときに乃木坂46をちゃんと認識しました。
1つのことにハマると僕は結構凝り性なので、それから多分1ヶ月くらいで過去の動画もほとんど見たし、他のメンバーのことも大概調べたような気がします。

ですが、この頃はまだ星野さんについて、そんなにだなぁって感じではありました。


中元日芽香さんとらじらーサンデー

西野七瀬さんきっかけで冠番組「乃木坂ってどこ?」を見ていて、次に気になったのが中元日芽香さんでした。

アンダー(表題曲に出ないメンバー)が多かった中元日芽香さんの、ひたむきに頑張ってる姿や、笑い方、たまに見せる闇の部分など、本当に素敵で。
あと単純に顔が好きでした。

当時中元さんはオリエンタルラジオさんと「らじらーサンデー」というラジオ番組をやっていて、乃木坂メンバーが毎回ゲストとして来ていました。
で、あるとき星野みなみさんがゲストで来たんです。

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左が中元さん、右が星野さんですね。
掲載していいか分からないので、ちょっと何らかの形で聞いてほしいんですが、星野さんは顔もカワイイんですけど、声が本当に魅力的です。
甘い、力の抜ける声です。

らじらーサンデーではメンバーに言ってほしいセリフを募集した企画が多く行われていました。

星野さんは顔がかわいらしく、いわゆる「妹み」が強いメンバーだったので、仕上がりきった純度の高い乃木坂ファンは、そういう「妹み」を感じるセリフばかり投稿していました。
らじらーのリスナーは本当に天才だったと思いますね。
星野さんに「お兄ちゃん」と言わせたら右に出る者は多分いないんじゃないか。

いや、違います。
僕には別にそういう癖はありません。

ちなみに中元さんも「妹み」が強くて、星野さんとの「おにいちゃんゼリフ」対決や「ばぶぅ」対決は寝る前と出勤中の電車の中でよく聞いていました。
これが何回聞いても、どう頑張ってもニヤケてしまうので、それを隠すために真夏でもマスクをしていたものです。


ラジオでの星野さんの声を好きになって、番組でも認識するようになっていきました。
そうするとですね、あれ、どのシーンでも目で追っかけている。

「みなみちゃんはこの企画楽しんでるのかな」
「あれ、みなみちゃん今日すごいうつってるな」
「みなみちゃん、発言できてえらいねぇ」

トリコでした。
みなみのトリコ。
すいません、気持ち悪いって思わないで。

きっかけはラジオ、星野さんの声。
それだけじゃなくて、どんなセリフだったとしても、完璧にやり切るそんな姿勢。
アイドルとしての職務を全うする、そんな彼女を僕は好きになりました。


星野みなみさんという人

僕が星野さんを好きになったのは、13枚目シングル「今、話したい誰かがいる」くらいだったんですが、実は星野さん、初期はフロントメンバーでした。
センターの生駒里奈さん、先日卒業された生田絵梨花さん、そして星野みなみさん。
3人のフロントメンバーの頭文字をとって、「生生星」なんて呼ばれたりもします。

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御三家といえば、白石松村橋本じゃなくてこっちだろう、とね、戦争も起きかねないのでこの辺にしますけどね。
僕はこの頃まだ乃木坂46自体を知らなかったですが、まぁとにかくメインメンバーであったことは間違いないです。

ただですね、13歳で乃木坂46となった星野さんは当時絶賛反抗期だったようで。

・番組のアンケートを書かない
・体重管理できない
・乃木坂のメイクルールを破って眉毛細くする

などなど、悪行を働いていたわけですね。
それが原因だったか定かではないですが、段々とメインメンバーから外れていってしまって、ついにはアンダーになってしまいます。
それは奇しくも僕は乃木坂を知った8枚目シングルの時。
こちらが最新シングルまでの星野さんの立ち位置です。

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福神は表題曲前列のメンバーのことです。


反抗期を終えてからの星野さんには、アイドルにちゃんと向き合おうという意志があったように思えます。
それは、選抜発表時のバナナマンさんとの会話でも見て取れます。

14枚目シングル「ハルジオンが咲く頃」の選抜発表時のこと。
選抜発表は乃木坂の冠番組のスタジオで行われ、呼ばれたメンバーはMCのバナナマンさんと少し会話をするんです。

その時に、星野さんは握手会でファンに「強みがないのに選抜に入れてラッキーだね」みたいなことを言われたと告白。
本人もそれに傷ついていて、本番中に涙を流してしまいます。
それを見たバナナマンの設楽さんが「そんなこと言ってるやつの方がダメだから。そいつより絶対星野頑張ってるよ」というんです。
設楽さんかっこいいですね。

