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そっちじゃない夢の話

見えないけれど、そこには確かにスペースがあって、一人抜けたら一人やってくる。欲張ったって、そのスペースは増えたりはしないし、逆に無くなったりもしない。学校のクラス替えみたいに何度も何度も入れ替えがあって、これはもう自然に委ねるしかない。それにしてもだ。今月は特に多くの人が抜けていった、気がした。実際のところまだ分からないけど、感覚的にはとてもそう感じた。歳をとるごとにスペースを空けることが面倒で億劫になってくるが、空いちゃったもんはしょうがない。なんなら、今回は空けっぱなしにしてみることにした。そして、既に面白そうな予感がある。

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575字

2018~2022年までtumblrに掲載されていたアーカイブ記事と未公開記事をまとめたエッセイ集。

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