星野さんのこういったこと発言からも、頑張ろうともがいてる姿が見えたような気がします。

そこからはもう快進撃ですよね。
選抜も定着し、福神にも選ばれることが多くなりました。

「みなみちゃん、V字回復できて、えらいねぇ」


星野さんは真面目だ

もう少し星野さんの魅力を語らせてください。
魅力はすでに出ちゃってる部分ありますけどね。

僕の思う星野さんの魅力って、顔と声可愛いもあるんですけど、一番は素直で真面目で何でも全力で取り組むところ

先の冠番組の中でもちょっとイラっとしちゃったり。
それは素直に言葉を受け止めるからなんじゃないかなと思うのです。
そんな性格的かわいらしさ。

素直で真面目で全力。
これについて印象に残ってるシーンがあります。

何度か出てきていますがヒット祈願での出来事。
ヒット祈願は結構過酷で、富士山に登ったり、氷瀑という氷のがけを登ったり。
その企画の1つで、水の入った桶(4キロ)を持って階段をのぼるというヒット祈願があったんですね。

2017年に「あさひなぐ」という薙刀部の活動を描いた漫画の実写映画とミュージカルを乃木坂メンバーがメインキャストとなってやっていた時期で、その時に発売された19枚目シングル「いつかできるから今日できる」のヒット祈願。
作品の主人公、東島 旭が修行をするために行っていたのが、この桶持ち階段のぼりで、参加したメンバーは、秋元真夏さん、高山一実さん、そして星野みなみさんの3人。

多分持つだけでも大変なのに、さらに石段をのぼる。しかも結構な段数を。

とてもつらそうでした。
番組の編集的には地味なヒット祈願だ、と言われていましたが、僕はもう見てるのがつらかったです。
そんなに頑張らなくていいのよみなみちゃん、と。

で、一往復終わったところで星野さんは足が痙攣してしまいます。
いえ、足だけではなくって体全体が震えているのです。
無理をしたからです。

その姿が確かにちょっと面白いのもあって、メンバー、スタッフは笑うんですけどね、星野さんは言うんです。
「頑張った結果なんだから笑わないでよ!」と。

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そう、頑張ってるんです。
星野さんは、彼女にとって過酷なこのヒット祈願に全力で向かっているんです。

あぁ、一瞬でも痙攣して震えてるみなみちゃん可愛いなと思った自分を恥じたいです。

ただ可愛いだけじゃなくて、つらいことにも真剣に向かっていく、
そんな姿勢が一番の魅力なんじゃないかなと思っています。

「みなみちゃん、階段のぼれて、えらいねぇ」


星野さんはヒット祈願請負人だ

この桶持ち階段上りもなんですが、富士山登山も氷瀑のぼりも星野さんはヒット祈願メンバーとして選ばれています。

そうなんです、星野さんは結構過酷なことやらされています。
これは初期のころ、番組のアンケートを書かなかったり、あまりやる気が感じられなかったこともあって、もっと頑張らせよう、みたいな番組サイドの意図があったのかなとは思いますけどね。

途中からもうヒット祈願常連みたいな、とりあえず来ましたくらいなテンションでやっています。
ヒット祈願に呼ばれ過ぎて星野さんは
「いつになったら私を許してくれるんでしょうか」
「元々違う仕事が入ってたのに山優先になった」
などと言っています。

21枚目シングルの「ジコチューで行こう!」のヒット祈願にいたっては、直接参加はしないけど、メンバーの齋藤飛鳥さんが不安だからという理由で呼ばれています。
星野さんはヒット祈願におけるパワースポットと化しているわけですね。

そしておそらく見てる側も
「今回のヒット祈願にみなみちゃんは出るか」
これは気にするポイントになっていたと思います。

もしかしてヒマなんじゃないか・・・。
いやいや、そういうことではありません。
星野さんがヒット祈願すればヒットするんですよ。

ヒット祈願でもう1つ印象的なのは、やはり5枚目の時でしょうか。
5枚目シングル「君の名は希望」と言えば乃木坂46のことは知らなくても聞いたことある、くらいの有名なやつですよね。

企画はスカイダイビング。
意味わからないですよね。スカイダイビングしたら曲売れるのかっていう。

しかもこれは誰がやるべきか、その時のフロントメンバー8人で討論して決めるというもの。
これに星野さんは最後の2人まで残ってしまうんです。
理由はやる気が感じられないから、たまには頑張れみたいな事だったと思います。

まだ14歳、15歳くらいだった星野さんは、反抗期中だったので、出るんですよね、名言が。
スカイダイビングやりたいですかとスタッフに聞かれて、

「やりたくな~い」

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この頃から可愛いから何言っても許されるみたいな空気と、テロップのハートが定着していきました。
結局スカイダイビングはもう一人最後まで残っていたの秋元真夏さんが飛ぶことになりましたが、ヒット祈願の中でも名シーンだったなと思います。

「みなみちゃん、飛ばなかったけど、最後の2人まで残れてえらいねぇ」


曰く、星野みなみは”可愛いの天才”だ

星野さんはいつからかファンの間でこう呼ばれるようになります。
“可愛い”の天才」と。
天才的に可愛いのではありません。
“可愛い”という状態における天才ということです。

僕はこの事象が起きている原因について5つの要素に分解できるなと思っています。

・自分に求められている可愛さを理解するスピード
・求められる可愛さを真剣に行う実行力
・自然に出来てしまう器用さとナチュラル感
・甘やかされて育ってきた元来の人たらしセンス
・顔と声(割愛)

それぞれの要素を簡単に説明していきます。


・自分に求められている可愛さを理解するスピード
何をすれば自分が可愛くなるのか、星野さんはそれがすぐに分かります。
反抗期を乗り越えてアイドルの自分と向き合うことで、自己分析がしっかり出来ているからこその能力だと思います。

・求められる可愛さを真剣に行う実行力
理解をしたうえで、星野さんは自分を可愛く表現するために、たとえどんなに恥ずかしいことであっても完遂する力があります。
要求されていることを愚直に実行する、真面目さとプロ意識がなせる業です。

・自然に出来てしまう器用さとナチュラル感
理解し実行できたとしてもそれがわざとらしく見える人はいると思いますが、星野さんにおいては全くそう見えません。
やっていることをあくまでも自然なかたちで魅せているのです。
つまり「自然可愛い」なのです。
一つ一つの仕草からあふれ出る彼女感は唯一無二だと思います。

・甘やかされて育ってきた元来の人たらしセンス
星野さんは甘やかされて育ってきたそうです。
どうやって甘えたら許されるかが分かっているのでしょう。
何をしても許されるオーラが、星野さんの可愛らしさに拍車をかけ、テロップすべてにハートをつけてしまうのでしょう。


・顔と声
言わずもがなです。割愛。



”可愛いの天才”シーン3選

上記の要素を踏まえ、僕が個人的に”可愛いの天才”が現れたシーンを3つ紹介します。

1.齋藤飛鳥さんとのスペイン旅
齋藤飛鳥さんとのスペイン二人旅企画の終盤。
海の見えるバーででお酒を飲んでるシーンです。

13歳で乃木坂に入りお酒を飲めるまでになった2人が乾杯するのは感慨深いですよね。

テンションが上がったからか、星野さんはややハイペースでお酒を飲んで、じたばたします。
それを心配した齋藤飛鳥さんに星野さんは
「酔っぱらってないから、大丈夫だから」と。
これもね、可愛いんですけど、最後あたりですね。
星野さんが
「(一緒に)また来たい?」と。

キャプチャ3

ここです。
天才ポイント。
上目遣いのバランスとそれを仕掛けるタイミング。
ここまでの会話の内容。
声。
表情。
すべて完璧。

齋藤飛鳥さんを落とすつもりだったんでしょうか?



2.乃木坂がペットになったら
これはNOGIBINGOという番組の企画の1つ。
もしも乃木坂がペットになったら。
ふざけた企画ですよね。しかしそれがいい。

星野さんはウサギになって、飼い主の橋本奈々未さんとかくれんぼをします。

そして見つかった時のセリフ。

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「見つかっちゃたピョン」ですよね。

目が完全に閉じるタイプの笑い方と、このセリフ選び。
完璧ですね。
飼いたい。


3.乃木坂46時間テレビ遅刻
乃木坂46時間TVという企画。
46時間通しで企画を行っていくというもので、メンバーが交代で司会を行うのですが、2日目朝一の司会担当だった星野さんは遅刻をしてきます。

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理由は“ちゃんと寝てたから”

ファンの間では、
「みなみちゃん、ちゃんと眠れて偉いねぇ」
「起きてスタジオに来ただけでも達成」とも。

”可愛いの天才”星野みなみは、何でも許される、それを証明してみせた屈指の名シーンだと思います。

他にもですね、声可愛い選手権とか、あと設楽さんに太ってたいじりされたときの「ねぇ~」とか。
多分いくらでも出てくるんですけど、今回は厳選してこの3つとさせていただきました。


僕と、みなみ

ここまで色々と星野さんの事を書かせていただきました。

少しでも星野さんの魅力が伝わったら嬉しいな、なんて思います。
そんな星野さんですが来年2月に卒業することを発表しています。

僕は乃木坂46の握手会に一度も行ったことはありません。
欅坂46のは1回あります。
ライブも神宮でやったやつを1回だけですし。
ミュージカルはまぁ、数回行きました。
あ、写真集は買っています。

それほどアクティブな乃木坂ファンではなかったんじゃないかなと思ってます。こういうファンは多いのではないでしょうか。
でも、この卒業というのを聞いた時に、本当に何か、心にぽっかり穴が開いたような。
会社休もうかと思いました。


でもね、少し予感はしていたんです。
熱愛報道があったこともですが、一緒に10年間走ってきた仲間が次々に卒業をしているんですよね。
最初は28人いた1期生はもう後4人。
やはり卒業していくものなんでしょう。アイドルは諸行無常だ。


まだまだ星野さんの魅力はたくさんあります。
星野さんはフラッシュ暗算ができます。頭がいい。
陸上部だったから運動神経もよくて、ダンスをすぐに覚えることで有名です。

4枚目シングルで急に選抜入りした秋元真夏さんに最初に声をかけたのが星野さんだったそうです。

星野みなみなら何でも許されるという状況を作り出した“可愛いの天才”は、人としても、とっても魅力のある人だなと思います。

最後に。
僕はまだまだアイドル星野みなみを見ていたい。
卒業までの残りの時間、しっかりみなみちゃんを追いかけていこうと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

よろしければサポートお願いいたします。 カフェで書くことが多いので、コーヒーを飲ませていただければと存じます。